NYすらロンアニのカモ状態
やはり為替市場はロンドンどもの思うままか…。
昨日一方的にポンドを売り進め、
NY、東京、欧州と巻き込み、下落のモメンタムをつくりあげてつくりあげておきながら、
自身のターンとなれば買い戻し。
本日のポンドの買い戻しは、本日のPMIが予想を上回ったという見立てがあるが
ロンアニは、その発表の1時間半前から
買い戻しをはじめている。
どうせいつものインサイダーだろうが、
この仕掛けが買いに都合の良いことに
指標発表後から買いはじめたポンドの買豚の足腰の強さが、このインサイダー(?)どもの利食い売りを見送らせる追い風となった。
NY勢はロンアニと同じ穴の狢につき、
堅調さをたもつポンド買いの流れに水をさしたがらない。
昨夜NYどもが売りに追随した起点の箇所まで値が戻されているのに、ここでカウンターを当てようともせず、
むしろロンアニの買いに追随し、自らの下げ幅を削ることにむしろ貢献している。
NY勢の得意技はトレンドの増幅であり、トレンドの転換は、東京勢以上に不得手である。
ロンアニの流れがトレンドの流れ、
とでも思っているのか、本日のNY勢はロンアニの買いをむしろ増幅させようとしている感じである。
ただ、ポンドのトレンドは昨日の流れからは下であり、
今夜、NY 勢が本日のロンアニのポンド買いの流れを増幅するとするなら、
その流れは、むしろトレンドの逆行になり、ボラティリティの縮小を意味する。
ロンアニの突然のカウンターで、NYも自分で何をやってるのかわからなくなってる感じもする。
それだけロンアニという猛毒は凶悪かつ凶暴、という感じなのだが、
かくして、NY勢は何をしてるかというと、ドル円の買い上げに精を出しつつ、ポンドは底堅いままで捨て置いている。
本日のポンドドルは日通し安値からすでに100pips近く戻しているが、NY勢にとっては
さして痛くもないのだろう。
NY勢が昨夜ポンド売りに性を出したのは、せいぜい30pipsほどの下落であり、昨夜のNYは1.300手前でむしろポンド売りの手綱を緩めている。
そこからさらに突っ込んで売ってきたのは、むしろ、オセアニアンどもと、
東京勢、さらには欧州は早出組のみである。
東京勢の午前組は午後組に殺され、午後組は欧州勢に殺された。
東京勢はかくして売っても買っても全滅のいいとこなしだが、おそらく東京午後組のなかには、この欧州早出組の売り仕掛けにドテンでついていった者も多かったと思う。
東京勢の午後組は、最初はむしろ東京市場後場でポンドを買い戻しかけたが、その流れをぶっ潰したのが欧州早出組である。
そんな東京勢の共食いと、最後の東京勢も殺したロンアニの追随に期待するすけべなツッコミ売りの欧州勢の流れをロンアニがど受け止めたかといえば、
午後5時の登場とともに一気に買い上げである。
つくづく性根の腐ったクズどもである。
昨日の買い戻しか、本日からの買いか、ロンアニどもは1.300アンダーの水準ではいっさい売りを入れている感じがない。
かくして、本日売りで捕まったのは、ロンドン以外のカモどもだけとなった。
現状、ポンド相場で笑いが止まらない豚勢はロンアニどもだけである。
アホくさ…。