昨日は負けてないのに負けたという理不尽。もう戻りは待たず、ドルカナダ、ユーロ豪ドル売り

昨夜のユーロ豪ドル売りは、

結局現在まで持っていれば利益が乗っていた状況で、

 

1.6270の損切りにもかからなかったことから、ホールド上等な結果だった。

 

しかし、某FX会社の過度なスプレッドの開きで、ここの口座のみ証拠金を10%失うほどの損失を食らってからやる気がそがれ

結局、残りのショートはすべて微益で利食いしたが

 

本日の豪ドルドルは、昨日の陰線を打ち消すような陽線気味で進行している。

 

昨日は豪州の経済指標が悪く

そのなかで豪ドル買いに行くことにも無理があったのかもしれないが

その下落は昨日1日で消化した感があり

本日はいまいちど上値追いを仕掛けそうな雰囲気を感じる。

 

昨夜のNYはロンアニのドルストレート全般の買い仕掛け(これは自分としては完全にダマシだったと思っているが)、に追随しての豪ドル売りについていったが、

NY勢のモメンタムな後追いも、昨夜については出遅れ感が半端なく

たかがNY時間は2~3pipsの下げ幅しかないなかで

このわずかなpipsの出がらしのような下限で、順張りの売り玉を積み続けていった。

 

NYどもの順張り思考は

前にしか進めない単細胞生物のようで

何度も何度も下をちょこちょこ押すような微生物のような動きを繰り返したが、値は崩れず。

 

それでも売り続ける欧米狩猟民族どもの順張り思考も、あきれるほかないが

 

その行動も、あまりにも利幅のない無駄なあがきと途中で気づいたのだろう。

 

数時間、そんな無理な売りを積み続けたが

でありながら全然下が崩せないことにようやく嫌気がさしたかのように(ほんと、遅い…)、NY時間の途中から豪ドルの買い戻しが入ってきた。

 

今週の豪ドルドルは週足陽線で進んできており、

本日、雇用統計があるとはいえど

たった1日でこの陽線を陰転させることは困難であるように思う。

 

となれば、来週はともかく、今週に関してはもう一段上値を追う可能性も高い。

 

今週は豪ドルのみならず、ユーロ、ポンドとも週足陽線でドル売りに傾いているため

 

これら通貨が全般ドル売りで上伸する可能性もあるが

 

ユーロ豪ドルに関して言えば、ユーロが下落せずとも、豪ドルさえ上昇すれば、ユーロ豪ドルには下落の目があるため

 

本日もユーロ豪ドル売りから入ることにした。

 

すでにドイツの経済指標は予想悪化で結果が出ており

昨日の豪ドルは経済指標の悪化で豪ドルが売られる方向になったが

 

本日、よりフレッシュ情報から傾斜するのはユーロの弱さで

それでもともにドル売りで買われるというなら、ユーロドルと豪ドルのどちらの上げに勢いがなさそうかといえば、本日はユーロ側であり、

 

ユーロが豪ドルに買いに勢いが劣る限りにおいて、ユーロ豪ドルは本日、あらためて売りを試みることができるように思う。

 

週足という意味ではドルカナダは今週陰線を作っており

これもまた本日1日で陽転させるのはきわめて困難であろうと思う。

 

ドルカナダについては戻りを待っていたのだが、とにかく戻りが弱い。

 

昨夜1.61ミドルを守り、本日はいったんは反発気味ながら

その反発もどうも弱い。

 

さらにその買い戻しも、昨夜のNYからの1.31ミドルからの買い戻しに狂信的NY信者の東京勢(それもおそらく米系)が一部ついてきているのみで、ドル売りの現在の地合いにおいては、NY様の一般信者レベルの東京勢もさすがについてきてはいない。

 

ドルカナダは先月下旬、1.3190を守ってから急反発を見せ

ここにBOCの利下げが選択肢としてもっている(何度も言うが利下げするとは一言も言っていないし、その示唆すら示していない)、という発言のみを強烈なカナダドル売り材料として上昇したが

 

この上昇も1.3315アッパーの買い超過ゾーンに阻まれ、今週の政策金利発表で金利が据え置きされ、なおも利下げの姿勢を感じられないことから、ドルカナダもようやくトップアウトしてきた。

 

そこから昨日までは一方的な売りが続き、戻りのチャンスを得られなかったが

 

よくよく考えると、自分が考えていた1.32ミドルあたりまで戻りを待つことは

現在下げ転換したと思われるドルカナダからすれば相当無理のある戻り待ちで

 

ここまで戻るようならむしろ、ドルカナダは再び買いに転換してもおかしくない状況である。

 

1.3270まで戻ったドルカナダが、押し目を作り、その後の一方的な上昇で1.33を超えてきた押し目が1.3190アッパーで

ここを破った段階で、ドルカナダの戻り相場は完全に終了したとみており、

であればドルカナダを戻り売りするとしても

1.3190あたりのレジサポ転換のラインが限界あるように思える。

 

がゆえに、ドルカナダは戻りが弱く、1.3180あたりから上値が重いのではないかと思っている。

 

ドルカナダが完全にチェックメイトし、下落を確実なものとするためには

 

ドルカナダの下落を強固に守る1.300アッパのサポートをぶち破らないとならないが、

 

それができるかどうかはともかくとして

少なくとも先月の上昇はおととい失敗に終わったことがほぼ明らかとなったことから

現状はいまいちど下を試すターンである。

 

現状売り豚としては、

少なくともドルカナダの下落相場を転換させた起点となる1.3050あたりの大底からのレジサポ転換ライン1.3075あたりまではた試す可能性が高く、

このラインがいまだ有効であるか否かを見るまではその売りの手を緩めないように思っている。

 

ユーロ豪ドルは昨夜から売りを仕込んでいれば、すでに利が乗っている状況で

いまから売りで入ることは値の悪いところからの売り再開とはなるが

 

ロンアニどもは高値売りや底値買いはまずしてこない。

 

高値からさらに買うか、安値からさらに売るかが、こいつらの常套手段である。

 

なぜロンアニがこういうことばかりを繰り返すのかというと

 

それが人間心理に反しているからである。

 

高値圏にいるとき、下値余地は見えることから、多くの大衆は売りに入りやすい(安値圏にいるときはその逆)。

 

そういう合意が強まれば強まるほど市場に売りが溜まっていくことになるが、

それでも下がらないのはなぜか。

その大衆心理を逆手に取るグリードがその売りを拾いまくっているからだろうと思う。

 

ロンアニと大衆(東京勢含む)のどちらがポジション量が大きいかはいうまでもない。

 

ロンアニどもが大衆の売り玉をすべて買いで吸収したあと、市場にそれ以上の売り玉はなくなる。

 

ここからさらにロンアニが買いあげると、ここをカバーする売り玉はなにか、というと

東京勢の売り玉の損切り、となる。

 

この損切が徐々に値を上げていき

最終最後は、東京勢の売り玉の多くが損切りするラインまで到達し、

相場は上に跳ねていく。

 

もちろん、そんな単純な構造のみで市場価格が決定されているわけではないが、

ロンアニ VS 東京勢

という対決構図においては

短期的にはこうしたメカニズムによって、

東京勢はいつもロンアニどもの食い物にされるように思っている。

 

その格好の例が本日の豪ドル相場にも起こっているように思う。

 

昨日の下げ状況を考えれば

本日の東京勢は豪ドルドルにおいては、

当然戻り売りを仕掛けたいと思うだろう。

 

現状のレート0.6840アッパーからすれば

上値は一昨日の高値0.6860アッパーまでしか余地がないように見え、下値は0.6750アッパーまであるように見える。

 

豪ドルのレートが絶対に0.6860以上にいかないと宿命づけられているなら、そのリスクリワードは正しいが、そんなことはもちろんない。

 

現在の波の中にはまだないが、0.6860より上のレートはもちろん存在する。

 

もしも、豪ドルが0.6860アッパーの直近高値をブレイクすれば

豪ドルドルは強烈なN字波形を完成させ

その上値余地は、0.69越えまで軽く伸びることになる。

 

その上昇の推進力となるのは、

豪ドルの強さではない。

 

米ドルの弱さである。

 

豪ドルは利下げ期待も相まって、現在、誰もかれもが売りたがりたい状況である。

 

であるにもかかわらず、米ドル売りが進み、豪ドルがレジスタンスを抜けていくと

 

豪ドル売り相場のはずが、豪ドルドルがどこまでも上昇するという矛盾する状況が生じ始めることとなる。

 

豪ドル相場だけを考えていれば

受け入れがたいような豪ドルの上昇も

米ドル中心にほぼすべての金融市場が動く現実においては、十分に起こりうる事態である。

 

実際、リーマンショックのときは

金融危機にあっても好景気を維持し、しかもいまよりもはるかに高金利であった豪ドルが、ドル買い圧力に屈して、滅茶苦茶間に下落した。

 

米ドルの事情が前面に出てくると

各国が利下げしようが利上げしようが

そんなものはお構いなしに、

ドル高ドル安相場が進むのである。

 

それを示すかのように

現在、通貨で見た時に最悪級のジャンク通貨としか思えないユーロもまた

ドル売り相場によって上値を追っている。

 

緩和姿勢を崩さず、買われる理由を探す方が難しいユーロすら買われるのがドル売り相場である。

 

そう考えると、豪ドルの利下げ観測など、取るに足らないレベルで

ドル売り相場において、ユーロすら買われるなかで、豪ドルのみが売られるということはほぼありえない状況であると思う。

 

ユーロが対ドルで上昇したとしても

同じように豪ドルも対ドルで上昇する。

 

ともに上昇する場合、ユーロが豪ドルより上げ幅を伴えば、ユーロ豪ドルは上昇することになるが、

ユーロ豪ドルは不思議な通貨ペアで、ユーロと豪ドルがともに上昇するときは、ほぼ確実にユーロ豪ドルは下落する。

 

その逆もそうで、ユーロも豪ドルも下落するとき、その下げ幅の違いはどうあれ、ユーロがどれだけ下落しようとも、ユーロ豪ドルは上昇する。

 

要するにユーロ豪ドルという通貨ペアは

豪ドルが上がるか下がるか、のみ依存している通貨ペアで

ユーロの動きというのはほぼ関係がないのである。

 

では、その豪ドル相場がどうなりそうかといえば、

豪ドルドルを見る限り

昨日の下落を調整としたうえで

本日続伸しそうなように思えている。

 

ということで、

週末のポジションは、またものユーロ豪ドル売りとドルカナダの売り。

 

ポジション

EUR/AUD  S  1.62381  1.62357 1.62347 1.62301 1.62300 1.62296

USD/CAD S 1.31840  1.31832