ドル円、ユーロドル、どちらにも表れた下ヒゲ、フェイクはドル円となった。いよいよドル買い相場も終了か

今夜は0時から再度参入した取引もなんとか勝利で終えられた。

以下は、結果のみとなる。

先週からのドル買い戻し相場は
米株が落ちようともドル売りに転換しない、といった執拗きわまるものではあるものの、米株安が結局、ドル円を下に引きずり落した。

先週末の、米中貿易がらみの報道で
いきなり109.70まで跳ね上がったドル円のレートは
ずるずると下落を続け、ロンドン市場あたりからすでに
その発射地点である109.40あたりまで押してきていた状況であった。

109.40以上のレートがオーバーシュートとなるか
それとも、現在戻ってきた109.40あたりが押し目となるか
というような状況でずっと推移していたまま、NY市場を迎えた。

結果的にNY勢はドル円の日通し安値を更新させ、
今夜の段階では、週末に見た109.70〜109.80という高レートはオーバーシュートの領域に認定できるような状況となり、

そうなれば、
今週、東京勢に週末高値のそのさらに上の高値をつかませそれを切り刻み養分とする、というたくらみは遠のき、
NY勢がど高めをつかんでしまったという結果となった。

米株が高値引けしたとしても、それが週末であり
週をはさんでしまうと、週末のファンダメンタルズ状況の変化などの影響を受け、
米株の地合いを週初めの月曜、そのまま日本株に引き継がせることができなくなることも多い。

月曜は、東京市場日本株を買い上げたくても
同時進行していた米株先物からしていまいちな値動きだったのだから
そこで、日本株をびゅんびゅん買わせることは難しかった。

日本株がしょっぱい状況で、ドル円がびゅんびゅん上がることなどなく
結果的に、週末高値を超えられないまま本日まで来てしまった状況である。

月曜、日本株と同時進行していた米先物からしてしょっぱいながらも
週末の地合いを尊重し、少なくともプラス圏で日本株終わらせただけでも
日本株は十分にNY様に敬意は払っていたとは思う。

普通なら下落してもおかしくないのに、プラスで終えること自体、十分従属的な子分である。

パターンとしては少ない方だが
週をまたぐときは、NY勢が作ったドル円やユーロドルの
ど高めやド安めを東京勢に作らせることができず
週末のNYどもがど高めやど安めというババをひかされる
ということがあるが、

もし今夜がドル高の戻り相場の転換点となるなら
NYどもがそんなババを引いた、というレアケースとなることとなる。

そうなってくれれば、ざまあみろ、といった感じである。

しかし、まだまだ完全に消滅していないドル高相場なので、油断はできない。

今夜は、米株が300ドル以上下落しているにもかかわず
ドル円は午前3時まで全く落ちないという状況が続いていたが、
午前3時以降、米株が下げ幅をおよそ400ドル安あたりまで拡大したことで、
ドル円もついには日通し安値を更新し、
株安状況においても継続させようとしていたドル高地合いという無理筋もついに決壊した。

米株が下がろうが、ドル高地合いがある場合
その下げ幅を縮めた、というだけの理由で
米株が下落でもドル高が高値更新されることもままあるので

下げ幅を縮めるどころか、更新してくれたことが
最近のドル高地合いに鉄槌を食らわせる好機となってくれた。

とはいえ、これにて、ここのところじわじわ進行中のドル高地合いの息の根が完全に止まり
ドル安トレンドに転換したかどうかは、
まだ今夜を終えて明日を見るくらいまではわからないところだが、

少なくとも、どんなドル安傾向の日でも
NY時間になったとたん、当たり前のようにドルが買われ
ドル円は高値更新、ユーロドルは安値更新
みたいな、単細胞ドル高相場からは少し遠のいたようで、それは自分にとって全力のドル売りを再開できるかもしれない好材料とはなる。

今夜のNY市場は、109.30あたりにつけていた下ヒゲ先端が割れるまでは

いまだ続いているドル買い地合いを追い風に
強固なほどドル売りの勢いをストップし続け
すきあらば反発しようとたくらんでいるような感じであった。

とはいえ、今夜のような米株下落の中で

ドル円を買い上げていくことは、そもそも相当に無理があったといえる。

そんななかでも米株の下げ幅縮小とか、
なにか無理やりな米株の反発材料などあればドル買いのワンチャンはあったはずで、
ドルの買い豚たちはそれを狙っていたのであろう。

NY市場序盤、チャートに奇妙な形ができた。

ユーロドルは日本時間午後11時ごろ
ドル円は午前0時ごろ、

30分〜1時間足ベースで、ともに長めの下ヒゲを作ったのである。

1時間足ベースで確認できた下ヒゲの
その先端は、ドル円が109.30あたり
ユーロドルが1.1335あたり。

下ヒゲが完成したときは、
セオリーとしては上への反発が見込めることが多く

そのとおりになるとすれば、
ドル円、ユーロドル、どちらもが反発するということになる。

ドル円、ユーロドルがともに反発となれば

つまりは、ドル売り円売り相場で、
掛け合わせたユーロ円は上昇する。

これは、株高リスクオンの相場の流れである。

しかし…米株は本日下げている。

となればリスクオン相場であり、

その場合は、
ドル買い円買いで、ドル円、ユーロドルがともに下落か
ドル売りで、ドル円が下落、ユーロドルが上昇

ということとなる場合が多い。


いずれにしても、ドル円、ユーロドルどちらともか
もしくは、ドル円単独の下落かどちらかが起こるということで

この下ヒゲのどちらかがダマシ

可能性としては、ドル円の方がダマシとなる可能性が高いと思った。

結果的に、ドル円は、下ヒゲの先端109.30を下に割り込み
109.20割れまで下落。

自分は、109.36あたりから売りを入れていたので
109.30を割れたところ109.25あたりですべて利食いした。

ユーロドルは、1.1360あたりからロングをしており、
それを、1.1372あたりですべて利食い

ということで、結果としては、今夜はプラスで取引終了である。

ドル円は、109.20も結局割れ、
目下、下げ幅を強め気味であるが
今回については、早めの利食いもやむなしと思っている。

ドル円下落の際に上昇してほしいユーロドルが
1.1370アッパーで上昇が阻まれそれ以上の伸びが見られないからである。

対豪ドルにおいては、1.5920あたりから1.5970あたりまで吹き上がっており、対豪ドルには強さを見せてはいるものの

対ドルについてはまだまだ強さが見られない。

これは株安相場でありがちな豪ドル売りが発生しており
豪ドルドルや豪ドル円の強烈な下げによる
豪ドル売りドル買い円買いなどの影響を受け

ドルストレート全般の上昇が阻まれてしまっている。

今夜は値幅がないなかでもドル売りで完勝できはしたものの
実はここにいたるまでには、何度もドテンし、
ようやくドル売りの流れをつかめたのが実際である。

今夜所用を終えてトレードを再開したのが東京時間午前0時過ぎ。

ドル円、ユーロドルともに下ヒゲをつけて戻り基調であるなかで、

ユーロドル、ドル円ともに伸び悩む状態となってしまっていた。

その段階からドル買い円買いのような状況は進行しつつあり

すでに豪ドル円などは、徐々に下に追われそうな転換になっていた。

ドル円と、ユーロドルは、ともに仲良く下落したのち、

ともに下ヒゲをつくって戻ってきていた。

いまとなっては、ドル円、ユーロドルともに作られた下ヒゲで
どちらの方を採用するかとなれば

株高という状況とドル高という状況に天秤をかけると
地合いの方に軍配が上がる、ということで、

まずはドル円が、109.30を守り下ヒゲを作ってきたことから、
109.35あたりからロング。

これを、109.42あたりで利食いした。

ついで戻ってきていたユーロドルは、1.1365より上が重いとみて
1.1360あたりから売り。

これを、1.1355がわれないことから、1.1357あたりで利食いした。

さらに、ユーロの弱さが顕著でありながら、いくら豪ドルに対しては強いとはいえ、あまりに戻りがあからさますぎることに違和感を覚えていたユーロ豪ドルがも売りではいった。

ユーロ豪ドルは最近、下落基調にあったなかで、先週末から妙な戻り基調を続けており、
自分のチャート分析上、かなりの買われすぎ領域入ってていたので、

ユーロ売りという流れの一環として

午前0時頃までに、1.5940アッパーまで戻ってきていた豪ドルドルを売り。

これが、1.5910アッパーまで下落したので、そこで利食いした

まずはドル買い、ユーロ売り、という流れがうまくワークしていたが

このあたりから、ドル円が頭が重く、ユーロドルがなんとなく下値が堅い感じとなってきて、

ポジションをドルショート方向に切り替え
ドル円売り、ユーロドル買いのセットに切り替えた。

この組み合わせで、ユーロ豪ドルを買うというイメージはなかったので、セットは、この2通貨ペアのみ。

結果的には、ユーロ豪ドルは高値をさらに更新していったので、
ユーロ豪ドルこそ買いに切り替えてもよかったかもしれないが、
後の祭りである。
ドル売りシフトでトレードしたのは、ドル円とユーロドルのみ。

しかし、そこから午前3時までは、ドル円もユーロドルも浮動がはっきりせず

危ないと思うたびに、ドル円売り、ユーロドル買いというシフトを、ドル円買い、ユーロドル売りにドテンし

最終、上記のドルショートでステイするまでに、都合、5回以上はドテンした。

ドル買い方向にドテンしたときは
ドル円買い、ユーロドル売り、ユーロ豪ドル売り、の3セット

ドル売り方向にドテンしたときは
ドル円売り、ユーロドル売り、の2セット

まあそんなこんなで、最初の話
ドル売りシフトのドル円売り、ユーロドル買いのシフトに切り替えたのちの、午後3時からの
やや強めのドル売りの流れで、全決裁し、本日のトレードを終えた。

いま文章にまとめるとそんな苦労がなかったようにも見えるが、
自分なりには、かなりのきわどい戦いで
あと5分持っていればプラスになっていたポジションを損切りしたり、あと10分早く利食いしていたら負けていなかったのに結局負けた、という戦況もかなりあり、刻一刻、刻1pipsを争う、激戦であったと思っている。

この激しい損切とドテンの嵐の中で、本日収支をプラスに終えられたことは、きっと次の糧になると思う。

今夜は長くなりすぎたので、明日以降の戦略については、
また本日の終値や、明日の流れを見て
あらためて整理したい。

今夜はここまで。

疲れた…。