東京時間のブレイクアウトはほんと意味なし。結局、ロンドンの思うまま…でドル円全損

東京時間のブレイクアウトは本当に意味がなかった。

 

ドル円は小レンジの下限、106.70を割り込み

106ミドルすら割れて、下落が加速。

ドル円ロングは全損。

 

USD/JPY  L 107.074 107.086  107.143 → 107.60 損切

 

106.70を割れてしまったことで、

東京時間のブレイクアウトがダマシとされたことが

これにて確定した。

 

レートは

中レンジ帯の下限も割り込み

下落トレンド継続の波形となっていしまった。

 

こんなときによりによってドル円ロングを勝負している自分の下手さ加減に本当に嫌気がさす。

 

いまさらになって、中期の買い豚どもが106.50あたりで買いの防戦に入ってきても手遅れである。

 

このゾーンの買い豚どもが、東京勢のブレイクアウト

107アッパーの水準で買いの援軍を出していれば

売り重ね続け売りが溜まりに溜まっていたドル円のレートを上にブレイクさせられていたかもしれなかったのに、

それをロンアニの売り攻勢にいかなる手も差し伸べず

そのままにさせていたことでの惨劇である。

 

レートは一段上にせよ

ブレイクから買っていた豚たちは、106ミドル界隈からの買い豚にとっては味方同然なのに

 

これらをあえて焼き殺すままにさせておいて

自分の領域が危なくなってようやく買いを入れてくるところに

同じ買い目線ながら、ドル円の買い豚どもにはなんの好感も覚えない。

 

やはりドル円は売りに限る。

 

ただ、一致団結し売りを畳み掛け、さらには買豚も次々に損切りという名の売り側に立つという一方的な相場で、ドル円の短期足はオシレーターでマックス、マイナス97%にまで売りの過熱感が進む状況にまで進むのはやりすぎである。

 

短期足と言っても1分5分の足ではない。

30分足レベルでマイナス95%超の売られすぎで、しかも、その数値は足3本分、つまり1時間半にわたって張り付き続けた。

 

ここまでの異常数値は過去にもそう例はなく、

あの株価の暴落でドル円が101円を目指した暴落局面ですら、ここまで異常値に振り切れたことはほとんどない。

 

本日は株価も堅調で債権利回りも底堅い

 

2月3月の株価の暴落局面とは対照的な状況下で、

こんな記録的な勢いでの安値追いには、強烈な違和感を感じる。

 

ヘッドラインは株高リスクオンでのドル売り、と説明しているが、株高リスクオンはドル売りでもあるが円売りもともない、むしろドル円は底堅く推移しやすいもので、

本日のドル円の下落を株高のドル売りから説明するのはさすがにご都合主義にも程がある。

 

この手のアナライザーは株高でドル円上昇なら円安局面からリスクオンのドル円買い、と、真逆の結果を当然のように説明するのだ。

 

本日、売りが売りを呼び込んでしまったのは、

106.70を割れたあたりからは短期買い豚の投げが加速してすら、なお、106.50水準での買豚が買いで応戦していかなかったからであろうと思う。

 

結局、本日の東京勢は買いも売りも報われていない。

 

売り豚はいままでホールドしていれば利益となっただろうが

一時は50PIPS以上踏みあげられ、中途で損切りを強いられているはずである。

買い豚は買い豚で、買いあがった水準をすべて割り込まれていったことから、これまたすべて損切りの憂き目にあっていることだろう。

 

本日利益を確実に得られたのは

東京の高値を一顧だにせず売りで入ったロンアニのみで

 

その前の欧州勢すら、東京時間のブレイクを信じて押し目買いしていたであろうことを考えると

 

東京の高値追いを一切信じず逆張りしたロンアニと

それになれ合うNY

このいつもの巨大2トップのみが利益を貪れたような相場が本日の相場となってしまった。

 

結局、東京勢が相場でいかにブレイクさせようとも

世界(というか、ロンドン。ロンドンが為替市場のが世界そのものようなものだ)には無視されるのみで

ロンドンが方向性を作れば、NYや

その後の東京は嬉々としてそれについていく。

 

東京勢がブレイクはたいていがそれが天井掴みのバカ扱いにされ

格好の戻り売りのスイートスポットとされる

という為替市場のテンプレが、今回も展開されてしまったような状況である。

 

東京勢のブレイクという信用性のなさから嫌な予感はしていたが、

ここまで見事に全否定されてしまうとは思わなかった。

 

東京勢の本日のブレイクは前日高値を超えるものであったのにもかかわらず

その後のロンドンとそれに追随するNYによって

一転して前日安値を割り込むという凶暴っぷりな状況で、ドル円は下に沈められた。

 

東京勢の買い玉の損切りが格好の燃料となったこともあり

その加速はより勢いが強い。

 

東京時間の買いの損切りは、この下落加速を援護する

絶好の玉となっており

東京勢の買いがあっての本日の売り加速だったようにも思える。

 

東京勢を信じた自分がバカだった。

 

というか、東京勢がどうとかいう以前に

これを徹底的に潰すであろうロンアニのパワープレイを見くびっていた。

 

東京時間に107を超え、押し目買いで買ていったバカどもは(自分も含み)

ロンアニの切り崩しに次々損切にあって、逃げまとっているような状況である。

 

本日もロンアニどもが決めた方向、ドル売りが

やはり相場の方向性になりつつあり

ロンアニのタクトを、NYはブルドーザーのように加速させる

といういつものツープラントでNY序盤は進んでいる。

 

株価はいまだ底堅く、米債利回りも崩れているとは言えないのに

こうもドル円が下に追われるのも、すべてロンアニのパワーである。

 

ロンドンが火をつけ、NYがそれを燃え盛らせる

焼き尽くされるのは東京勢の買い玉のみである。

 

そんなウサギ刈りならぬ、東京刈りにロンアニとNYがともにはしゃいでいるような始末である。

 

結局、東京時間午前に突っ込んでドル円を売り、一気に踏みあげられた売り豚どもが根こそぎ利益とできるような106.30割れ水準までドル円の下落は進んだが、

 

東京勢が自ら踏み上げその突っ込み売りを損切りに追い込んでいることを考えると

東京時間にドル円を売って、いま利益とできているものも少ないように思う。

 

東京時間の上げ幅はロンアニの売り仕掛けのみで根こそぎ失ってしまった。

 

今日は、ドル円を買い続けているため

ロンアニが安値を更新させるたびに損切りを食らっているが、

 

ならば売りかと言われれば、このサポートを明らかに割れたところから、またもや買いを入れた。

 

106.70を割り込まない限りは、ドル円の買い目線は買えるつもりはなかったが、それを明確に下回ったにもかかわらず買いである。

 

106.70を割り込めば、上昇のモメンタムは完全に消滅すると思っていたため、もはや買いに優位性は感じられない。

 

ただ、だからといって売りではない、というところが、為替市場のややこしさである。

 

ドル円の本日の下げは東京勢の損切りを巻き込んでしまったであろう結果として、あまりにも急激に下げすぎた。

 

中期レンジを下に突きぬいたが

本日の東京時間の上方ブレイクがダマシとなったように

この下割れもまたダマシとなるように思える。

 

現在のドル円は、米株や米債利回りを見る限り

下落が加速するほど弱気の流れにあるようには見えない。

 

本日、いきなり小レンジ中レンジをまとめて下にブレイクしたものの

この下落加速は、東京勢の買い玉の損切りのたまもので

中レンジ帯を下にブレイクした現在

これ以上の下落を加速させるためには

その下にある最後の抵抗帯、106アンダーを下に割り込まない限りこれ以上の買い玉の投げは起こりにくいように思う。

 

このあたりの水準になってくれば

GPIFや本邦実需筋の買いも入ってくるようにも思う。

 

とはいえ、ロンアニの売り仕掛けの大成功によって、

投機的な買い玉は、ロンドンNYの売りコンボによって

すべて刈り取られたであろうことは事実であり

自分の完敗である。

 

もはや投機的な買い豚たちは全滅させられたに等しく、

ここからの上昇は

これだけの売り仕掛けを成功させたロンアニどものショートカバーくらいしかないだろう。

 

これだけ一方的かつわかりやすい下落を全く取れず

これに買い向かい続けたことにはつくづく失敗である。

 

実は、何度も売りに転じようか悩んだ瞬間はあったが

自分が売りに入った途端、踏み上げが入るように思い

売りに転じることは最後までできなかった。

 

こんなわかりやすい値ごろ感で売りに転じて底値掴みにならないか

と思ったところが、ことごとく売りのスイートスポットとなり、

 

バカになって売り倒していれば

ドミノ倒しで、東京勢の買い玉を崩れていく下落に乗っていけていたのかと思うと、完全に相場を見誤った。

 

ただ、ここからはさすがに売れない。

 

ロンアニの東京刈りの切り崩し

それに追随しての、NY勢のあまりにも行き過ぎた売り。

 

ロンアニとNYとう巨人どもが

東京勢というたったわずかなパイを食らいつくし

売りに売りを積んで迎えたNY時間は

売り玉がひしめきまくっているような状況である。

 

現状は完全な逆張りとなってしまったが、

やはりドル円を買っていきたい。

 

繰り返しとなるが、

いまの金融市場の状況は

決してドル円が下げ続けるような相場ではない。

 

もちろん、各国のじゃぶじゃぶの金融緩和によって

ドル安圧力は強烈に続くであろうが

 

だからといって円が買われるということにはならない。

 

ドル売りに相対して買われていくだろう通貨は

円以外の通貨、

つまりポンドだったり、豪ドルであったり

ユーロであったりで(ユーロについては納得いかないところもあるが)

 

つまりはドル売りであっても、これら通貨買いの相対として起こるであろう円安もともなうものであろうと思う。

 

その意味で、本日のドル円はあまりにも売られすぎているように思う。

 

ただ、とはいえ、ここまで下に切り崩されたドル円を買うくらいなら

その他ドルストレート通貨ペアをドル売り方向でエントリーしたいくらいだが、

 

それでもドル円を買おうとしているのは

 

ここまで一方的にやられたドル円ロングに対して、意地になっているだけである。

 

ポジション

USD/JPY  L106.284 106.386 106.406