ポンド豪ドルロング、全損 全て損切りでスクエアしたが、やはりあらためてポンドドルのみ買い

仮眠をとっているうちに、ポンド豪ドルのロングが全損していた。

 

ポンド戦略は完全に失敗と考え、含み損ながらまだ残存していたユーロポンドのショートやポンドドルのロングもすべて損切りして、いったんスクエアにした。

 

もう自分の相場感は根本的に誤っていたようにしか思えず、一時、全てをリセットすることにした。

 

本日の豪州の雇用統計の結果が良好で、豪ドル買いが起こり、ポンド豪ドルは下割れ。

 

ポンド豪ドルはさらに安値を追い、ポンド豪ドルのロングはすべて損切りとなったのが結果である。

 

しかも、その際にスプレッドが大きく開き、またも一部の口座(いつものところ…)など、値が吹っ飛び、自分が損切りに置いていたレートから最大で何10pipsも下で損切りされていた。

 

もう何から何まで最悪である…。

 

昨日、異様に豪ドルが強かったのはこういうことか…。

 

昨日、豪州の投資銀行が、豪州中銀の今後の追加緩和をみたてていたときに、嫌な予感がしていた。

 

こういうどこかの投資銀行が、ご親切に豪ドル売りを促すような一面的な相場感を示したとき、それはたいてい逆に行くことが多い。

 

こういう見立ては、ご丁寧に翻訳もされるので、我が国の個人投資家を豪ドル売りに駆り立てることになる。

 

それに反して昨日は豪ドルのみがあまりにも底堅かった。

 

それは、今朝の結果を予見してのものだったのだろう。

 

今月のカナダ雇用統計の結果悪の時もそうで、カナダ中銀は利下げする、などの思惑をどこかのヘッジファンドが語っていたが、結局、ドルカナダはそういう見立てに反して、カナダドルは翌週より下落している。

 

こういう見立てを投資銀行ヘッジファンドがやおら語り出す時、この手の連中は実は反対売買を講じているんじゃないか、と思えるほどである。

 

そもそも、ゼロサムゲームで騙し合いの相場の中で、その手口を素直に晒す輩がいるわけがない。

 

いずれにしても、これらヘッドラインに振り回されたわけでもないが、自分はそのごドルカナダを買ってやられ、今回はポンド豪ドルを買ってやられたのだから、自分もまったくその影響を受けていなかったように思う。

 

今回については昨日のうちに一昨日とっていたユーロ豪ドルショートを早々に利食いしてしまったのも、意識はしていなかったものの、潜在的に豪ドル買いに不安を覚えていたのかもしれないし、一昨日持ったドルカナダのショートをやめてしまったのも、資源通貨安の関連から下値追い不安を覚えてしまったのかもしれない。

 

結局、昨日はポンドなどに手を出さず、そのまま一昨日のポジションをホールドしておけば良かった話だった。

 

昨日、ポンド関係のみ損切りされていたことから、突然、これまで観察していた通貨ペアから離れて

慣れないポンドのみ手を出し、しかもそれに執着したことが今回の敗因である。

 

ポンドはやはり無理だ。

 

しかし、スクエアとした後、ポンドドルをまたもロングした。

 

 

しかし、10月末以降、全然勝てなくなってしまい、やればやるほど証拠金を失う結果となってしまっている。

 

年末で本業も忙しいなかで、これだけ負け続けるのは時間も金も無駄であるが、とりあえず、ポンドドルのロングだけ作り直しておくことにした。

 

ポンド豪ドルは本日の豪州の雇用統計のムードもあり下落トレンドを進行中であることなら、もう買いでは手を出せない。

 

ドルカナダも下落過程にあり、ユーロ豪ドルも下落を進めつつあることからそれは同じ。

 

ユーロ豪ドルは日足でボリンジャーバンドを収縮させつつあり、このまま下落トレンドが加速するかはまだわからない。

 

ドルカナダもまた、日足レンジ下限である1.3050あたりを目指してはいるが、これが割れない限りは、また日足レンジレンジが継続するかもしれない。

 

ユーロドルは豪ドルドルとともに200日移動平均線上抜け挑戦中で、ポンドドルが下押しを続けてはいるものの、これはすでに200日移動平均線を上抜いている。

 

ドルストレート全般を眺めるとドル安気味に動いているが、ドル円がずっと109ミドルの位置で膠着し下割れしないことから、

ドル独歩安でもないが、やはり市場はドル安ムードで動いている。

 

いまいずれの通貨ペアも、エントリーするにしても戻りや押しを待ちたいところだが、

 

調整ムードが続くポンドのみ、まだ上値余地があるように見える。

 

豪ドルの底堅さは、ユーロ豪ドルやポンド豪ドルにとっては下押し圧力となるが、

対ドルにおいてはドル売り圧力を与えることから、ポンドドルの下押しを限定的にする可能性があるように思う。

 

さらにポンドドル買いのみ行った理由が、

昨夜のNY時間、1.3050あたりから、ポンドドルを買い集めているような動きを感じたからである。

 

昨夜の安値は1.3060アンダーで、本日の東京勢もここを割り込むことはできていない。

 

30分足、1時間足では強烈なダイバージェンスを継続しており、30分足はすでに強烈なスクイーズ状態にある。

 

ポンドドルが本日上抜けをした場合、短期足レベルでは、1.3130がレジスタンスとなるが、ここを抜けると、1.3210あたりまで、さしたるレジスタンスはなく、さらにここを抜けると1.3300あたりまでレジスタンスはない。しかもこれらレジスタンスは、決して強いものでもない。

 

短期足レベルでまともなレジスタンスと考えられるのは、実は1.3410アッパーにあるそれのみで、ポンドにもどりが起こった場合、300pips超の上げ幅が期待できる状況である。

 

もっとも、ポンドが上昇するには、ブレグジッド関連に関するポジティブな報道が必要で、テクニカル的な自立反発のみで大きな上げ幅を作るのは困難ではあろう。

 

ただ、本日は英国の経済指標が山積みで、特に21時に行われる政策金利発表は大きな材料となるように思う。

 

本日の豪州の雇用統計と同様、英国関連の経済指標や政策金利発表を見越して、昨夜のNYの買い集めがあったとするなら、

ブレグジッドネタなしに、ポンドがもどりを見せる可能は低くないように思う。

 

豪ドルは本日それで大きく上がったが、ポンドについては続落します、ということなら、もう自分は徹底的に持ってない、ということになるが、そうなったらそうなったでしたかない。

 

ただ、昨日、あれだけロングで負けて、本日それをあきらめたところが底で、結局大きく反騰しました、だと、さすがに自分も浮かばれない。

 

ということで、本日はポンドドルロングのみを持っておくことにする。

 

昨日安値を割れるようなら、もうポンドについては手を出すことをやめるし、今年はもう相場を休もうとと思う。

 

ポジション

GBP/USD  L 1.30845 1.30857