ユーロドル売り

本日も出先で、全体の把握がいまいちできていないが、戻り待ちをしていた通貨ペアのうち、それに届いてきた通貨ペアがあった。

 

それはユーロドル。

 

ユーロドルは戻りを1.1128あたりに考えており、それ以上の戻りはオーバーシュートと考えていた。

 

ざっくり言えば1.1125水準を境にして、それを上回ったレートをすべて買われすぎと考えている感じである。

 

ユーロドルはここのところポンド高にも支えられて上昇基調にあるが、それにしても戻しに戻した感じで、1.1139までも買い上げ、そこから上ヒゲをつくり、東京時間22時ごろには、ふたたび、1.1125水準を割り込んでいた。

 

ということでそのあたりから売り。

 

ただ、22時ごろから入ったユーロドルの売りは、1.1120割れからだったが、ユーロ買い、などでは全然なくて、ポンド買いやドル売りの勢いに押され

結局、東京深夜時間にふたたび1.1130を超えた。

 

自分としてはいまはかなり買われ過ぎの水準にしか見えないのだが、レートを切り上げているのだから、アップトレンド、ということで、またぞろモメンタムうじ虫どもが湧いてきて、ユーロドルを買い支えている。

 

こいつらはユーロドルが1.2だろうが、2.00だろうが、下手すると、20.000だろうが、モメンタムに沿って買っていくのだろう。

 

1ドル20ユーロとなると、ユーロドルはいまのおよそ20倍なので、1ユーロが、2,400円くらいになる。

 

そうなるともはや滅茶苦茶の相場だが、このモメンタムうじ虫どもにとっては関係ない。

 

1ユーロが=20ドル=2,400円であっても、モメンタムうじ虫はトレンドを追いかけるだけなので、こいつらがこういうレートでも躊躇なくユーロを買っていくだろう。

 

こいつらにとってみれば、自分らの前に、そんな値段で買ってきたグリードがいるということで、このうじ虫どもは、その値動きを追っかけているだけなのだ。

 

そんな奴らからすれば、1.1120-30などいうコンマ00以下のレートの差など、チリに等しく、俯瞰してみた場合、ユーロドルは現在、個人的にはかなり危ないほどの買われすぎに見えるが、うじ虫の眼球には、昨日今日の短期的な見方をすれば、ユーロドルは現在もアップトレンドとしか見えておらず、だから買いまくります、という感じであろうか。

 

こちらとしては、最初の1.1120アンダーからの売りは1.1128を超えたところであらかた損切りされ、小口のポジションのみが残存した。

ふたたび1.1125アッパーを割ってからの売り直しは、序盤こそ下押しの1.1115あたりでいくらか利食いしたものの、1.1110を割り込めず、午前0時からの一方的な買い上げで、今度は1.1130すら超えて、またいくらかのポジションを損切りした。

 

ユーロドルは現在、高値持ち合い状況が続いているが、ここで勘違いしてはならないのは、ユーロドルはユーロが買われているわけではなく、ポンドが買われ、ドルが売られた結果として、上値を伸ばしているにすぎない。

 

ユーロ単体では買われる意味はないに等しく、ポンド買い、ドル売りの圧力が消えれば、ユーロ単体で買われる力はゼロである。

 

では、ポンドやドルが、ここよりより買われて売られするなら、その受け皿としてのユーロドルはさらに上値を伸ばすか、といえば、

そうは思わない。

 

自分が考えている1.1128あたりの戻り高値は、そういしたちポンド買い、ドル売りの漁夫の利を存分に受けたうえで到達できる限界ラインであり、ここからさらにポンドが続伸しようとも、ユーロドルの上値は限界に近いと思っている。

 

ユーロドルのこれ以上の上昇を押される通貨ペアとしてはユーロポンドが利用されるだろう。

 

ポンドがこれ以上上昇したとすれば、ユーロポンドにはポンド買いの圧力がさらにかかり、ユーロポンドの下落が促され、そのぶん生じたユーロ売りが、ユーロドルの上値が抑えられる。

 

ではポンドが下落した場合、ユーロポンドはポンド売りでユーロ買い圧力となるから、ユーロドルは伸びるか、といえば、

この場合はポンドドルの下落による欧州通貨安という連れ安にユーロポンドはひきづられる。

 

ユーロポンドが上昇するぶん、ユーロドルの下げ幅は、ポンドドルよりは軽微になるだろうが、

ポンド下落の流れが起こると、ユーロポンドがいかに上昇しようと、ユーロドルが上昇することはないと思う。

 

このときのユーロポンドの上昇にユーロ単体の買われる要因などないからである。

 

繰り返しとなるが、ユーロドルのここ最近の上昇もまた、ポンド買いやドル買いによってもたらされたもので、ユーロの要因など皆無である。

 

そして到達したのが、ユーロドルの戻り水準のピークもピーク、1.1130アンダーである。

 

本日は細かな損切りを何度か食らっているが、その倍以上、こまかな利食いを繰り返すことで、収益はまだプラスマイナスでプラスである。

 

10pips程度のレンジを繰り返しているため、いまのポジションも簡単に変動する可能性が高いが、

現状は以下の形で、ユーロドルのショートポジションを保有している。

 

ポジション

EUR/USD  S 1.11317 1.11313 1.11312 1.11304 1.11302 1.11301 1.11292 1.11283 1.11279 1.11278 1.11266 1.11247 1.11240  1.11236 1.11208 1.11195 1.11189