本日のクロス円のロングは悲惨なことになる。

ユーロ円のホールドポジションがいつのまにか損切りされ、
ユーロドルのみ残っていた。

これを1.103あたりで利食いスクエアにし
ドテンでショートをしたらいきなり担ぎ上げられた。

損切り売り上がり、損切り売り上がりとして
ようやく1.1057あたりから下落となった。

ユーロドルの担ぎ上げは相対のドル円が下落するがゆえの
ドル売りの結果である。

ユーロドルは下落のイメージとなってしまっていたので
ドル円買い下がり続けてこちらも損切りされまくった。

こちらは112.5アンダーでようやく下落が落ち着く。

本日は一見、ドル円の下落のように見えるが、
本日は完全に幻通貨としての本領を発揮した。

本日の主役はあきらかにクロス円である。

ドル円の下落は、ドル売りという流れではない。
円買いの流れに過ぎない。

ドルストレートにおいては、ドル買いが生じているからだ。

ドル買い円買い。

いわゆるリスクオフ相場時に生じる流れである。

ユーロ円などをみると明らかだが、

ドル円やユーロドルが売り買いの攻防をしているさなかにあって
戻りもクソもなく、ただただ一方的な下落を演じている。

30分足レベルとはなるが23:30から10本近く連続で陰線である。

ユーロで言えば

ユーロドルを下落させ、さらにドル円も下落させる
というオペレーションを用いながら

ユーロドルじんわり上昇のときには、ドル円は激しく売られ
ドル円がほんのり戻し、というときにユーロドルが激しく下落する。

この動きとなると、もうユーロ円に救いはなくなる。

ユーロ円が切られたのは、まずは円買いからのフローだと思うが
この段階では、まだ円買いではあってもドル売りで
ドル円も下がるが、ユーロドルはまあ生き残った。

その後にまず起こったのは、ドル売り円買いである。

途中、ようやくドル買いの方が強い感じとはなってきて
若干、ドル円も戻しては来たが
ドル円の戻りが弱く(まあ幻通貨につき当然だが)
結局、ドル売り円買いの流れはまだ完全にやんでいない。

結局のところ、1日通しての地合いは、ドルは売り買い、円は買いのみである(ドル円除く)。

この流れは他のクロス円にも言える。
ポンド円やカナダ円、資源通貨の豪ドル円やキウイ円なども
悲惨なことになってしまっている。

現在は積極的に円を売っていくことはもちろん
ドルを買っていくこともやりにくい。

まあここでドル円を完全に無視すれば
ドル買いまたは円買い、というのが最もまっとうな策であるように思える。

結局、1.105からのユーロドルのショートは、
1.100割れのところですべて利食いしスクエアに。
112.5アンダーのドル円のロングもしばらく持ったが、なんだか重たいので
112.7あたりで利食いしてスクエアにした。

結局、深夜に見なきゃよかったというくらいの相場であった。

ポジションはもうスクエアである。

今後については
現状、クロス円だけはまったく買うことはできそうもない。
となると売りなのだろう。

ドルストレート通貨がドル買い気味、ではあるが
圧倒的に円買いの圧力の方が強く、
クロス円が今後も期待薄である。

本日11:00頃の東京勢のドル円カウンターのロングはその後切られたので
残念、としか言いようがない。

14:00からのドル円の戻り売り勢は、よかったね
という感じである。

しかしながら、
本日、最も悲惨なのは、言うまでもなく、
クロス円のロングをした方々である。

クロス円の底打ちは今日のところは全く望み薄、である。