またもなれ合いか…もういいよ、ほんと

自分が早々に利食いし撤退したドル円

自分がやめたところが短期戻りの最高値で

そこからは下値張り付きを続けている。

 

一方、ホールドを決めたドルカナダは、なかなか底割れせず

要所要所でこ戻しし、下値押しが押し目買いの様になっている。

 

まあ、ドル円は前日比マイナスで推移しており

ドルカナダは前日比プラスでのNY入りのため

ドルカナダの方が下落進行には分が悪いのだろうけれど

 

結局、NY時間名物のいつものロンアニとのなれ合いである。

 

ドルカナダがとにかく底割れしないのは

ロンドン時間にロンアニどもが、ドルカナダにエキスパンションを起こし

短期戻り地合いを作り上げたからであろうと思う。

 

NY時間に安値を更新するということは

このロンアニの仕掛けを否定することになり

こういうときのNYはたいていなれ合って、

ロンアニの方向に水を差すようなことはしない。

 

NYどもがいかになれ合っているかといえば

ドルカナダの下落波形が短期足レベルで投函でも下げ転換たであろうところから売りが入らず

むしろ、この際の部分で買い支えが入っている点である。

 

ドル安ぎみに市場が進行し、ユーロドルやポンドドルなどが上値を追っているなかで

ドルカナダがこれだけ底堅いのは意味がわからない。

 

原油相場も本日は堅調であるにもかかわらず

カナダドルの強さが、NY時間にまったく発揮されていないのである。

 

やはりその最大の要因は

ドル売りに見えて本日は、ユーロ全面高の相場になっていて

ユーロカナダの上値追いが終わらないからであろう。

 

ユーロカナダはいまレンジの中間域にすっぽり収まり

上に行っても下に行ってもおかしくない半端な状況にある。

 

それを上方向で進めたのが本日のロンアニどもで

ユーロカナダは本日、前日比150pips以上の上げ幅を作っている。

 

よりカナダドルが弱いのは、実はポンドカナダにおいても顕著で

ポンドカナダにおいても、カナダドルは対ポンドで大きく売られており、

 

要するに、ポンド、ユーロの欧州域通貨連合が

こぞってカナダドルを売り倒していることから、

 

ドル安地合い継続の流れにあっても、

ドルカナダが崩れない、という状況となってしまっている。

 

結局、ユーロカナダやポンドカナダが崩れなければだめなのか

というと、

そうした状況下においては、むしろ対ドルでもユーロやポンドが軟調に進まなければならなくなり

そうなれば、全体の地合いはドル高相場の傾向が強まり

 

結果、ドルカナダはドル買いの圧力を受けて下がりにくくなる。

 

ドル高ならユーロドル、ポンドドルが下落するが

同時にユーロカナダ、ポンドカナダも下落し

ドルカナダはドル高地合いにありながら、むしろ欧州通貨との連れ安になりやすくなる。

 

ドル安なら、ユーロドル、ポンドドルが上昇する代わりに

ユーロカナダ、ポンドカナダも上昇しやすく

ここでのカナダドル安が

ドル安相場にあってもドルカナダの下落を阻害する。

 

ドルカナダはドル高でもドル安でも、ユーロやポンドの相対としてのこうした変則的な圧をかけられやすく

ドル安相場であっても底堅かったり

ドル高相場でも上値が重かったりしやすい。

 

ゆえに、この通貨ペアは毎度毎度、全体の地合いに半歩遅れて反応する

ということが起こりやすくなってしまうのだと思う。

 

しかし、米ドル主体の相場であるはずの

NY市場ですら

欧州通貨の影響下に置かれ

みょうちくりんな底堅さを保ち続けようとするドルカナダにはうんざりである。

 

まあ、本日は、

ロンアニどもが逆張りの買いをドルカナダに入れて

1.34ミドルの水準までドルカナダが戻ったからこそ

自分も戻り売りの契機とできたわけで

ドルカナダが本日も続落しっぱなしだったら

自分はドルカナダのショートに入るタイミングなど作れなかっただろう。

その意味で、ロンアニのカウンターロングについて文句はないし、

ここまで戻ればこの戻り目界隈でNYどももロンアニとのなれ合いを進めることもまあ、いつものことである。

 

結局、ふたたびの下落は、また明日のロンアニ登場のターンまで待たねばならないのか。

 

いや、こういうとき、東京勢すら戻り売りを浴びせ

やらかしてくることも最近は多いため、

 

その点では、NY勢は東京勢にすら劣るということになる。

 

200日移動平均線も下に割り込んでドルカナダが

よもや即座にV字回復する、と信じている者は

さすがに現状いないのではないのかと思える。

 

しかしNY勢は1.3410アッパーを底と見立てて

執拗に買いを繰り返している。

 

これは自分の完全な自分目線のポジショントークだが

いずれ確実に崩れるだろうドルカナダを

執拗にドルカナダを押し安値圏で買い支えているNYどもの意図が自分にはさっぱり見えない。