ユーロドル、利食いでスクエア。現在、ドルカナダショートのみ。

ユーロドルは、5分足レベルごときのダブルトップが成功し、

下落加速こそないものの、上値が重い状況が続いている。

 

やはり短期足のチャートパターンが効いてしまうというときは

相場の地合いがその方向、であるという可能性が高い。

 

ユーロドルが現在安値圏すぎるというのは相変わらず変わらな思いがゆえに

ユーロドルが明確なダウントレンドであるとはいえないまでも

短期チャートパターンがはまってしまっている段階で

いまのユーロドルは、少なくとも戻り相場からはほど遠い。

 

これが明日も明後日も続くとは思わないが

NYがいったんイメージを作ると

その方向を覆すことはなかなかしない。

 

このトレンド転換を一切狙わない、という気質は

ロンアニと全く異なるNY勢の特徴である。

 

ということで、もうユーロドルのショートは微益ながら投げることにした。

 

EUR/USD  L 1.10869 1.10884 1.10885 1.10902 → 1.1095 利食い

 

一方、ドルカナダは売りをさらに積み増した。

 

本当は、1.3330あたりまで待って売りたかったのだが

ここのところの値動きを見ている限り

ドルカナダは、もはやそこまで戻る可能性は低いと思っている。

 

ドルカナダはいまだ高値張り付きのような状況であるが

 

この状況は、ユーロドルの下落パターンとは異なる。

 

ユーロドルの頭の重さと下落ムードは、

ロンドン時間からすでに作られており、

その意味で、NY勢がトレンドを追いかけるにはある意味でうってつけの状況である。

 

それに対してドルカナダは

原油相場の急落が大きな影響を与えているのだろう。

いまでもえんえん上昇を続けているが

 

これは、NYのみが作り上げた相場である。

 

NY勢は、東京やらロンドンが作り上げたトレンドを増幅させ

もうここまで、と大衆が思うところからさらにトレンドを増幅させ

逆張り勢を絶望させ、どんどん損切りを誘発させるのが得意技である。

 

その意味で、今夜のドルカナダは

上昇トレンドがNYにパスされて、それを増幅させているわけではなく

NY勢だけが買いに買いを進め、

過去の売り豚たちの損切りを抜きにいこうとしているのである。

 

とはいえ、今日だけを見れば、その高値を追い続けているのは

NY勢のみであり

単独の高値追いである。

 

為替市場において、NY勢はもっとも逆張りを嫌う集団で

本日においてはNY勢が行っているのは

本日にかぎれば、NY勢以外の総意が売りのなかで

単独で逆張りをしているような状況である。

 

たしかに、NY勢は世界屈指のパワープレイヤーではあるが

世界すべてを敵にまわして、それを粉砕できるほどのパワーはない。

 

しかも、本日のドルカナダの上昇は

原油の下落のみがその根拠となっているように見えるが

その原油相場は、現時点では一方的な下落を終えて

いったんの底打ちを見せているところである。

 

原油がすでに安値をピークアウトしているにもかかわらず

モメンタムのみで、日通り高値を更新し続けてたドルカナダは

そのタイムラグに気づいていない。

 

ということで、いまはドルカナダのショートポジションがパンパンである。

 

これでまだ高値更新されるというなら

本日の収支は大損失でフィニッシュである。

 

ポジション

ポジション

USD/CAD  S 1.32870 1.32850 1.32834 1.32827 1.32816 1.32811  1.32809 1.32805 1.32798

 

 

USD/CAD  S 1.32816 1.32811  1.32809 1.32805 1.32798