ドルカナダ売り上がってから、ユーロ豪ドルも売り。ドルカナダは下のレートを同値で消して、現在、ドルカナダ、ユーロ豪ドルショート、ポンドは買い場と見て、ポンドドルロング、ユーロポンドショート

ドルカナダは戻りが1.3170も抜け1.3180アッパーまで伸びたが、相場はオーバーシュートがつきものである。

 

ドルカナダは1.3230あたりを明確に抜けない限りは下落トレンドであり、自分としては延々売りあがり続けた。

 

もはやいまの自分にはドルカナダに買い目線はなく、上がればただただ売るのみである。

 

そんなドルカナダだが、最後に1.3180アッパーの売りを取ったところでトップアウトし下落再開。

 

ただし、その後下押した流れのなか、上のショートだけを残して最初のポジションを微益で決済して減らした。

 

USD/CAD  S  1.31661  1.31658 1.31654 1.31636 1.31632 → 1.3160 利食い

 

ポジションを減らした理由は、ユーロ豪ドルの戻りが予想以上で、こちらの売りをメインに積みたかったからと、別の通貨を買い持ちしたかってからである。

 

それはポンド。

 

ポンド買いの話の前に、まずはユーロ豪ドルの売りの意味から述べたい。

 

本日はポンドが下押しし、ポンド豪ドルが下げたにもかかわらず、ユーロポンド買いからのユーロ買いから、ユーロが強く、

ポンド売りの流れのドル買いからはポンドとともに豪ドルも対ドルで売られるというねじれた流れのなかで

 

ポンド豪ドルは大きく下押ししているにもかかわらず、ユーロ豪ドルは大きく上値を伸ばすという股裂けのような状況となった。

 

豪ドルが弱い流れではユーロ豪ドルの下落は心許ないが、

ポンド安の流れから、豪ドルは対ポンドに対しては強い。

 

本日はポンドのみが突出して売られているが、このポンド売りの流れで豪ドルも連れ安となっているなかで、ユーロのみが上値を追い続けるとは思えない。

 

そういうねじれた流れはともかくとして、そもそもユーロ豪ドルは自分の見立てでは1.63より上はかなりの買い超過ゾーンであり、売り待ちしていた位置である。

 

ということで、1.63より上でユーロ豪ドルを売りまくり、1.6270アンダーに下押ししたところで、半分ほどを利食いした。

 

さらにここからあえてのポンドドル買い追加。

 

ポンドは英選挙結果を受けて、一時、窓すら開いて1.35まで上げたが、今週は下押しし、1.31割れまで押しが進んでいる。

 

ブレグジッド後のEUとの貿易交渉がまとまらないまま、再来年に合意なきまま離脱するかもしれない、との不安感が台頭したようで、それがポンド売りをうながしているようである。

 

まあそんな悲観路線はともかくとして、今週のポンドの売り調整は、以前述べた、東京恥さらしトレードを削りに来た仕掛け売りであろうと思う。

 

英選挙の保守党勝利で、ポンドは先週窓を開いて、一気に500pips超上げたが、

これは英国と関係のない東京時間の話で、そこからあとは欧州もロンドンもNYもその高値を一切更新させずむしろポンドを売っている。

 

ポンドの売り地合いは本日に始まったことではなく、先週の東京勢の高値追いからあとから続いているのである。

 

かつての英国のEU離脱を決める国民投票米大統領選挙、このときもそうだが、英国でも米国でもない東京勢が、これら現地時間でもない東京時間に勝手にヒステリックにポンドを買ったり売ったり、ドルを売ったり円を買ったりして、極端な値幅を作ったあと、その東京勢のヒステリックな投げが最安値や最高値を作り、そこからロンアニやNYは一切ついてこなかったことがある。

 

ファンダメンタルズをわかったような顔をして、sell the factやbuy the factのつもりか極端な値幅をヒステリックなまでに単独で作る東京勢はしばしば、その後、欧米勢のカモにされやすい。

 

本日までのポンド売りは、英選挙の結果を受けて、これまでの高値を大幅に更新させた東京勢の買いをまるまる削るための投機的な売りであろうと思う。

 

ブレグジッド問題がまたぞろいくら悲観的に囃されたとしても、離脱期限までに英国が離脱を決めたように、貿易交渉についても結局はどこかで着地点が図られるはずで、しかも、その最終期限は再来年あたり、と一年以上も先の話である。

 

そんな先の話がどうなるかをいまから織り込むことはさすがに予言者でもない限り無理があり、ようやく底をつけたポンドがこんなタイミングで天井を打ち、この先まだまだ売られる、というのは流石に無理がある思う。

 

先週の英選挙の受けてのポンドの急騰が極端すぎたということで、東京勢の恥さらしトレードで一気に上がりすぎた相場とこの上昇幅のなかで押し目買いをしてくるポンド買いに陶酔する豚どもを、本日の貿易交渉不安を口実にまるまる削り取る投機売りが図られたのが本日の下落であろうと思う。

 

本日のポンドの下げは200pips超と、けっこうな値幅となったが、それだけ先週の東京勢のヒステリックな買いに値幅がありすぎたということで、それをほぼほぼ削り終えたあと、そこからの下げには限界があるように思う。

 

ポンドドルは先週、東京勢が恥さらしロング(?)によって、それまでNYはもちろんロンドンさえつけなかった戻り高値、1.35アッパーまでその高値を更新させたが、

そのさらに前週の段階で、ポンドドルは200週移動平均線をすでに上回ってひけている。

 

現在、そのラインは1.3090あたりに位置しており、ここを一気に1.35超えという高値まで東京勢が超短時間レベルで値幅を作ったがゆえに、欧米勢にその上げ幅を削られてはいるものの、

だからといって、週足の200SMAを下回るまで売られるかといえば疑問である。

 

200SMAはそんな安易に上に抜けられるものではない。

 

しかも、この200SMAは週足のそれであり、それを上抜いた意味は大きく、目下、ポンドドルは上値目標を1.35どころか1.41あたりまで見据えられるような状況にある。

 

とはいえ、大きな値幅を作りやすいポンドを買うということは、これまで自分は避けてきた。

 

いつ大きな押しが入るかわからないがゆえに、安易な買い持ちには恐怖感しかなかったからである。

 

しかし、本日の大きな下落は、自分にとってみても絶好の押し目買いのチャンスであるように見える。

 

本日のような極端な下落を見ると、底なしのように見えてくるが、週足の200SMAが1.61アンダーに控えている段階で、リスクはそこまでと限定でき、買い持ちに入るリスクを取ることもできる。

 

ということで、1.61アッパーからのポンドドル買い。

 

ポンドがいまだ長期的なアップトレンドを継続させるとするなら、ユーロポンドも長期的には下落トレンド継続で、

本日のポンドの下落と、それに相反する本日のユーロの堅調地合いによって思いがけない上値作ったユーロポンドは、絶好の売り場とみえる。

 

ということで、本日はドルカナダ売り、ユーロ豪ドル売り、ポンドドル買い、ユーロポンド売りと、自分としては多めのポジション構成となり現在に至る。

 

ポジション

USD/CAD  S 1.61832

EUR/AUD  S 1.63128 1.63105 1.63047 

GBP/USD  L 1.31048 1.31054

EUR/GBP  S 0.85072 0.85052 0.85039 0.85014 0.85008