本日のドルカナダ売りが奏功するなら、ユーロ豪ドルの売りもチャンスに見えるがそれは控える理由

本日はドルカナダの下落トレンドへの転換を見越しての売りを講じているが、

 

ドルカナダの売りはカナダドルを買うことを意味し、資源通貨買いから、豪ドルも買いとなり、ユーロ豪ドル売りも大きな選択肢とはなる。

 

しかし、本日はユーロ豪ドルの売りは見送るつもりである。

 

現状、ユーロ豪ドルは1.63より上の買い超過ゾーンを超えられないまま、本日、ドルカナダの下落とともに軟調気味に動きそうに見え、ドルカナダのショートがワークするならユーロ豪ドルのショートも優位性がありそうに見える。

 

しかし、本日、ユーロ豪ドルの売りは行うつもりはない。

 

それはなぜか。

 

その理由として、まず、豪ドルドルが下値を硬そうに動いていながらも、いまだ大きな戻りムードがないことが1つ。

 

もうひとつは、

ユーロ豪ドルが、1.63より上が重いとはいえ、

もう一度、豪ドルにおかしな売りが起こった場合、

オーバーシュート的にいまいちど1.63を抜けた時、オーバーシュート領域の値幅が多きするからである。

 

ユーロ豪ドルは、1.63より上はすべて買いの超過ゾーンと自分はみなしているが

そのゾーンの幅が買い超過というには大きすぎるレンジ幅を持っている。

 

現在、チャートから読み取れる

1.63から上の超過のゾーンは

最大で1.68越えまであり

その値幅は500pips以上。

 

上跳ねしたときは、その強烈なゾーン内で、大きな上下動を見せる可能性が高い。

 

がゆえに、もしもユーロ豪ドルを再び売るとすれば、

二度と1.63アッパーのゾーンになど来られないくらいの下落を確認した後か

いまいちど1.63を試したあとでの戻り売り、

もしくは、このまま大きく値を跳ねさせて

いまいちど、1.63を突破させたのち、

とめどない上昇を見送りながら、

1.68までの領域の最上部に到達するまでのどこかで、強烈な上ヒゲという巨大な売り玉を確認してからの逆張り、のどちらかの場合しかない、と現状では思っている。

 

ユーロ豪ドルの現在は、それほどまでにデリケートな状況にあるとみている。

 

まともなゾーン観察から当然、1.63より上には大量の売りがあると思うが

ここが狂気的な買いに切り崩されると

大きく損切りで上に持ち上げられる可能性は低くない。

 

そして、この大量の損切りが巻き込まれて、レートを大きく飛ばすのは、たいがいが東京時間と決まっており、

 

この狂った最後?の跳ね上げを見越して

週末の本日は、ロンアニ、NYともども

ユーロ豪ドルを底堅く推移させ続けて

週明けの東京勢のにわか買いを誘発させ、東京勢にバイイングクライマックスを演じさせようともしかねない。

 

ということで、ユーロ豪ドルの本格的な売りは来週から行うこととし

 

週末の本日は、ドルカナダ、もしくはそのほか通貨ペアをメインにトレードを検討したいと思っている。