豪ドルが上昇しているが、理由なんてなんでもいい。ただ、アップトレンドだっただけ。ドル円はフリーズ

今朝がた、豪州中銀総裁の利下げ効果は限定的、

とかなんとかいう発言を受けて

豪ドルが上げている。

豪ドルドルや豪ドル円など。

 

ただ、こんなファンダメンタルズに属する要人発言の評価は

完全な後付けである。

 

もともと、先週のドル安相場から豪ドルなどは

短期アップトレンド転換しており、

この発言を口実にして、上げを加速させただけである。

 

最近、豪ドルドルを見ると典型的だが

この通貨ペアのトレンド転換は、ロンドンかNYがやっている。

 

アジアやオセアニアではない。

 

最近の戻り高値、0.7020アッパーあたりでの折り返してトップアウトは、

23時ごろ

直近の0.6830あたりからのボトムアウトは1

17時ごろである。

 

東京が何をやっているかといえば

その折り返されたトレンドについていっているだけである。

 

現在の豪ドルドルがもしも下げのターンなら

今朝がたの中銀総裁の発言とて

結局は、利下げ示唆といったような、いまとは全く逆の解釈で

アナライザーどもは分析していただろう。

 

世のアナリストは、かくもいい加減で日和見なのである。

 結局、すべては後付けである。

 

こういう材料関係なく

ここから豪ドルドルが続伸するか、反落するかは

ロンアニ、もしくは、NY次第である。

 

そしてドル円が硬直しているのも同じような理由である。

 

先週、FOMC以降、ドル円は下落したが

その下落過程が鮮明なときは

東京勢もはしゃいで、ドル円を追随売りして

107.05あたりまで安値を更新させたが

 

先週末、そこにまったくついていかず

むしろそれをボトムにして、ロンアニ、NYどもに

107.70あたりまで担がれ

そこから押したとはいえ、107.30止まり

という下げトレンドの継続(つまり、東京勢の安値107.05も割る)

ということなく、NYがクローズしたため

 

東京勢は、ドル円がどちらの方向かわからなくなっている。

わからないとなったら、とりあえず、ドル円買い、という

いつものドルラブ本能を発揮させて、ドル円を少し持ち上げている。

 

とはいえ、買い気味ながらレジスタンスを超えていくほどの上げは取れず

中途半端なところでうろうろしている。

 

ユーロドルは、先週、明確な短期アップトレンドを作って引けたが

円主体の東京市場において

円のからまない、ユーロとドルで構成されるユーロドル、

については、東京勢ごときには、

もちろん、どうしていいのかわかるわけもない。

なので、ドル買いという本能の相対として

ユーロドルはちょこっと売ってみる。

 

とはいえ、やはりドルストレートは上げだろう、

ということで、なんかを無理やり材料視して、豪ドルドルは、上昇させとけ

といった感じであろうと思う。

 

いずれにしても、現時点の(というかいつもだが)東京市場

どうしていいのかわからない踊り場状況である。

 

やがてやってくるロンアニや、NY様が

ある程度の動きを作った明日

東京勢は、はしゃいでその方向に動いていくのだろう。

 

はい、ノータリン。