短期ディール狙いのドルカナダ売り

ドルカナダを売るにあたり、戻りとしてはいまの状況はかなり浅いが、

売り圧力が現在ならば、現状の1.5180アンダーの水準は戻り売りのポイントとなる。

 

ドルカナダは昨夜のNYから買い戻しが入っているが、現状のドルカナダは買豚の方が圧倒的につかまっている数が多く、

 

この辺りのレートはこの捕まっている買豚どもが逃げ場とする可能性が高いゾーンでもある。

 

ドルカナダは現状レンジブロックを下回り続け、自分がドルカナダが下落トレンドと考えた場合に再下限にあたるレンジブロック1.3130アンダー~1.3150アンダーの水準でその下割れをリジェクトし、

 

一段上のレンジブロックまで戻してきた。

 

このレンジブロックは上限が1.3175あたりにあり、がゆえに、この上限でいったん上げどまった形となったのだろうと思っている。

 

ドルカナダがこのレンジブロックを上回れば、ドルカナダの戻りはもう一二段続くことが考えられるが、それができなかった場合は、

ドルカナダはふたたび一本調子な下げを再開する可能性が高まる。

 

とうことで、1.3170アッパーを背中に見て

売りを入れることにした。

 

現在、ドルカナダは完全に下落トレンド転換しており、そこにコントラリアン(逆張り)どもが、どこまで踏みあげていくかである。

 

トレンドが転換するときは、たいてい、これまでの方向性を否定するような大陰線や大陽線が現れる。

 

10月末にドルカナダの下落トレンドを否定したときには、その戻り過程で3回にわたって、大陽線が現れた。

 

そこから先月のカナダ中銀の政策金利発表で大陰線が現れ、戻り相場の否定する兆しが表れた。

 

そこから今月のカナダの雇用統計において大陽線が現れ、下落トレンドのはじまりを否定するような兆しを見せたが、その上げ幅をすべて打ち消すことによって

その戻り相場も否定され、下落トレンドがより鮮明となったのが現在である。

 

そして昨夜は1.3120アンダーまで下落したのちに買い戻しが入ったが

これはさすがに下落トレンドにおいても一方的過ぎる下げであったことから、ここを買い場とみた買いも入って当然ではあろうと思うが、ここからの戻りで大陽線が現れる兆候はない。

 

昨夜のドルカナダの下落は相当に売りの乖離が突き進んでいた状況で、それ以上の売りを進めるのには相当無理がある状況だった。

 

ここにブレグジッドネタがまた噴出し、ポンド買いからの調整のドル買い圧力に乗じてドルカナダは戻りを試す結果となったが、こうした振り回しでドルカナダの現在の下落トレンドは否定できないと思う。

 

ドルカナダ

USD/CAD  S  1.31661  1.31658 1.31654 1.31636 1.31632