本日の雇用統計を見越した戦略
昨日、戻りを作ったドル買い相場だが
本日のユーロドルは昨夜破られたサポート1.1457より上に早くも復帰し、
変わらぬユーロの強さを示している。
ドル円も108ミドルからの戻りが未だ硬く、
株価は無難にややわずかながらも高めで
結果、円が売られやすく、ユーロ円は上昇過程にある。
とはいえ、テクニカル的にユーロ円はかなり頭打ちの状況である。
一方、昨夜売られまくったユーロポンドは、本日は一転して上昇で、昨日の高音も更新し、
昨日のユーロポンドの売りは調整だった可能性が高まり、レンジ内の続伸方向を示唆している。
そうなると、ポンドは必然弱くなり、ポンドドル、ポンド円ともに下落。
現状はユーロとドルが強く、円とポンドが弱い状況。
ただし、ポンドと円が歩調を合わせることは少なく、
またユーロとドルが歩調を合わせることは少ない。
ポンドはこのまま下落なら、ドルも円が買われて、ユーロが独歩高になる可能性が高い。つまり、ポンドドル、ポンド円、ドル円が下落し、ユーロドルのみが上昇。
逆にポンドが反発上昇するなら、その逆で、とはいえ、現状はポンドが弱い流れなので、こちらの動きはまだ起こりそうにない。
まあ、これら見立ては、雇用統計を前にした、現状では、である。
雇用統計については、この流れが継続するか、どこかにほころびが生まれ、流れが変わるかにまず注目したい。