ドテン ドル売り
残ったドル買いポジションを以下ですべて決済
USD/JPY L 108.114 108.176
EUR/USD S 1.11909 → 1.1157
順調に上昇していたドル円が
反転下落してしまった。
108.30アンダーからの戻り売りがきつく
嫌な予感がしていたが
発表された米系指標がことごとく予想を下振れ
ユーロ圏の指標に至っては予想比プラスという
ドル買い、ユーロ売りにとっては
最低の真逆展開である…。
ユーロドルは、1.1150アンダーにサポートがあったが、そこにタッチもできず、踏ん張るような状況となってしまった。
結局、ドル円はせっかく抜き去った108.10をふたたび下回り、
上昇モメンタムはほぼ消滅してしまった。
やはりホールドはできなかった…。
が、半分以上はすでにドル円の本日高値圏で利食いしたので、利益は確保できた。
しかし、NY勢によって、まんまと上昇ムードが打ち消されてしまった形である。
ここからまたドル売り、となるなら、
ユーロドルの下落ももう期待はできない。
もともと急角度のダウンチャネルに合わせて下落してきたユーロドルは、いったん、ドルFRB理事の0.5%利下げあおりの反騰、1.1280アッパーまでの上昇でいったんブレイクしたのちに、またチャネル内に戻るダマシの展開で、その下落を継続としたが
このダウンチャネルはかなり急角度すぎて、下げの過熱感が強すぎるとともに、反発が起こった場合に、急速に巻き戻しが起こりかねない危うさをもっている。
その意味で、ドル売りの巻き戻しが起こった場合に、自律反発での急上昇リスクを顕在していた。
本日こそ、間抜けな1.1200というサポートを破ったことから、プチパニック的な下落が継続はしたものの、ここ数年来、ユーロドルはドル買いという後押しがなければ、決して自律的に下落を進めていくことができない弱さを持っている。
そして、ドル売りに傾斜した場合に、最も注目したいのはドルカナダ。
ドルカナダは予想通り、しばらく続いたダウンチャネルを上方にブレイクし、1.32すら目指せるトレンド転換で目下上昇過程にあったが
この戻りがあまりに加熱しすぎて
アップトレンドチャネルを上に抜くほどの過熱的な状況となってしまっていた。
健全な上昇のためには、こうしたアップトレンドチャネルを逸脱しすぎないバランスの取れた上下動が必要で、強い上昇があってもそのあとには、弱めの調整下落が繰り返される方がよい。
それなのに、ここのところのドルカナダは下げの調整のないまま一方的な戻り上昇を続けていた。
昨日の死全体が死んだように値幅のない膠着相場のときすら、堅調地合いを継続し
本日のドル買い相場を暗示する陰の働きを繰り返した。
本日についても、継続地合いは変わらず1.3160アッパーまでも一気に駆け上がっていたったが、ちょっとやりすぎ感全開で
ドルカナダの上昇は、ついに4時間足の200smaにぶつかるまでもの上昇をしてしまった。
4時間足の200smaはドルカナダにおいては、自分はかなり注目していた位置で、
前回の1.324あたりから1.342までというおよそ200pipsあまりもの戻り相場においても、この移動平均線で頭打ちになったのちに、年初来安値まで下落していったわけである。
ドルカナダは、テクニカル的にはいつ反落してもおかしくはない状況で、それが今夜の米指標の悪化のドル売り転換をトリガーとして、戻りを終えてしまうように思える。
ということで、ドルカナダは売り。
結局、ドル円売り、ユーロドル買い、ドルカナダ売りとししたわけだが、
ドル買いムードは、その後もしばらく継続していき
ユーロドルは、もともとのターゲット1.1150割れまではタッチしたのがなんだかな…という感じである。
ドル円、ドルカナダの売りはそのままホールドしていたが、ユーロドルは、ロングを掴んだ瞬間に下押され若干ナンピンぎみに買い下がってしまったため、ポジションボリュームがおおきくなってしまっている。
ポジション
USD/JPY S 108.139
EUR/USD L 1.11495 1.11554 1.11635
USD/CAD S 1.31437