ラウンドナンバー000と00の攻防

00が並ぶラウンドナンバー

 

100.00など、ゼロが並ぶレートだが

 

このラインは、相場参加者にとにかく意識されやすく、需給の転換も起こりやすい。

 

現在のユーロ豪ドルにおけるラウンドナンバーは、1.6200となり

 

実際、ここを上抜いたのちレートが上に跳ね。またいま下落しても、このラインが守られている。

 

3桁のラウンドナンバーは強力だが

2桁の0番もそれなりに意識はされる。

 

豪ドルにおける、0番は、いま0.6920である。

 

000に比べれば意識される強さは弱いものの

 

豪ドルドルにおいては、かなり意識されいて

 

実際、本日も、0.6910が意識され、それを下回ることなく、0.6911あたりで反発。

 

上は0.6930が意識され、

昨日から現在まで、届いたとしてもワンタッチがせいぜいで

即座に0.6930下に叩かれている。

 

000のラウンドナンバーの方が強いとはいえ

ユーロ豪ドルは、ユーロドルと豪ドルドルの合成通貨のため、結局は豪ドルドルの趨勢でユーロ豪ドルの方向は決定されるだろう。

 

ユーロ豪ドルは本日欧州が1.62これを突破して以降、

このラインが執拗なまでに守られているが

 

これは、豪ドルドルが0.6930到達を執拗に阻まれている結果であり

 

このユーロ豪ドルがゾーンに近づくと、豪ドルドルに明らかに強めの売りが発生している。

 

これがユーロ豪ドルの1.6200を守る形となってしまっているのだ。

 

 

ユーロ豪ドルは、いま1.6200~1.6210でのレンジでの推移だが

 

明らかにレンジ上限付近での滞空時間の方が長く、まだまだ豪ドルへの売り意欲が収まっていない。

 

やっぱ本日もユーロ豪ドルのショートはだめかあ。

 

ユーロドル、ポンドドル、はてはドルカナダに至るまで

 

本日のドルストレート通貨はすべてドル売り方向で推移しているなか

 

豪ドルドルのみがドル買い方向で推移してしまっている。

 

この股裂けが、あらゆる対豪ドル通貨を利するような結果にしており

 

ポンド豪ドルさえも上昇

ドル円ドル円底堅い流れにありながらも、前日比マイナスである。

 

豪ドルがあまりにも弱すぎる…。

 

NYすら豪ドルをいじめるようなら、

本日もユーロ豪ドルの下落は期待薄である。