なんだこれ…

先週の高値をもう上抜くことのないと思っていたユーロ豪ドルが

一気に日足レベルのレジスタンスにぶつける勢いで急上昇してきた。

 

報道では中国が報復関税をかけたとのこと。

 

これで強烈なドル安が発生し

その流れであらゆるドルストレート通貨が急上昇する中で

 

ユーロ豪ドルもともに上昇。

 

あのさあ…

 

リスクオフはいいのだが

豪ドル売りはいいとして

なぜそれにユーロが勝るんだ…。

 

中国の懸念が中国への依存が強いといわれる豪ドルに派生するのはわからにではない。

 

しかし、中国は欧州にも多くの輸出を行っているわけで

 

中国への懸念が台頭する中で

ユーロが強含む意味がわからない。

 

現在、ユーロのショートポジションはパンパンにたまっていて

相当の売りに偏っているようだが

 

このドル売りの流れで、一気にユーロショートのポジションが縮小しているのだろうとは思う。

 

そのポジション縮小の都合が

それとも豪ドルがあまりにも弱すぎるのかはわからないが、

 

ユーロ豪ドルは先週から200pips以上も上昇し続けている。

 

もう米中問題のおかげで、上がりっぱなしのユーロ豪ドルだが

落ちるナイフならぬ吹き上がるナイフをつかむ覚悟で

いまいちど、ユーロ豪ドルを売り。

 

ユーロ豪ドルの最後の防衛ラインは、1.61ミドルで

 

ここを明確に抜かれてしまえば、もう打つ手はないが

まだ可能性は残っている。

 

しかし…

1.59かそこらでだらだら停滞してたユーロ豪ドルが

日足レベルのレジスタンスを破ろうというレベルまで上昇するとは思わなかった。

 

なんども反落する機会はあったが

そのたびにロングを拾われ

そのたびに高値更新である。

 

ひところのユーロ安からの下落はなんだったんだ…という感じである。

 

ユーロドルは、このドル安相場に乗じての戻り基調とはいえ、いまだ1.13より下に推移し長期ダウントレンドを否定するに至っていない。

 

かなり不利な状況ではあるが

自分はまだ、この米中問題が、

今後より絶望的な株価の大暴落の原因になるとは思っていない。

 

このまま世界経済が大減速するとしたら

その世界経済は破壊の一級戦犯は

トランプ大統領ということになってしまう。

 

トランプ大統領

そんな世界経済破壊の主犯格になることを望んでいるとは思えない。

 

しかし、相場の天底は本当にわからない。

 

ポジション

EUR/AUD  S 1.6147