ドル円利食い…しかし、ドルカナダ、やっぱ下がるか…。ドル円ロングは利食いスクエア。ユーロドルは延々売り上がり

ドル円は予想通り、東京の売り豚を焼きながら、上昇していった。

 

自分はドル円のターゲットを109円ミドルあたりに見据えており、本来ならばホールドだが、

 

短期の抵抗帯ですべてを利食いすることにした。

 

USD/JPY  L 108.536 108.537 108.538 108.483 108.467  → 108.64 利食い

 

理由はやはりポンド。

 

ポンドは週末の採決延期の不透明感などものともせず

 

またも凶暴な買い上げを開始してきた。

 

各ヘッドラインをざっと見渡してみると

先週末にEU離脱協議案の採決が延期されたが、修正などを加えることで、結局のところ、可決の見通しが高い、という感じのようだった。

 

ということで、週を明けた本日もブレグジッドの楽観ムードはロンドン時間ではさらに継続で、

 

結果、本日も高値追いが続き、ついに1.300越えまで。

 

このポンド高の連れ高によって、ドル円が上昇したのである。

 

自分は、ドル円の上昇をドル相場におけるドル買いでイメージしていたため、

同じドル円の上昇でも、

ポンド買いの、ポンド円上昇、そこからの円売りのドル円も上昇、という構図でのドル円ロングはホールドしていく気がしなかった。

 

こうした形の上昇は、ドル高のおかげというよりは、ポンド高のおかげであり、

 

もちろん、ポンが上昇する限り、ドル円の上昇も期待できそうには思うものの

ポンドが反落した場合、道づれになって下げられる可能性が高い。

 

さらに、先週末の相場の様に、ポンドドルやユードルは続伸するのに、そこではドル売り圧力がかかり、ドル円は下落というオチも考えられる。

 

ドル円の上昇がドル高によるものではない、という証拠に

ドル円が上昇していても、

ドルカナダは本日も安値追いをし、先週安値を更新するところまで売られてしまった…。

 

やはり下か…。

 

今年半ばから自分がドルカナダを売りまくっていた時は、なにかといっては戻していたのに、

自分が買いに転じると、もうどこで売っても勝てるというくらいの一方的な下落が生じるという状況には心底げんなりである。

 

ドルカナダは、1.3130あたりを日足のネックラインと見立てた時、1.3140がもはや相当強固なレジスタンスになりつつあり、

本日は、1.3140に届くどころか、1.3135すらも超えられず、ロンアニ参入後に売り倒されてしまった。

 

今朝がたの上窓開けもすべて無意味で、

本日の自分の様に底値買いを狙っていた東京勢がまるごと刈られる結果であろう。

 

ロンアニの本日の東京刈りは、ドルカナダでもあった。

 

ドルカナダは、テクニカル的にはかなり情勢が不利とはいえど、

いちおう、買い下がった。

 

その理由は、日足レベルのダブルトップが完成したがゆえに、もちろん、さらに続落のリスクは高く、そこをロンアニに目ざとく見つけられ売り仕掛けられているに違いないドルカナダの本日ではあるが、

 

本来、カナダともドルともなんら関係性のないロンアニが、ドルカナダのダウントレンドを完成させ、それが進展していく、というのが、どうも解せない。

 

カナダ中銀の政策金利据えおきなど

現在の状況よりもはるかに、ドルカナダが下落してよい状況にあっても、現在のような一方的な下落は一切無視され、むしろ買いあがられたドルカナダである。

 

ブレグジッド問題で、ポンド相場が為替市場を支配しているからといって、

 

ポンドと関係のない、ドルとカナダドルの組み合わせであるドルカナダが、このタイミングで長期下落トレンド入りする、ということが、どうにも腑に落ちないのである。

 

とはいえ、やはりトレンドメイカーであるロンアニが作ったトレンドは、継続の可能性も高く、さすがに、本日の下値更新で、ポジションを半分ほど損切りした。

 

本日、ドルカナダは、1.3130アッパーから、1.3100割れ寸前まで下落するとは思っていなかったので、

 

買い下がるのに耐えらえれる以上のポジション量を保有していたからである。

 

この下げトレンドが本物かどうかは、NY市場で占いたいと思っており、

本日のNY市場ですら、ドルカナダが安値追いをするようなら、ドルカナダの逆張りロングはいよいよあきらめねばならないとは思っている。

 

ドルカナダで現在自分が限界耐えるつもりのラインは、1.3070あたりまでである。

 

本日の最初の買い持ちのところから、結局、50pips以上も含み損に耐えねばならない、といのもどうかと思うが、

このダブルボトムがロンアニのダマシとなって、反転上昇した場合、リワードはこの損切幅以上のものが見込める。

 

ドルカナダはポジションの総量を損切りで減らしただけなので、ポジション構成に変化はない。

 

ドル円利食いでスクエア、

ドルカナダは半分損切りで残りは踏まれ中…

となったところで、本命のユーロドルショートであるが、

 

このショートポジションは、むしろポジション量が倍加したような状況で、現状、いっさいの損切りをせず、いまだ保有中である。

 

ユーロドルは本日のポンドの買い上げによって、本日もどさくさまぎれてきな便乗上昇をし、先週末高値をさらに更新し、1.1180アンダーまで上昇した。

 

ポンドは対ドルのみならずあらゆうる通貨に対して強く、ユーロポンドにおいては、無論、ポンドが強く、ユーロポンドは、本日、0.86すら割れるポンド買いユーロ売りが起こっている。

 

さらに、ポンド買い相場は為替市場にリスクオンムードを促し、ユーロ豪ドルもさらに安値を更新し1.6240割れまで(これがかなり悔しい…)、ユーロは対豪ドルにおいても売りが行われている。

 

さらに、本日、ドルカナダが仕掛け売りされていることから、ユーロは対カナダにおいても弱い。

 

つまり、ユーロはあらゆる通貨に対して弱いにもかかわらず、そんなものはものともせず、対ドルにおいては強さを発揮し、上値を追っているのである。

 

ただ、これは負け惜しみではなく、本日、ユーロドルが先週の高値を更新するとはなかば思っていた。

 

というのも、為替相場というのものは、天底をつけるときに、往々にして、ここまで、という新値を裏切るように、天底さらに更新したのちに、ターンしていくものだからだ。

 

あらゆる通貨ペアでもチャートを見ればわかることだが、

どの通貨ペアにおいても、天井や底をつけるときには、前足の高値や安値を更新した後に、ターンして天底をつけている。

 

がうえに、たいてい天底付近にあるとき、前の足がつけた最高安値の先を損切りにしていると、たいていがそこを試され、損切りがヒットさせられる。

 

場合によっては天底を何度も何度も更新し続け、もうどこまで行くかわからない…と含み損を抱える豚たちがあきらめたあと、まったく予想もつかないところから、天底はターンしていくこともある。

 

それゆえに、相場の天底を当てることは難しい。

 

今回のケースでは、先週末のじり上げ高値張り付きが天井で、あきらかに買いの過熱感満載のクローズで、本日は小さな下窓を開けての下落、その下落がトレンド転換のターンでそのまま下落が進む、というほど、簡単なものではないのである(もちろん、そういうこともあるが…)。

 

週末に週の最高値をつけたときなど特にそうで、翌週、即座に反転するときすら、その前週の最高値をいったんは更新してからターンしていくことが多い。

 

がゆえに、自分は、先週末の高値をさらに更新していっても耐えられるだけのポジション量にして、本日は延々売り上がるつもりではいた。

 

完全にナンピン状態なため、売り上がれば売り上がるだけ、損失時の損害が多大なものとなるため、先週の高値あたりが天井であることを望んではいたが、やはり、そんな好都合なところを天井とすることなど、ロンアニは許してくれなかった。

 

それもはなから織り込みではある。

 

もし、前日の高値を天井と見立てて、そのちょっと上に損切りを置いての逆張り売り、で天井がつかめるのなら、こんなに多くのトレーダーが負けることはない。

 

その手の値ごろ感の逆張りは誰もがやっていることであろうから、そんな方法でうまくいくなら、みんな勝てる。

 

がゆえに、為替相場においては、下手に逆張りするくらいなら、

どんな高値でも安値でも買い上がり売り下がりし続ける方が、勝算がある。

 

がしかし、それが難しい。

 

だから、皆、押し目買いや戻り売りをして、できるだけ安いところ、高いところから買ったり売ったりしたがるが

 

押し目買いに押し目なし、というように、そういうときほど、えてしてトレンドは自分のポジションと逆向きに進んでいくのである。

 

今回のユーロドル売りについてもそうで

自分が戻りを待っていた、1.1130のゾーンは、これでもかなりの戻りまで待っているつもりだった。

 

しかし、そこからさらに50pipsは上に伸びているのが現実である。

 

そんなユーロドルだが、自分はまだにいっさい損切りしておらず、上記の通りむしろさらに売り増ししている。

 

ユーロドルは、本日の上昇で、さらに上のレンジゾーンに突っ込んできた。

 

いまのユーロドルはテクニカル的にも短期上昇トレンドは鮮明ではあるが、

本日突っ込んでいったゾーンは

ユーロドルにおいて、最も強い抵抗帯となると考えているゾーンで、

 

大きく見ると、1.1175あたりから、1.1215あたりまで、その中間での小さなレンジゾーンで、1.1177~1.1190あたりのゾーンとなる。

 

そして、本日のこのゾーンへの進入が弾かれた。

 

もちろん、本日までのユーロドルは、そうしたレジスタンスゾーンの手前で停滞しつつも突破、停滞しつつも突破という感じで、いくつもレンジゾーンを上抜いてきたため、今回についても決して楽観はできない。

 

 

 

 

ポジション

EUR/USD  S 1.11782 1.11767 1.13632 1.13611 1.11577 1.11571  1.11551 1.13542 1.13552 1.11481  1.11480  1.11439 1.11428 1.11417 1.11411 1.11404  1.11397 1.11389  1.11369  1.11364 1.11303 1.11295

USD/CAD  L 1.31031 1.31043 1.31074 1.31114 1.31182 1.31288 1.31290 1.31312  1.31318 1.31322 1.3329 1.31339