豪ドルドルのみを単独で売り仕掛けし続けるのには限界がある。

まず言っておきたいのが

自分は豪ドルドルのポジションを持っていないので

豪ドルドルが上がろうが下がろうがどうでもいい。

 

そのうえで、本日のロンアニどもは

ユーロドル、ポンドドルの下落が限定的なのに対して

豪ドルドルを売りまくってきた。

 

ここで豪ドルドルのみ単体で見れば

ここに生じているのはドル買いである。

 

ドル買いでありながら、ユーロドル、ポンドドルが下落しないとなると

ユーロ、ポンドに対しての投機的なドル売りにポジションが大きく傾いてしまっているはずだ。

 

豪ドルドルがここからさらに続落するとすれば

ドル買いが進むということで

それでありながら、ユーロドル、ポンドドルの下値が堅いことには無理があり、

欧州通貨に対しての投機的なドル売りポジションは

どこかで投げざるをえない。

 

そうなると結果として、

すでにドル買いが進んでいる豪ドルドルよりもはるかに下落幅の大きなドル買いの巻き戻しが欧州通貨にもたらされる可能性が増す。

 

もともと無理なドル売りを仕込んでいるのだから、その巻き戻しが起こった場合の、ユーロ、ポンドの下落はただではすむまい。

 

逆に、欧州通貨に対してのドル売りが本来のものであるなら

豪ドルドルに対するドル買いは、

明らかに豪ドルだけに対してしかけられた投機的なドル買いで、

ポジションは豪ドルのみに対してドル買い方向に大いに傾いているはずで

 

これが反転すれば

すでにドル売りで偏っている欧州通貨よりも

無理に仕込んだドル買いの反転から

大きな値幅で豪ドルドルが上昇する可能性が高い。

 

どちらにしても、今夜の豪ドルドルの下落は

豪ドルを売るがために仕掛けられたドル買いであり

 

これが継続的なドル買いとなろうが

すでに豪ドルに対してのドル買いは進みすぎており

逆に、投機的なドル買いに過ぎないものであったとするなら

豪ドルに対してのドルはやがて売られて行かねばならなおいのに対して

ユーロやポンドに対してのドルは、すでに売られすぎである。

 

NY以降、ドル買いで進もうがドル売りで進もうが

いま豪ドルに対ドルで勝っている欧州通貨は

その勝っているドル買いの差を、NY以降、大いに縮めることに’なるだろうと思っている。

 

 そうなると、NY時間に起こるのは

欧州通貨に対して豪ドル勝ることとなる。

 

すなわち、ユーロ豪ドルやポンド豪ドルの下落すると考えている。

 

欧州ロンドンだけの力で

豪ドルを独歩安に導いていくことは

どう考えても無理がある。