今日こそ高みの見物を気取る売り豚どもを根こそぎ焼き尽くしてほしい。ユーロドル買い(1.13585)

100時間以上にわたって

ユーロドルは、ずっと値幅のないなかで閉じ込められ続けている。

 

1.1330~1.1360

 

この間で、まるで死人のように値動きなく続いているのがユーロドルである。

 

1.15アッパーをピークに売り崩されてきたユーロドルは

1.1230アッパーから買いが入ってきたものの

 

1.1370をずっと超えられないまま、すでに何日も経ている。

 

ユーロとドルの金利差を考えれば

長期ホールドは、ユーロドルの売りに分があり

 

売りを保有しているものにとっては

下落はなくとも値幅感なく推移してもらったとしても

ポジションを持っているだけでスワップ金利が入るため

死人のように動かなければ動かないだけ、おいしい状態である。

 

それにいまあらがっているのが、ユーロドルの買い豚たちだが

 

あがってきたら、1.1360あたりで売りたたいておけばよい

といったようなイージートレードで、

1.1370から上で売ってる連中は高みの見物を気取っている。

 

こういう高値で見下ろす売り豚たちにとっては

むしろ何もしなくても、それより下層の売り豚たちが防戦してくれる。

 

1.13ミドルから売ってきたにわかの売り豚は

こうしたユーロドル売り状態のゆったり状態に自分たちも浴したくて

1.1370から上の売り豚たちに代わって

必死にユーロドル売りで防戦してくれる。

 

いまユーロドルの買いをもつことは

売りを持つよりもデメリットが大きい。

 

まず、ドル買い地合いが、

ユーロドルを短期中期で下落トレンドにしており

ホールド状態はスワップの払いもあって、

値が全く動かなくとも、ホールドしている分だけ

日々、損失を負わされる。

 

それでもなぜ短期的にユーロドルを買うのか、といえば

1.1370から上には大量のストップロスがあるはずで

 

かつ、現在高みの見物を気取る豚たちのなかから

ショートカバーが現れてくるからである。

 

ユーロドルが、1.13ミドルでここまで攻防を繰り返してきたとあっては

買い方も、売り方をあるていどは一掃しないと気が済まないだろう。

 

いまの買い豚は

にわかの買い豚をのぞいては

1.1230あたりを割らない限り、おそらくロングを捨てることはない。

 

それに対して、売り豚たちは

1.1370を超えれば、ショートポジションを投げていくだろう。

 

現在、どちらのポジションが偏っているか、といえば

確実にショートである。

 

ということで、ユーロドルは買い。

 

抜け期待というのは、トレードにおいてはタブーであるが

現在の攻防を眺めていると、抜け期待せずにはいられない。

 

そしてドル円は売り。

 

昨夜のNYでドル円はついに、111.20アッパーまで上伸し

年初来高値を更新すらした。

 

フラッシュクラッシュとやらがなんだったんだ、というほどの戻りで

さすがに年初に騒がれた今年はドル円は下がる、

とかいう相場観を撤回した投資家も多かろうと思う。

 

それでいい。

 

でなければドル円は下がらない。

 

買いを信じて、ロングをもって

含み損が増大しようが、ドル円の上昇を信じる。

 

こういう人間が増えない限り、ドル円は下がらない。

 

ということで、ドル円は売る。

 

ひとつ気になるのが、

本日の大きめの下への調整を東京勢が作ったということである。

 

ただし、この下落が、東京勢の実需の売りが多ければ

これらは、ここからの戻りで反対売買は行われない。

実需の売りは売り切り玉だからである。

 

そして、111.20アッパーから買ってきたNY勢がいたとして

このど高めロングのNY勢がポジションをまだ握っている可能性は低い。

 

このど高めのロングが短期ディールでのロングであるなら

ドル円が110.90を切るのはNGである。

 

つまり、ドル円が現在110.90を割り込んでいる段階で

この短期投機の買い豚たちは、ポジションをすでに切らされているはずだ。

 

111.20より上で買ったポジションを110.90を割れてすら握っているトレーダーは素人である。

 

下落がポジションの増加によって進んでいるなら

これが踏みあげられる可能性は高い。

 

しかし、下落がポジションの縮小によって進んだとすれば

踏みあげようにも、踏みあげることはできない。

踏みあげようとも、上のレートにはポジションのない真空地帯で

買い仕掛けをしたポジションが残存していくだけだからだ。

 

本日、ドル円とユーロドルはともに下に押したが

ドル円の下落過程では、利食いや損切、売り切り玉などでポジションが減ったのに対して

ユーロドルの下落過程では、投機的なショートが積まれ続けてポジションがむしろ増えた、

と個人的には見ている。

 

ユーロドルのロングはそもそも現在ホールドされにくいことから

これらが損切されることはあまりないように思えるし

買い豚のホールド勢が利食いするところは、もっと上であろうと思う。

 

まあ四の五の御託を並べても、為替は結果がすべてである。

勝てば官軍、結果を出したものが正義とされる。

 

自分のポジションも、結果、また切られるかもしれない。

まずは自分の相場観を信じて、相場を見守ってみたい。

 

ポジション

EUR/USD  L 1.13576

USD/JPY  S  110.860