ドル円の下落はそろそろ終わるかも…
本日、東京市場が107円を割ってきた。
米債利回りの低下が原因というが、
NYが開いてないなかで、米債の下落を材料にしてドル円の安値を追うのはかなりリスキーに見える。
ここのところのドル円の最安値更新は、すべて東京勢である。
先日の107.05、そして、本日の106.80アンダー。
為替相場は最後の売り手(買い手)がババをひくことになるが、この安値をロンアニやNYが更新させた場合、
少なくとも、東京勢は最後の売り手ではなくなる。
無論、際限のないドル円上昇をもたらしたトランプ相場のように、際限のない更新が起るなら、
NYがさらに安値を更新させ、それをさらに東京が…という連鎖が生じる可能性があるが、
ここからロンドンやNYが安値を更新させなかったとき、東京安値の大底が暫定的に決まってくることになる。
今年初めのフラッシュクラッシュもそうだが、
ここから4月まで戻りを試した時も、大底は東京勢(厳密には東京早朝のオセアニア重複)となった。
もちろん、天底をロンドンやNYが作る時もあるが、この欧米勢の天底と東京勢のそれとは、少し意味が異なってくる。
その意味の違いについては、また、別の機会に述べたいと思うが、
いずれにしても、本日のロンアニもしくはNYが本日の東京安値を更新するかどうかで、今後の展開は大きく変わってくることになるだろう。