ドルカナダショートを利食いし、ポンド豪ドルをロングしこれも利食い。次いで、ポンドドル売り

ドルカナダは東京時間18時前に利食いした。

 

USD/CAD  S 1.32992 → 1.3278 利食い

 

ここから数分後に、もう一度、1.3270アッパーを試したため

もうワンテンポ待って利食いすべきだったが、

ドルカナダはいったん離れることにする。

 

ここでドルカナダを利食いしたのは

ポンド豪ドルを買いたかったため。

 

昨日、先週の上昇をすべて帳消しにするポンド豪ドル。

先週末の負けはいったいなんだっんだ…という感じだが

 

昨日一段落ちて、本日さらにもう一段下落したポンド豪ドルは1.9250アッパーで反発を見せてきた。

 

ブレグジッドネタでまた下押しを開始してきたポンドだが

 

コロナウイルス問題もいまだ収束には至っておらず、

ことあるごとに豪ドル売りの圧力がかかる。

 

実際、17時半あたりからまた豪ドル売りが出てきた。

 

ということで、1.2990アンダーから逆張りの買いを入れたのだが

これが瞬く間に上値を伸ばし

一気に50pips超の含み益となったので

すべて利食い

 

GBP/AUD L 1.92882 → 1.93456 利食い

 

ここからさらに50pipsも上に上がったが、

 

もういい…。

 

とりあえず、ポンド豪ドルロングもここで撤退することにした。

 

今月はまたぞろポンドを材料視する相場が始まってきており

ポンドには売り圧力が強まりそうな状況である。

 

というか、そもそも

ポンドはテクニカル的に見て、いつ大きな下落をおこしてもおかしくない状況にある。

 

ただ、ポンドはこれまで再三

1.2970あたりのサポートに守られている。

 

これは昨年数か月続いたレンジの上限がレジサポ転換したサポートとなっており、

 

1.2970より下は絶好の買い場とされている節があるからであろうと思う。

 

これはテクニカル的なポンドの自律反発となるが

 

もっと大枠でテクニカルを語るならば

ポンドドルは、1.65からの下落調整の完成は終えていない。

 

ポンド豪ドルは、昨年1.35の高値を付けて後、

下落からの反発で、年末、1.3250アッパーの高値をつけた。

 

そこからの反落で、12月につけた安値1.29割れを更新してれば

少なくとも下げの調整はいったん終えたともいえるが

この12月下旬安値をポンドドルはいまだ更新できていない。

 

なぜポンドドルが12月末の押し安値を更新せねばならない、と自分が考えているのかというと、

 

ポンド相場においては

エリオット波動がやたら有効だからである。

 

かねてより自分が述べているが、

自分は基本、エリオット波動というものは信じていない。

 

ただ、ポンド相場においては例外である。

 

なぜなら、ポンドのみ(?)エリオット波動がやたら効く感じがするからである。

 

このことから、ポンドを主に取引するトレーダーがエリオット波動が効くからと言って、

それを別の市場に当てはめようとすると、痛い目にあうだろう。

 

エリオット波動はポンド相場にしか通用しない、というのが自分の考えである。

 

それゆえ、ポンド市場で、しかもエリオット波動によって勝てているトレーダーがいるとすれば、その自分の結果を過信しな方がよい。

 

エリオット波動は、ポンド相場においては聖杯のような優位性があることもあるが、それはポンドのみに通用するだけである。

 

エリオット波動はポンド相場にしか通用しないため、そればかりをトレード手法に組み込んでいるトレーダーについては、ポンド以外は取引しない方が賢明ではないか、と個人的には思っている。

 

なぜ、ポンドにだけエリオット波動が通用するのかというと、おそらく、ポンド相場は投機目線だけでトレードしている豚がほかの通貨ペアに比べてずぬけて多く

そうしたポンドの投機的取引において、やたらエリオット波動が参照されているからではないか、と思っている。

 

つまり、ポンドを取引するトレーダーは

エリオット波動をやためったら妄信している結果、ポンド相場において(のみ?)、やたらエリオット波動が通用するように思える。

 

そんなポンドにのみ(?)通用する、エリオット波動で見た時のポンド相場であるが

 

ポンドは昨年1.35の高値をつけたところから、下落調整の状況にあると考えられる。

 

下落の波動は

調整3波か、下落トレンドでの5波が考えられるが

 

現在のポンドは、いまだ2波の途中で

調整C波、下落3波、いずれにおいても

まだ完成できていない。

 

エリオット波動的に、現在が調整ABC波か、下落5波のどちらかかを考えた時

 

第2波がどのような動きとなるかである程度推測できるが

 

自分の理解するエリオット波動において

推進5波の流れの2波が比較的わかりやすい戻りや押しを示すのに対して

調整波の流れをくむ、2波としてのB波は

わかりにくい動きをしやすい。

 

12月下旬からわかりにくいレンジ上下を繰り返すポンドドルの相場を見る限り

エリオット波動的には

現在は調整B波の過程と思われ

ポンドの現在の調整はABC波のB波であるとみることができる。

 

まあ、いずれにしても

ポンドは投機の豚がおもちゃにする通貨で、いったんなんらかの材料が出て波動がでると

その波動は、その材料を消化しきるまでは収束しない。

 

本日のポンドドルは17時から買い戻しが入ってきたということは

 

1.2970アンダーの安値をロンアニが拾い始めたということだが、

そもそも、ポンドるが1.2950も割れるまで突っ込んでいったのは

こいつらが昨日の同時間帯で売りまくってきたからである。

 

それをてめえ勝手の都合で今度は買いとしたところで、相場はそう都合よく上だの下だのに反転はしないように思う。

 

自分が考える現状の大局観はドル買い、であると思っている。

 

1月を終えて、いま各通貨はばらばらの動きを見せ始めており、わかりにくい動きになってきているが、

最後はドル買い方向で相場は収束していきそうに思っている。

 

この見立ては、年末相場から現在の流れから、とくにドルカナダの動きから感じ取れるものである。

 

2019年の年末にかけては、

完全なドル独歩安相場となった。

 

とにかくあらゆる通貨に対してドルだけが売られたので

 

ドル円は下落、ドルカナダも下落

ユーロドル、ポンドドルは上昇、と

 

わかりやすいほど一方的な流れが作られた。

 

このときの相場においては、豪ドルドルさえもドル売りの流れから大きく戻した。

 

そして2020年に明け、相場はドル買い方向に転換していった。

 

2020年早々は、米イラン問題が勃発、

ここで急激なドル売りが生じたが、

これがドル売りのセリングクライマックスとなった。

 

ドル円は107.60あたりを底に反発。

ユーロドル、ポンドドルなどは下落し

コロナショックもあり、豪ドルドルも大きく下落した。

 

年末のドル売りは、このイラン問題をインサイダーで知っていた連中のカンニングショートだった、と思うのはいまも変わらないが、

 

その真偽はともかく

 

このドル独歩高となって当然の

米イランの問題は年が明けたとたん、急速に消化された。

 

イラン問題を知ってからドル売りをした豚たちは根こそぎ安値掴みをさせられた状況である。

 

その後はドル買い戻し相場にターンしていったが、

ここで予想外(?)の新型肺炎の危機が世界を席巻しはじめ

特に豪ドルドルが豪ドル売りによって下落し、ドル買いの流れを助長する結果となった。

 

このドル買いの流れも、1月も終わろうとしているところでピークアウトし

 

月末のリバランスもあってか

月末ロンドンフィックスにかけて

月末は、ユーロを中心とした急激な買いが入り

そこに連れ高となりポンドドルも上昇した。

 

それから月が明けた今月2月になって

またいきなりのブレグジットネタが材料視され始め、ポンドがいきなり大きく売られたのが昨日。

 

その翌日となる2月営業日2日目が本日で、

昨日の下落からさらに安値追いをする流れの中で、1.2970アンダーからロンアニがポンドドルの買いを拾い始め、

1.300を再び回復し今に至る。

 

この流れから、本日、あらためてポンドドルを売っているわけだが

 

エリオット波動とか関係なく、

自分がポンドドル売りの根拠としたのはドルカナダの動きである。

 

昨日のドルカナダは原油が50ドルを割れるという原油安の流れで、いきなり、1.32ミドルから1.33を超えるところまで買われていったが、

 

このドル買い方向への過剰な反応が、

今年の自分が考えるドル買い相場へのイメージをより強めることとなった。

 

先週末、つまり月末も重なった1月31日の相場で、ユーロ、ポンド買いを中心としたドル売り相場が強まったが、

そこでのドルカナダの下げはきわめて限定的だった。

 

これはドル円、豪ドルドルにも言えることだが

下げは108.30あたりにとどまり

豪ドルドルに至っては、むしろドルが方向で下値を追ったくらいである。

 

つまり、年明けからの年末ドル売り相場の巻き戻しは、欧州通貨以外は継続しており

 

ここに逆行して買われたのが、ユーロでありポンドであったのが先週末の相場であったと思う。

 

結局、ロンドン勢を中心とした大口どものリバランスという調整でユーロやポンドがドル買い相場の流れから逆行しただけ、というのが先週末の月末相場の顛末で

 

その無理筋は、月明け早々の昨日の相場でいきなりはげ落ちた。

 

昨日の相場は急激なポンド売りが進んだことからポンド売り相場であることは違いないが、

 

実際は、ドル買い地合いにおいて逆行して買われすぎたポンドがもとの水準に戻ったにすぎず

 

大口の都合だけで相場の流れから生じるリバランスの欧州通貨買い、という買い圧力が月初早々に生じる可能性が低いことを考えれば

 

ポンドが昨日急激に下落したからといって

本日、それを戻していく、ということは起こりにくいように思う。

 

1月30日31日、そして昨日の2月3日

この3営業日をみると

戻してからの押し目がいま、のように見えるが、

この3営業日は、投機的なポンド買い仕掛けが成功したターンであるようにしか見えず

この3営業日を除去してチャートを眺めると、

1月24日での戻り高値1.3170アッパーを戻り天井とした下落波形の延長線上に本日の相場がつながっているとみることができる。

 

もちろん、1月の相場から一貫して、ポンドドルの下げは1.2970アンダーで常に食い止められ、そこからの戻りを試し続けている。

 

そして、本日もまた1.2970アンダーから買いが入り、レートを1.300回復まで戻している。

 

そうなれば、ポンドはまた上に戻すのか、と見えなくもないが、

 

自分が重要視しているのは、

この1.2970への下値試しを先月5回試したのち、

今月早々、またも同水準を試しに来ているということである。

 

はなから破れもしないレートを

こう何度も何度も下に試すことは、考え難い。

 

ロンドン、NYに限らず

世界市場の総意は基本、順張りで動いており

レンジディールを是としてはいない。

 

1.2970アンダーに突っ込んで買い戻して

また突っ込んで買い戻し…。

 

こういうディールを好き好んでやるのは、東京勢くらいである。

 

ではなぜ、ロンアニどもが本日、1.2950アンダーからポンドの売りを拾って買い上げていったか、といえば

それは、本日の安値更新が

ロンアニ参入前から行われたからであろうと思う。

 

ロンアニは東京勢は欧州序盤勢が作るトレンドを継続させることをとにかく嫌がる。

 

自分たちがトレンドメイカーである自負があるのだろうし、またそれだけのパワーを有しているのがこいつらである。

 

だからこそ、そのパワーを逆方向に向ければ1.2950アンダーから1.30アッパーまで踏み上げ、

東京勢から欧州勢に至る売りをすべて踏みあげる結果を呼び起こすことができたのかもしれないが

 

そもそも東京勢などがポンド売りに追随してきたのは、前営業日のロンアニ、およびNY勢の狂信的なまでのポンド売りに端を発している。

 

この流れに乗ってきた東京勢を踏みあげようとしているのが本日のロンアニどもであるが、

 

その踏み上げは、ある水準を抜けたところからは、

昨日作った自らの売りと、それに追随してきたNY勢の売りにぶつかっていこうとするものであり、

 

東京殺しから引き続いて身内殺しの水準に入ってくる流れとなる。

 

ロンアニは一見凶暴な連中に見えるが

その刃はほぼ東京勢に向けられたものであり

身内殺しはしないという習性がある。

 

昨日のロンアニは、すでに強烈なポンド売りで

月末にかけてポンドを買ってドルを売ってきた身内を根こそぎ殺してきた。

 

そして本日、こんどはまたポンドを買いあげるとなると

二度目の身内殺しとなる。

 

昨日、殺されたロンアニ、NY勢の買い豚筋も、一度ならばまだしも

二度もの裏切りは許容できないように思う。

 

ここから起こることは

市場に通底している、欧米どものなれあいの流れに逆らい、だしぬけにポンドの買い戻しに走る裏切りの豚どもに対しての強烈な制裁ではないか、と思う。

 

となると、この裏切りの豚どもの損切りが下げの燃料となり、ポンドドルは、本日、さらなる下げを更新するのではないか、と思う。

 

ポジション

GBP/USD  S 1.30072 1.30058