ドルカナダ売り
昨夜のNY、ドルカナダは1.3315の週足のレジスタンスを尊重する大き目な売りがようやく出てきて、大き目の陰線が現れた。
ドルカナダの巨大な日足レンジの高値圏において、ようやく大豚が動き始めたか。
この大玉のドルカナダの売りは
つまりカナダドルの買いを意味しており、
このカナダドル買いは
日足レンジをついに上抜いた、と思われたユーロカナダにも当然派生し、
1.47を超えて日足レンジを上抜いた、と思われていた流れをダマシとするように一気に逆転させる下落となり、また日足レンジの上限、1.4700を割り込み、つまり日足レンジのなかに戻ってくることとなった。
自分はその瞬間相場を見ていたが、
初動の下落に突っ込み売りはやめて
昨夜は見送ることにしたが、
案の定、1.3270アッパーまで下落した大陰線の下限で買い豚で拾われ、その後はNY時間の間中、持ち合いのまま推移し
東京時間でも持ち合いは継続することとなった。
このレンジ形成において
下落からのレンジは、1.3290~1.3270でほぼ固まった感じがするが、
昨夜23時からの大玉の売りが大口の利幅狙いでのエントリーであるとするなら
この初動の下げで終わるはずもなく
現状のレンジはそのまま下割れする公算は高い。
ということで、レンジ上限あたりとなるあたりで、ロンアニ参入も迎える現状がベストタイミングと考え、17時に切り替わる寸前まで売りエントリー。
もし長期の大豚どもついにドルカナダの売りに転じた、という推測が正しければ
こいつらががどこまでのターゲットを狙うか、となるが、
少なくとも
年初来安値1.3050アンダーあたりまでは日足レンジの下限ともなることから、
そこまで引っ張る可能性もなくはない。
ただ、今週はドルカナダがほぼ週足陽線で進んでいることから
本日中にその陽線を陰転させるまでの売りが入るかについては疑わしく、
週足陽線を維持しながらも
来週以降の下落の準備を進めるという意味では、
本日の下値メドは1.3225あたりまでになるのではないか、と考えている。
ドルカナダは今年の夏以降、
200日移動平均線の上抜けを大きく見て、4回ほど失敗している。
つまり現在のドルカナダは200日移動平均線がかなり強い抵抗帯にたっていることは明らかで、
このゾーンは強烈な売り場である。
もちろん、天井圏の乱高下があるため
このゾーンでの上下動はつねに50~100pipsあり、決着がつくまでに毎回それなりの時間を要しているが
昨夜の大陰線が、売り方勝利の兆しとなったのではないか、と考えている。
おとといの1.32割れからの反転と、
さらにはカナダ中銀の利下げ選択し発言からの急騰で、ドルカナダは高値圏でもさらなる高値追いを演じたが
この無茶な買い上げは、日足レベルですら強烈なダイバージェンスを発生させるに至り、
買い豚の無理も極限まできた、という感じである。
無茶に無茶を重ねて、これまで売り豚をさんざん焼き尽くしてきた買い豚どもが、
ようやく焼き尽くされるターンに入ってきたのではないか、と期待したい。
ポジション
USD/CAD S 1.32813 1.32808 132806 1.32788