ドルカナダ売り増し。ドル円買い。
1.3280割れを狙おうか、という寸前
突如、ドルカナダが、1.3300を超えて
いきなり急騰してきた。
見ると、ドル円も、109円代から、一気に108.80アッパーまで下落。
ヘッドラインを追うと
トランプ大統領の米中貿易交渉に関する発言で、米大統領選が終わるまで合意しなくてもいいかも…みたいな発言をしたようで
それが嫌気されて、一気にドル買い円買いのような流れになった感じである。
理由はどうあれ
本日のロンアニは、昨夜のISMの結果を受けたドル売りの流れを継続させたく
その売りの機会を待っていたのだろう。
本日の東京勢はドル円を109.20アッパーまで買い上げており、NYの道が神の道、かのように欧米勢が妄信しているとすれば、
本日の東京勢の買いよりも、昨夜のNY勢の売りを採用したい、というところだろう。
東京勢は、本日109アンダーあたりから買いを入れていたので
このロンアニの売りによって、
東京勢が全員マイナスに追い込まれたということになる。
またもの東京刈り大成功、という
胸糞が悪くなる展開をロンアニどもは見せてくれているが、
昨夜、一方的に突っ込んで売りすぎたNY勢の流れを引き継ぐにしても、
あまりにも戻りが浅すぎる。
東京勢の戻りを戻り売りの場として売ってくるのはいいが
この戻りの浅さは、昨日の突っ込み売りのNY勢を踏襲するような、さらなる突っ込み売りの状況となっており
ここからさらなる売りがどれだけ追随してくるかはなはだ疑問である。
しかも、108.80より下は
この昨日ヒステリックに売ってきたNY勢およびロンアニどもが、
ドル円の上昇相場の起点としたゾーンであり、
これ以上の売りは、自らが構築した起点を自らで切り崩すこととなり、
そこまでの合意が、NY勢とロンアニ双方になされるにはまだ時期尚早に思える。
昨日の109.70アッパーというレートは
長期足でみたときのレジスタンスラインにも重なり、
そこからまったく調整もないまま高値をさらに追うには、かなりの買い過熱な状況にあり
いつ調整の下落が起こっても不思議ではない位置にあった。
そして、その買い過熱感をトップアウトさせるひとつのきっかけとしてあったのが
昨夜のISMの結果であったろうと思う。
しかし、このISMについては
先月もドル円を108円割れまで追い込む経済指標となっており
ISMショックだなんだと、一部騒がれたりもしたが、
結局、その後ドル円は109円を超えて、110円に迫るところまで戻っている。
基本、自分はいまではISMという経済指標は、ドル円のトレンドを決定づける材料とは考えておらず
その前提から言えば
昨夜ドル円がこの経済指標によって、反落したとはいえ
それが先月までのドル円の上昇トレンドを転換することになったとは思っていない。
その前提で、ドル円がいまだ上昇トレンドを崩していない、という前提でドル円を眺めると、現在のドル円の108.80アッパーというレートは、押し目としては十分すぎるほどの押しで
むしろ、売られすぎに見えるほどである。
たしかに、昨夜の流れから、
先月のドル高相場は、いったん収束した感じがする。
豪ドルドルやユーロドル
なによりポンドドルの戻りを見るかぎり
今月はドル安に相場が傾斜してきている。
ただ、ドル安相場であるとき
ドル円が素直に落ちるかといえば、
そうならないのが、ドル円が幻通貨たるゆえんである。
各ドルストレートがドル売りに傾斜すればするほど
ポンドやユーロ、豪ドルなどが対円で買われることとなり、
それはそのまま円安圧力となって
結果、ドル円も連れ高となっていくことはよくある。
というか、そういう場合の方が多いくらいである。
ということで、ドル円を買うこととした。
ドルカナダについてはドル安相場が継続すると見れば、引き続き目線は下であるため
売り増しをした。
本日のロンアニのドル円売りは、東京勢を刈るがためだけの姑息な売りであり
その下落は本日逆張りしてきた東京勢のロングの投げ以上の燃料はないとみている。
つまり、下落が止まったところが、東京勢のロング損切の燃料が切れたあたりとなり、本日の下落の限界域であると考えている。
その限界域は、現状108.80あたりではないか、と思っている。
ポジション
USD/JPY L 108.826 108.843 108.860 108.888 108.890 108.891
USD/CAD S 1.33082 1.33073 1.33057 1.33056