今週の戦略

今週も大枠のイメージはドル売りだが、

本日については、素直にドル円を売り、ユーロドルを買う、
などとするのが無難なのかどうか、まだ測りかねる。

東京時間は、ドル円を買うということがメゾンデートルとするかのような
とにかくドルラブ、円ファック、
みたいな流れがテンプレなので
東京時間の動きなど、いかようにも参考にはならないが、

本日も、またじんわりその流れをしていたのが東京である。

もう隙あらばドルを買いたい、円を売りたい、という
単細胞ばかりが蠢く東京市場が、
そもそも世界の金融市場に必要なのか、という疑問がいつもわくが、


そんな甘やかされたぼんくら息子のようなドル円の動きは
東京時間は特に、まともに読む気が失せるが、

気になるのが、豪ドル。

ユーロ豪ドルは本日窓を開けて上昇はしたものの、いまは下落気味で
それに対して豪ドルドルは下窓を開けた下を守りながら、上昇ではないにせよ
踏ん張り気味である。

この流れが欧州以降、またもとに戻れば

豪ドルドルが売りとはなっても

ユーロ豪ドルは買いとなり、ユーロの強さが補填される。

ユーロポンドは高値張り付き気味で
またポンドにおかしな上昇がなければ、こちらもユーロは堅調。

ドル円の流れがとりあえずよくわからないが、
とりあえず、15時以降じんわりと下落を再開していることから、
ドル円の動きにつられて、
ユーロ円もなんだか上値が重く、

ユーロドルが押し目をつけられるかどうかは、ユーロ円次第のようにも見える。

とにかく、現状はなんのトレンドも発生しておらず
よくわらない、というのが実際である。


ここで、視点を変えて、
テクニカル的な部分より、
とにかく、ロンアニの好物は東京刈り、という観点から見ると
ユーロドルは東京時間に若干下押しをし
ドル円が戻り気味なことを見れば、

ロンアニの鬼畜視点から眺めれば
損切狙いの仕掛けは、ドル円の売りか、ユーロドルの買い、
という流れとなるだろう。

ただ、豪ドルも日本人投資家の占有率が高いことから

ドル円、豪ドルドルをニッチに草刈り場とするとすれば、

豪ドルドルの買いか、豪ドル円の買いが、損切を引っかけやすい。

この流れを作るためには豪ドルが強くなければならず
もともとポンド豪ドルが弱いことから
ユーロ豪ドルにおいても、下げを演出すれば
必然、豪ドルドルを上げられる、ということになる。

さらに豪ドル円をあげるためには、円売り。

これら消去法からは、ユーロも売られ、円も売られるため
ユーロ円はとりあえず、欧州時間については期待薄で
ユーロドルについても、類似したイメージとなる。

この路線であれば
ドル円は大きく下げさえしなければよいので、
ユーロ豪ドルを売り、ドル円を現状維持させるだけで

豪ドルドル、もしくは豪ドルの上げが演出できる。

これは、豪ドルがターゲットになる、という視点からの見方なので
それがないならば、また全然違った組み合わせとなる。

ここで鬼畜通貨、ポンドを見てみると

15時段階で、ポンドドルは短期的には戻り気味

ただ、ポンド豪ドルは同意が薄い。

しかし、ポンド円がそれに引っ張られているようで

ポンドを軸に考えたしたら、

ポンドの戻りなら、ドルは売られ、円も売られる。

そうなれば、ドル円の動きはあまり期待できず

ユーロポンドの状況が気になるところだが

ポンドドルが上昇ながら、ユーロポンドが上昇ならば

ユーロがやはり強いということとなり

ユーロ円もそれに次いで強いイメージとなる。

いずれにしても、欧州ロンドンの最初の仕掛けと
その後の流れを見ながら、どこに焦点が置かれているのかを
確認することがまずは必要な感じがする。

本日はNY時間まで強めの経済指標はなさそうで
警戒すべきは、またも英国がらみの報道だろうか。

先週は英政府閣僚が次々辞任だとかなんだかで
パニック売りのようにポンドが売られたが、

そうそう、新たなネタもないようにも思える。

現状のメディアムードは、ポンドに悲観的で
その意味でポンドの弱さはすでに織り込まれている感じがし

相場が大きく動くには、逆のポジティブサプライズが必要となろうが

先週のネガティブムードを一転させるようなポジティブな話題はイメージできない。

そうなると、振り幅はあろうが、

ポンドはじわじわ戻りをためしていくか、
あとは行ったり来たりのレンジの感じもする。

そうなれば、おかしな足をポンドに引っ張られることのないユーロが
より身軽となり、本日も上昇、ということになろうか。

どちらにせよ、月曜はトレンドの継続というようりも
継続させたふりをして、結局、ダマシの方向を作り、
のちにトレンド転換が火曜あたりから一気に起こる、
ということも、多いので、週初めはとにかく警戒である。


今週のどこかで、ユーロドルが再度下落するとしても、
ここまで考えたら、やはり月曜はユーロがより高値を追う
というイメージでいいような気がする。

とにもかくにも、ロンアニどもが、
本日まずはどう仕掛けていくのかを見定めで動きを考えたい。

もしかした、本日は一日様子見という可能性もなくはない。

月曜はとにかく、個人的には一週間のなかで最も信用していない曜日である。