来週はドル円108.80アッパーの上ヒゲの真偽が問われる

週末、ドル円は108.80アッパーへの上昇を短期足レベルで二度否定して、上ヒゲを残しまままでクローズした。

 

ユーロドルは1.1130アッパーへの浮上を果たせず1.1125あたりでクローズ。

 

トレンド方向で読めば、いくらドル円が上ヒゲを作ろうとも、ドル高相場は継続で、週末の上ヒゲは吸収、来週のユーロドルは続落で底割れ、ドル円は現在の高値圏を足がかりとして、高値をさらに更新し、109を越えを目指す、と考えられる。

 

逆にドル高トレンド終了と見れば、

ドル円は上ヒゲに従い、これ以上の追っかけ買いは現れず、週末の108.80アッパーを戻り高値としてトップアウト。

ユーロドルの現在値は、ショートのオーバーシュートで、来週は反転上昇、となる。

 

ドル高相場継続か否かで、以上のようにその判断は真逆となってしまうが、

現状は、ドル高相場継続という確証はないにせよ、ドル高相場を打ち消すシグナルも出ていないため、消去法から、ドル高トレンド継続、と考えるのが教科書的なセオリーとはなる。

 

ただ、自分としては、ドル高加速か終了かの分岐点はやはりユーロドルの1.1100割れとみており、

それが示現しないかぎりは、現在のドル高相場はFOMC前、もしくはFOMCの瞬間に終わる、と考えている。

 

ただ、来月はもはや月末週で、

月が変わると相場付きもガラリと変わる。

 

長期の投機筋が、来月、どう動いてくるかを占う意味でも、FOMCにかかわらず、今月末の動きは重要となる。