ロールリバーサルが107.84で確認されている段階で、ドル円は続伸か
本日の東京勢は序盤、なんと売ってきた。
しかし、そこにいつも現れる裏切りのねずみ男の東京勢に損切りをかけられ108円越えに。
こいつらは、基本、NYラブ東京勢のコア勢力で、ようは、NY追随。日本人の構成員は少ないと思え、おそらく米系であると思うが、要は米系東京勢。
こいつらが潜むおかげで、東京勢に結束力がなく、トレンドが走りにくい。
しかし、米系東京勢は、本場のロンアニやNYよりは下手くそで、つねにロンアニどものエサとなる。
で、108.20アンダーからロンアニが売り仕掛けをされ東京刈り。
午後からの東京勢(米系)は、これにてロンアニどものエサとなり消滅。
午前の東京勢は、この裏切りの東京勢に殲滅されているだろうから、本日の東京勢はこれにて根絶やしである。
で、押してきたドル円だが、教科書的なディールで言えば、ブレイクアウトのあとのプルバックでレジサポ転換された場合、トレンドが継続する、というのがある。
で、本日のドル円は、107.85あたりのレジスタンスが、東京午後のブレイクでサポートに転換した可能性が高く、
要は、107.85あたりは買い場、ということになる。
このゾーンでは案の定、デリケートな売り買いの攻防が起こり
自分は、107.85を超えずにいたところで、また売りにドル売り切り替え、
ふたたび、またそれを抜き返そうとする手前で損切りしドル買いに切り替えた。
107.85あたりでロングを持っていたが、
すると、21:30の指標発表で、スプレットが107.76までも開き、損切り…。
この証券会社…おかしくないか…。
すぐにロングを取り直したが、107.89とレートが悪くなった。
その後、押したところで、再度買いで、107.85あたりのロングも持った。
ユーロドルは、このドル円の動きに真逆でポジションを取っているため、
これも買ったり売ったりを繰り返し、結局は、ショート保有。
1.1372あたりからもったショートは、損繰りを深めにおいていたため、指標発表で切られずにすんだ。
指標発表でポジションがストップ刈りを食らわされたものの、
その前の時間の段階ですでに、
ドル円の売り買いの攻防は買い方の勝利で決着したとみている。
アップトレンドの消滅を拒みたいユーロドルは、いまだに1.1370あたりで踏ん張ってはいる。
円売りのクロス円相場に持ち込めば、
昨夜のように下値を保てる可能性も高いが、ドル円の戻りが強烈になってしまえば
結局はドル売りの恩恵のみでしか上昇できないユーロドルは失速せざるをえないと思う。
ドル円のここ数日の戻りは、ファンダメンタルズでは説明できない、テクニカル要因のみで進んでいるようにみえる。
たとえば昨日…米財務長官の米中貿易交渉が解決に向かいそう、という報道は
実は、米中貿易摩擦が過熱する前の時に撮られたものらしく過去のもので、いまの話ではなかったとのこと。
そんなものをいま報道するのもどうかと思うが
こうした相場をかく乱させるような報道相場は、以前にも何度もあったことではある。
で、結局、そんな過去のものであるというなら、状況はなんら好転していないということで、さらにはその後、トランプ大統領がツイッターで中国を威嚇するような内容を書き込んだことからも、現状は、好転どころか、よくても現状と変わらない、ということに落ち着くはずなのに
それにはドル売りはまったく反応しなかった(一部、ファンダに即するような短期足レベルでドル円の投げがあったが、そんな良識?は、あっけなくロングに吸収された)。
現状、理由はとにかくないに等しいが、とにかく市場ドル円を買いたくて仕方なく、そんな根拠のない内容すらも無理やり材料視して、107.50アッパーまで買い上げた、ということである。
いまのドル相場は、ドル高に好都合な内容に、たとえ、それが虚偽のものであっても、過剰に反応し、ドル安の報道は、それが深刻な事実であっても、反応が薄い、というような状況になっている。
結局、一昨日あたりからのドル円相場は、テクニカルムーブでしか動いておらず、
その望む方向は買い、であろうと思う。
やはり先月から続いていたドル安相場は、もはや賞味期限切れになりつつあり
ドルを売りたたいてきた豚たちは、東京勢のまぬけな106.80という突っ込み売りを最高の利食い場としたのちは、
ドルを買い集めているのではないかと思う。
一か月以上にわたって、ドルをここまで売りたたかれてしまえば
大衆の目線はドル買いにはなりがたい。
となれば、この戻り過程で大衆が講じるのは戻り売りである。
そのショートがさらなる上昇の燃料となり、ドル円はより上昇するのではないか、と思っている。
しかし、ここのところのドル円の、米債利回りの連動っぷりは目に余るものがある。
この動きはそもそも大きな矛盾を孕んでいると思っている。
もし将来、米国の国力が極限まで低下し、
米国債が叩き売られ、利回りが急上昇しても、ドル円は上がるとでもいいのdろうか。
米国の国力低下に付随して、その属国たる日本の国力も低下するから、ドル売りであっても、円売りもある、ということで、ドル円上昇か。
アメリカの第51州でもあるかのように、日本は常にアメリカの下位に置かれるとでもいうのか。
このことは、上記極論の例だからいえる話ではない。
米債利回りに上昇に合わせてドル円が上昇(下落なら下落)という状況自体が、
すでに日本の米国の属国化を意味し、歪んだ状況なのである。
米国債は格付けが最高レベルで、その金利が高ければ高いほどその国力の強さを示す、よい金利高である、という考えもあるかもしれないが、
そもそもその考え自体が茶番である。
国債は国が発行する借用書で、そもそも借金をしようという国に最高格付けもくそもないだろう。
内部留保を存分にため込んだ優良企業が発行する社債よりひどい。
米国はそもそもすさまじい財政赤字で、国債を発行しないと回らない。
新興国にかぎらず、国債利回りが上昇する国の通貨は、それがどのような国であっても、本来は売られてしかるべきであると思っている。
ポジション
USD/JPY L 107.857 107.890
EUR/USD S 1.13720