節操がないが、やはりユーロドルは売り(1.1375)

数時間前にユーロドルはロングしていたが、やはり微益で決済して、ショートに切り替えた。

 

ユーロドルは1.1360を割るまでは、いまだロングの目があるが、上値の重い中で、押し目の間にナンピンするくらいなら、むしろ、そこまで売っていくことにした。

 

下を割れればトレンド転換で、ショートをホールドしておけばよいし、サポートされればロングに転換すればよい。

 

そもそも東京勢が重めながらユーロドルを買っていることも、買い持ちしたくない理由だ。

 

東京についていくとまず死ねる。

 

昨日もユーロドルを東京が売っているなか買っていたことで、ロンドンが売り仕掛けを掛け直すまでは勝てた。

 

昨日は途中まではイージー相場だった。

 

まず、東京がユーロドルを売っている段階で、東京時間のポジションは極端に単純化すれば、東京勢の売りの増加しかなかった。

 

その前の晩、1.14まで戻す過程からの昨日の東京での押しだが、

そもそもNYが自分の高値を天井として、東京時間を利食い場とすることはない。

 

となれば、昨日の東京時間のユーロドルの下落は、買いポジションの利食いの減少ではなく、新の売りポジションの増加。

 

もちろん、その過程で、NY勢の一部の損切りもあり下げを進めた面もあるだろうが、

となれば、買いポジョンの減少はあっても売りポジションの増加は進む。

 

NY勢の含み損があっても切らずに持ったロングと、東京勢が新規に積んだショート

 

いつものロンアニが狙うのはどちらかといえば、言うまでもない。

 

結果、東京勢のショートはまるまる刈られ、ふたたび1.14をのぞいた。

 

ここまでは戦略通りだったが、そこからが読みが外れた。

 

おそらく1.14まできたところで、東京勢のショートは一掃されてしまったのだろう。

 

それ以上レートが伸びないとあって、ロンアニは利食い

 

このほぼダブルトップとなるにいたり、東京では含み損になっても捨てなかったNY勢のロングポジションもいっしょにやれやれの利食いで減ってしまった。

 

ここではじめてNY勢のロングも減少。

結果、1.137をふたたび割れた。

 

というのが、自分のポジションの動きの読みだが、

 

となれば、いま1.1370より上には、ショートにせよロングにせよ、ポジションの偏りは失われている。

 

1.1362から1.1380まで未明から東京にかけての戻しがあり、自分はドテンのショートすら切られたが、

 

この戻りは、まさに、1.137より下でドテンショートした自分のような連中や、下値割れからのにわかのツッコミショーがまとめて刈れれたから伸びたに過ぎず、

 

となれば、この戻り過程にあったショートもあらかた消えているはずだ。

 

結局は、いまユーロドルのポジションの偏りはほぼなくなり、

あるとすれば、東京勢のユーロドル新規ロングのみ。

 

これにロンアニが追随して買ったところで伸びは限定的だし、そもそも、ロンアニが東京勢とともに利益を追うことなど、真夏の雪ほどレアである。

 

いまユーロドルの上昇期待を支えているのは、

チャート波形からのアップトレンドという形状のみであり、

値動きレベルから見た時には、ユーロドルにはむしろ下落リスクの方が高い。

 

問題はロンアニどもが、トレンドの転換点1.136を割り込めるかどうかだが、

 

少なくとも割り込めるにせよ、割り込まないにせよ、まずは1.1360に近づく下落を進めないことには、はじまらない。

 

ユーロドルが戻り過程を守るかどうかはともかくとして、まずは短期的には下落方向を見立てたい。

 

ポジション

EUR/USD  S 1.1375