ポジション管理ができてなかった…とはいえ、相変わらずひどいスプレッド拡大…ドルカナダ買い、ユーロポンド売り、小口でポンドドル買い

クリスマスはまったくレートが動かず

ずっとホールドしていたドルカナダだが、

早朝、ポジションを確認すると、一部の口座ですべてが切られていることに、一瞬、自分の目を疑った。

 

今朝がた、またもいつものライオンだけがいきなりスプレッドが開き

実勢レートにない、1.3130アッパーまで売値が広がり、またもこの口座のみドルカナダのロングで損切りを食らっていたのである。

 

ドルカナダはいまだ買い目線のため、そこから買えればまだましながら(ましでもないが…て)

ビッドレート(売りレート)は、1.3130をつけながら、

アスクレート(買いレート)は1.3160と上に広げるという極悪っぷりで、

買おうにも、1.3160アッパーしか買えないという悲惨な状況となった。

 

デイトレなど、20~30pipsも取れれば上等な世界なのに、スプレッドだけで30pipsも広げられてしまうようだと、デイトレ前提のポジション量で耐えられるわけがない。

 

別の口座ではドルカナダロングは、そんな日取りスプレッド拡大はなく、すべて生き残っているが、

この口座だけがドルカナダロングが消滅させられる、というのは、いつもながら、やはり納得がいかない。

 

メイン口座でないながら、今年1年この口座ではけっこう取引したが

来年からは、この口座についてはやるとしても、いまより取引量をはるかに落としてやろうとあらためて思った。

 

ドルカナダロングは、とりあえずこの口座以外はキープした状況で、いつものようにスプレッド切りされたこの口座でもドルカナダを買いなおした。

 

この口座でドルカナダを買いなおすことに意味はあるのかとも思ったが

ドルカナダが上昇するなら、

いかにスプレッドを拡大して売り方や買い方を切ろうとしても、最終的に買い方に利益が乗ることとなる。

 

恣意的に買い方を損切りさせようとしても

インターバンクが上昇を示しているとすれば、さすがにやたらめったら売りレートを下に広げることはできないだろう。

 

まだまだ欧米が休暇ムード漂うなか

本日はまたあらためてポンドを取引することとした。

 

本日はポンド買いである。

 

その前提でユーロポンドの売りとポンドドルの買いを加えることとした。

 

ポンドは今月一貫して売られ続けていたが、本日今月になって初めて、前日の高値をわずかながら上抜いた。

 

前日の日足高値上抜けは、12月19日も起こったが、このときの前日足は陰線で

しかもこの高値更新は英政策金利発表時の日通し高値更新の瞬間の一瞬で、その上昇はダマシとなって、そこから大きく反落したが、今回の前日高値抜けの基準となる日足は陽線である。

 

もちろん、前日は12月25日のクリスマスで、流動性が1年のなかでも最低の日柄となり、この陽線自体が信用に足るのかという考えもあるが、

日足は日足であり、テクニカル的にみれば、クリスマスがどうとかいう日柄は関係なく、その痕跡として確かにチャートに刻まれることとなる。

 

現在の取引はAIも多く主導しており

AIにとってはクリスマスなど関係ないはずだ(もちろん、こういう祝日的な意味合いをプログラミングされていれば話は別だが…)

 

これはユーロポンドにおいても同様で

今月のユーロポンドの戻り相場の流れがつづくなか

本日、ユーロポンドはこの戻り相場の流れの中ではじめて、前日陰線で引けた日足の安値を下に更新した。

 

この事実をいかなるトレーダーも考慮しないとしても、少なくともAIについては、それを考慮するAIがいないとは思えない。

 

短期ディールにおいて最も重要視されるのは日足である、と個人的には思っている。

 

ポンドは現在確実に売り圧力の低下を示し始めている。

 

ポンドドルはやはり10月半ばから1か月半にわたって続いていたレンジゾーンのなかに突っ込んでいったが、レンジの下限にまでその売りは続かず、レンジ上限の地点ですでに反発を示しはじめている。

 

これは教科書的にいえば、1か月半にわたって続きそれが上抜けしたレンジ上限のレジスタンスが、サポートに転換した、いわゆるロールリバーサルを示しており、

今月の押しの限界を示しているとみることができる。

 

さらにポンドの戻り根拠のほかに探るとして、

あえて自分があまり信用してはいないエリオット波動的な観点でみると

9月から反発上昇したポンドドルが、

上昇波を作っていたのは確実だが

今月の押しは、その調整の下落である可能性が高い。

 

ポンドの戻り波形をとりあえずの5波完成とみると、今月起こっている下落は調整の下落A波であり、

 

これが調整波であるなら、第5波の起点であると思われる、1か月半のレンジゾーンの下限までは届く可能性は低く

むしろ、このあたりから、上昇のB波が現れてもおかしくはないということになる。

 

無論、調整B波の後には、最後の下落波動C波がくるというのがエリオット波動の基礎だが、

この調整3波というのは、最終C波がA波の安値を更新しないこともしばしばある。

 

まあ、こういうのがあるからエリオット波動は信用し切れないのだが

 

いずれにしても、この修正3波が終われば

今年9月から続いていた上昇が5波の完成なら、この5波を一つの波とみればこれが、大きな1波としてカウントされ、

現在の調整ABC波が第2波となり、より大きな第3波が次に発生するということになる。

 

これがエリオット波動フラクタル視点である。

 

逆に、大きな波でみたときに、9月からの上昇がまだ5波を終えていないとし場合、最後の上昇が3波と考えられ、現在の調整下落は4波とカウントされ、この4波の下げ調整がいまとみることもできる。

そうなると、次の上昇は9月からの上昇を第3波と数えられ、次の上昇は第5波にカウントされる。

 

9月からの上昇がすでに終了した5波であったとしても、上昇途上の第3波であったとしても、次の上昇時には、今月初めに東京勢がつけた高値1.35をはるかに上抜くといことである。

 

まあエリオット波動はともかく、自分としてはレジサポ転換という観点からみて、ポンドルについては、1.2900を割れなかった段階で今月の売りにおける当面の底が確認されたとみており、

現在は上昇のターンに転換しはじめている考えている。

 

今月底値をつけたタイミングは、12月23日で、なんとも人間味のあるタイミングであろうかとも思る。

12月23日は、翌クリスマスイブを控えたもろクリスマス寸前でのタイミングで

もしかしたら今月のポンド売りは、クリスマスの祝日までのグリードどものひと稼ぎだった可能性があるようにすら思えてくる。

 

とはいえ、本日においてもポンドはじんわり上値が重い感じがするが

 

欧米の主力トレーダーが多く休暇に入っている本日、ポンドを売っているのは休日出勤的な欧米勢がゆえ、

そのポンド売りはこれまでのモメンタムに従った惰性的なポンド売りの域を出なくて当然ともいえる。

 

休日出勤してトレードするような輩は、勝手な印象では新人か下手くそくらいしか思い浮かばず

 

その手の連中が今月の地合いを転換させるようなアクティブなトレードをするとは思えない。

 

ただ、これは自分が思う欧米勢の休暇前のアノマリー(?)だが、

休暇前に欧米勢がつけた天底は、中期レベルの天底である場合が多く

休暇を明けて、その天底がふたたび更新されることは少ないように思っている。

 

このアノマリーに習うと、今月のポンド売りの大底は、クリスマス前の12月23日にすでにつけられた可能性が高くなり、ポンドは年末に向けて戻していく可能性が高いということになる。

 

今月徹底的に売られ続けたポンドだが

とはいえ、チャートを俯瞰してみれば

今年の相場を席巻したポンド売りの大相場はすでに終了し

やはり長期目線では上昇方向に転換しているように思う。

 

ということで、どこかでポンドを買いたい、となるわけだが、ポンドドルはすでに数日前の底値からからそれなりに上げ幅を作ってしまっており

いまさら買いに入るには逆行した場合の損失許容幅がちょっと大きすぎる。

 

ということで、ポンドドルは小口でロングすることにした。

 

それに対して、がっつりポジションを取れるのがユーロポンドである。

 

ユーロポンドについてもポンド売りによって上値を今月追い続けているが

ポンドドル、ポンド円、ポンド豪ドルなどが徐々にポンド買いに傾き始めている流れの中で

唯一、ユーロポンドが最もポンド買いにおいては出遅れている感があり、

ポンド買いが強まった場合に、もっとも下値余地があるように見える。

 

そもそも、ポンドドル、ポンド円、ポンド豪ドル、ユーロポンドと並べた時

 

対ポンドにおける、ドル、円、豪ドル、ユーロのうち

 

最もポンドが売られる説得力がないユーロとの組み合わせとなるユーロポンドが、最もポンド買いに出遅れている、という状況は

 

現在の為替相場において、ユーロポンド売りが最も相場が歪んでおり、最大の売りのチャンスであるように思えてならない。

 

ユーロポンドが下支えされるためには

ポンドの弱さに加えて、ユーロの強さも必要となるが、

売られ続ける必然性にかけてきた豪ドルならばともかく、

ユーロについてはそもそも買われるべき必然性がほとんどない。

 

それであってもユーロポンドが今月、300pipsも上値を伸ばしたのは、

とにかくポンドのみが徹底的に売られたという結果であり

ポンドがらみの通貨ペアがすべて強烈なポンド売りに傾いた状況に流されたまでで、

ユーロポンドにおける戻り相場において、

ユーロの状況はまったく考慮されていない。

 

もしわずかでも考慮されていたとすれば、ユーロポンドがここまで戻ることなどありえなかっただろう。

 

その意味で、今月一貫してあるポンド売りが転換までせずとも、その圧力が低下するだけで、大きく反落する可能性が高いのは

ポンド円でもポンド豪ドルでもなく

やはりユーロポンドである。

 

今年に限らず、ユーロは長期的に弱含んでおり、

短期的にはしばしば戻り相場を見せているとはいえ、その本日的な弱さは一朝一夕で転換するとは思えない。

 

これから10年先、ドルがどうなるか、円がポンドがどうなるかわからないが、

これらは高くなるか安くなるかわからない、という意味で

ユーロにおいては、10年先高い安い以前に、そもそもこの通貨自体が存続しているのか、というレベルの危うさを持っていると思っている。

 

現在のユーロは、その通貨自体が崩壊する、といったような材料はまだ示されていないため、安いとはいえ、まだまだ安定的な状況にあるが

 

どこかのタイミングで、ユーロはスイスショッククラスの大暴落が起こってもおかしくはない、とすら思っている。

 

現在のブレグジッド交渉で、英国とEU、どちらかといえば、EUのほうが上から目線でいるような感じがするが

 

有史以来、ほぼ無敗を誇ってきた大英帝国の地脈を引き継ぐ英国が、なぜ屈辱とも思えるEUからの偉そうなスタンスを甘受しているか、と考えると

 

近い将来、EUは、そんな傲岸な態度を骨の髄まで後悔するほどまで没落することを、英国はすでに予見しているのではないかとすら思える。

 

まあそんな長期的なストーリーはともかくとして、

 

ここからポンド買いが再開されるとして、

現時点で最もポンドを買い遅れているユーロポンドを

欧米がまだまだ休みムードのいまであっても、全力売りしてみようと思う。

 

しかし…今朝のドルカナダロングが切られたのは、ほんと萎えたわ。

 

最近の自分のトレードのひどさは、どんな好条件の取引会社で取引していたとしても負けていたと思うが、

 

収支が拮抗するような取引ができている個人投資家にとってみれば

 

どの会社で取引するかで、同じ取引であるはずなのに、収益がプラスにもマイナスにもなるほどである。

 

現在の為替取引を扱う業者の大半が、相対取引で、顧客と利益相反関係にあり

合法的なノミ行為が許され

業者が恣意的にスプレットを拡大できていしまう。

 

このFX業界特有の不公正さになんらかの規制をかけてもらわないかぎりは

 

為替取引が株取引のような公正なものとはなれないだろう。

 

こういうことがこれからも永続的に黙認される業界であるなら

 

自分もいつか株式投資に鞍替えしてしまうかもしれない。

 

ポジション

USD/CAD L 1.31547 1.31548 1.31569

EUR/GBP S 0.85443 0.85430

GBP/USD  L  1.29661