右往左往するな、ほんとバカにしか見えない

東京勢の話である。

 

最近、ちょっとNY様に逆らってドル円を売り、それを制裁よろしく担がれて以降、東京勢のNY様へのへつらいぶりはより強まり、NY様追随は以前よりなお顕著となってしまったように見える。

 

昨日は、一昨日の109円に届かずの108.50割れまでにNY勢が売った流れに過剰なまでに反応して、プチパニックのようにドル円を売り倒しNYの前日安値をさらに更新させ、108円を割れ107.85アッパーまで売り込んでいた東京勢。

 

その流れにロンアニ、NYはつきあうことはなく、またも東京勢は単独でド底をつかまされた。

 

ロンアニが東京勢のショートを食らいに来るのはいいとして、NY勢すらも東京勢の売りにまったくつきあわず、むしろより買い上げていくのだから、NY勢はどれだけ鬼畜なんだ、と思う。

 

NY様が下げたから売ったのに、なぜさらに売ってくれないのですか…という東京勢の嘆きが聞こえてくるかのようである。

 

結局、昨日は東京勢はドル円売りをまるまる真逆に担がれ、昨日の東京勢の売りの値幅はロンアニとNYどもによって、まるまる全部否定された1日となった。

 

なにやっているんだ…東京勢はもちろんだが、NYども、お前らの話だよ!という怒りすら覚える。

 

しかし、そんな目にあったからか、

昨日の痛みなどさっぱり忘れたかのように

今度は東京時間早朝から、NY様のつけた戻り高値をさらに超えての108.60あたりまで買う始末。

 

まあ、これは東京市場の開く前の午前9時までの流れではあるので、順張り大好きオセアニア勢のNYからの鋭角な追随トレードの面も大きいが、7時8時なら、東京勢もあらかた参加している時間だろう。

 

東京市場が本格的に開いて、これにどこまで追随するかはわからないが、ドル円を続伸させるしないかはともかく、もう東京勢はドル円を大きく売る勇気は、失われてしまっていると思う。

 

それならそれで気迷いでいればよい。

 

東京勢の基本ディールは、だいたい2パターンしかなく、NY様の方向に嬉々として順張りしていくか、気迷うか、くらいしかない。

 

であれば本日の東京勢は気迷っておけばよい、昨日、あんなに売ってきたのだから、そんなころころ路線を転換する必要はない。

 

しかし、そうはいかないのが東京勢。

 

昨日、東京勢がドル円を売ってきたのは、その前夜のNY勢が売ってきたからにすぎない。

 

で、それを当のNY様が直々に否定して踏みあげてきた。

 

だから、本日はさらにドル円を買い上げていく、というなら、東京勢は、もう救いようのない間抜けどもである。

 

少しは自分の頭で考えよう。

 

いまはドルを買ってはいけない、という意味ではない。

 

毎度毎度、NY市場の高安をさらに更新させ、NY勢の格好の利食い場を提供してあげるだけのトレードにしかならないのだから、東京勢はもう何もしなくていい、と思うだけである。

 

まだ日経平均は本格的に動いていないが、

もし日経平均が上昇し、ドル円が続伸すれば、

今日の高値追いは、前日のNY株式が最高値を更新し、それを好感して、とかなんとか分析されるんだろうか。

 

アホである。

 

これがもし前夜、NY様がドル円を下げて引けれていれば、翌日経平均が上昇しようが、はたまたそれが暴騰級の上昇を示していようが、気迷い相場で上値が重いか、ことによると日経平均の上げ幅縮小、とかいう理由で、その値幅がいくら前日比大幅プラスを維持してようが、むしろ東京勢は喜んでドル円を売ってくるんじゃないかと思う。

 まあ、ドル円とまさるとも劣らず米株に追随する日経平均株価が、ドル円が下落した翌営業日に独自に暴騰することなど、ほぼないのだけれど。

 

とにかく、NY勢がドル円を買ってくればより買い、売ってくればより売る、というだけの単細胞トレードばかりくりかえす東京勢の動きは、養分の舞、とでも名づけられる手法として、為替市場ではかなり優位性がある、とすら思えてしまうが

 

こんな間抜けは、どうせ、いつもどこかで叩かれるもので、この流れにつきあうのもバカバカしい。

 

こんなバカにつきあっても結局最後は殺されるのが落ちだとしか思えないので、東京時間でトレードするくらいなら、前夜のNYでトレンド方向にポジションを構築し、東京時間にそれを増幅させる間抜けどもの追随を尻目に、それを利食い場とする、としたほうが、はるかに優位性の高いトレードになると思う。

 

ほんと、この節操のない単細胞トレードばかりくりかえして、恥ずかしくないのか、と思う…。

 

やはり東京時間なんて、まともにトレードできる時間ではない。