さすがにやりすぎ…だが、ドルを買うしかない…ドル買いで利食い(USD/JPY L 110.787 → 110.93 EUR/USD S 1.12989 → 1.1274)

ドル円は、自分が戻りのピークとみていた110.70アッパーまで到達した。

 

そこが天井とならず、むしろレジサポ転換してしまったことから、

仕方なく110.80アンダーからドル買い。

 

ユーロドルは、1.1330のレジスタンスがやはり硬く、

 

自身がサポートとみていた、1.1305すらも割れたので、1.1298あたりでショート。

 

ドル円はかなりの買いの過熱感があるが、

現在の高安更新の流れから

短い時間足で測定したフィボナッチエクスパンション、61.8%の位置が、110.95あたりにあるため、

 

その手前、

 

USD/JPY L 110.787 → 110.93

 

上記で利食い

 

ユーロドルは、昨夜の戻り起点からの最終のサポートが、1.1270あたりにあるため、

 

その手前

 

EUR/USD S 1.12989 → 1.1274

 

上記で利食いした。

 

以上で、ポジションスクエア。

 

本日は、欧州時間に負けてしまっていたので、その負けをなんとか取り戻し、わずかながら勝ちで終えることができた。

 

東京勢の買った110.60アッパーど高め買いをさらに上回って、東京勢が利益をあげられるほどなので、ドル買いの圧力は相当なものである。

 

この流れは、まるでかつてのトランプ相場のようである。

とにかく、どこで買っても、誰が買ってもドル円は上がる。

 

自分としては、このラリーには既視感を覚える。

 

とにかく、

東京勢様、下手くそだの、ゴミだの、バカだの、天井掴みの養分、だのと言って申し訳ありませんでした…。

 

いまは、素直に、東京勢の勝利を今回は讃えたいと思う。

 

やはり、東京勢のレート関係なしのドル買い円売りは、ドル高相場においてはワークする。

 

ドル高万歳、円安万歳!

 

こういう相場の時、東京勢は最強である。

 

…と、それでいいのかよ。

という感じもするが、相場は相場である。

 

東京勢、おめでとう!

 

相場がすべての正解なので、

現在のドル買い勝利の状況は受けいれざるをえない。

 

本日の自分の結果だが、まず欧州時間どのようにして負けたのか…。

 

自分は最初、昨日のユーロドルの戻りを信じて押し目買いを狙った。

 

1.1340アンダーから垂れてきた流れで

下落トレンドがまだ続くなら、この下落は下げトレンド再開。

下げトレンドがすでに終了し、戻りをためしているとするなら、ここからの垂れは調整の押しとなる。

 

自分は後者に賭けて、短期足が反発を示唆した1.1310~20あたりで、断続的にユーロドルをロング。

 

しかし、自分が利益で握った時には相場は伸びず、損失を抱えたまま握れば相場は伸びるもの…。

 

ユーロドルはいったん、1.1310までもう一度そこを試した後、そこから、一気に1.1330あたりまで伸びた

 

そこで、一部のみを利確したが、

残りはホールドした。

 

下げトレンドが戻り転換したとしたなら

 

ターゲットは、もっと上、1.1350から1.1380、1.1390アッパーあたりまで見込たからだ。

 

しかし、そこが戻りのピークで

そこから一気に叩かれ始める。

 

やむことのない連続陰線で、含み益が含み損にかわり、

最終、1.1305割れのところで損切された。

 

その後の米経済指標も予想上振れで、ドル円は上昇、ユーロドルの下落は継続。

 

完全にドル買い相場である。

 

米株も頭打ちながらも高値圏推移。

 

そこからユーロドルはさらに下押ししたが

 

株高でもリスクオン相場で、ドル高地合いにあっても、ユーロ円上げの流れがあれば、ユーロドルは必ずしも下落するとはかぎらない。

 

昨夜のサポートが1.1290あたりにあり

そこから再度ロング。

 

一瞬、1.13あたりまで微益を取れたが

結局、1.1290も割れて、これも損切。

 

この少し前から上昇するドル円は、上げの勢いましはじめていた。

 

いったん、110円ミドルまで下落するも、そこから急速に反発。

 

いったん割れていた110.70を

再び超えるに至っては、今夜のドル円に下げの芽はない。

 

そうなれば、

ドル買いの強さから、ユーロドルの戻りは期待薄で、

次にユーロドルが、1.129を超え、1.13に近づいたとき、

買いをやめ、戻り売りの契機と見て、ショートに換えた。

 

ほぼ同時に、ドル円は110.80アンダー、110.78からロング。

 

結果として、ユーロドルは、1.1270アッパーまで下落、ドル円は、110.90アッパーまで上昇と、ドル高に推移して、そのあたりですべて利食いして終了。

 

この流れが冒頭の流れである。

 

今夜はドテンが功を奏した。

 

また、ドル売りに執着していたら

本日、負けを取り戻すどころか、負けを倍加させていただろう。

 

フラッシュクラッシュ以降、ドル円は、ついに111円をうかがうところまでやってきた。

 

もともと戻りのメドは、108円あたりのときから、110.70あたりに見ていたが、

これはあくまでもテクニカル上の計算であって、

1/3に105円付近まで落ちたドル円がまさか2か月も経たずここまで戻るとは、さすがに思わなかった。

 

計算上は、ここまでいくとはいっても

フラッシュクラッシュで損失を負ってしまった、ドルの買い豚たちのトレーディングの実感からすれば

1月3日の安値から5円以上もドル円が戻すとは、許容しがたい値幅であろうと思う。

 

しかし、ドル円の105円台というのも

2018年年末の段階で、テクニカルで中期的な目線で見れば

到達する可能性のあるレートではあり、

 

問題は、そこまでに至るスピードである。

 

105円あたりまでを、数か月かけて進むならまだしも、

 

よりによって、たった1日で到達し、

その値幅をグリードどもに食い散らかされてしまった、というのが実際であろうというのが、自身の実感である。

 

この強烈なスピードは、相場の波をゆがめてしまい、

今度は逆に、そこから1か月半以上にもおよぶ、ドル円のこんなだらだらとした戻りを作ってしまったように思う。

 

1月3日の1日で5円落ちたドル円

そこから1か月かけて5円戻ったドル円

 

まったく似ていないようで

対照的なスピードではあるものの、

この二つの流れはある意味で相似形、であるように思っている。

 

結局、1月3日のグリードどもの一気の稼ぎによって

1か月半分の流れが、この日だけで一気に先食いされてしまったようなものだ。

 

そして現在

ドル円は111円に迫る水準まで上昇してきたのも、食い散らかされた値幅を少しずつ戻していったような感じで、

 

行ってみれば、ドラ息子が1日で散財した借金を、親がこつこつと返済させられたようなものである。

 

で、ここからであるが、

ドル円の戻りのピークはいったいどこか、

となると、

 

現在の上昇が鮮明となってしまったいま、

 

ダウ理論的には明確な下落サインが起こらない限り、ドル円の下落トレンドとはならない。

 

このまま下落サインが発生しない場合、

 

まず111円40アンダーに200日移動平均線が控え、まずここが強めのレジスタンスになることが予想されるが

 

このラインを無視して考えれば

 

順当に見ても、111.70アンダーまでは伸びる可能性がある。

 

ここは、ドル円の114円ミドルあたりをトップ、111.70あたりをアンダーとした

日足の戻り天井圏のネックラインにあたり

 

ここもかなり強めの抵抗体となるだろう。

 

しかし、ここすら抜けてしまうとなると、

次は112.60アッパーまで視野に入り、

 

ここさえも抜ければ、次は天井圏の114円ミドルの戻り天井すら抜けて、115円オーバーまで相場が進む。

 

…てか、今年はドル安相場なのでは??

 

世間はそんな感じで騒いでいるが、

もし上記のような事態となったら、むしろドル高相場である。

 

115円を超えるようなことがあれば

2018年の高値すら超えるのだから

完全にドル高相場である。

 

この最大の原因は、やはり1月3日のフラッシュクラッシュで

 

ここで、大衆の目線は完全にドル売り、となってしまったことが、こん回のドル高の遠因であるとも思っている

 

大衆の方向は負けの方向で

 

大衆をより煽るかのように、雑誌やメディアも2019年はドル安、と騒ぎ始めていた。

 

こうなると大衆はだれもかれもがドル売り方向に動き出してしまう。

 

ネットなどで、個人投資家のトレードや分析をみても、どれだけしたり顔で相場を語っていても、結局はだいたいがドル安見立てで、その分析が偉そうであればあるほど、結局、言ってることは皆同じで、ドル安の相場観のバイアスに囚われている印象しか受けない。

 

そんな誰もかれもがドル安見立てでドルを売り始めると、

 

むしろ、レートが下がらなくなる。

 

で、これら大衆が損切されるたびに、レートはむしろドル高方向に上がっていってしまう。

 

その結果が、1月2月のドル高相場である。

 

ここからの相場の転機は、

 

株高の後押しもあり上昇を続けるドル円や、ユーロドルの下落など、ドル買い相場にようやく気づき、大衆が去年のどこかのように、やはりドル売りではない。ドル買いだ! と花畑相場に戻ったときが転機となるだろう。

 

なんだかんだいって、結局、ドル円は下がるんでしょ?

 

のような疑いがわずかでもある限り、だめで、もうドル買いしかない、と心から確信し、誰もかれもがドル買いに走りだし時、ようやくピークを迎えるように思う。

 

そこまでの大衆の心に確信としてのドル買いという思いが発生しない限り、

 

ここからドル円がいくら下落しようとも、

結局は、すべて押し目、となってしまうように思える。

 

現在のドルの上昇は、

ふたたび息を吹き返してきた米株の上昇も、むろん、関係していると思う。

 

 

今年の米株の戻りっぷり見る限り

米株のバブルを適温相場で、まともな上昇であると、いまだ信じるバカ(?)が、まだまだ多い、ということを示している。

 

景気は循環するとは言っても

現在の世界情勢からして、

米株が史上最高値を更新していること自体が、そもそも異常である。

 

私はずっとそう思っているのだが、どうやら世間は違うようなので

その感覚のギャップにはいまだ慣れない。

 

かつて米国がいまよりはるかにまともな輝きを放っていたであろ、時代には中国という大国もおらず

 

その時代よりも、いまのほうがはるかに株価が高い、ということに誰もがなんの異常も感じないことが、そもそも自分には理解できない。

 

かつてといまではインフレ率が違う、

という理論もあるかもしれないが、

 

では、いま500万円する乗用車が

アメリカ1強の時代に50万円だったか、という話である。

 

為替レートがあるからとドルでもいい。

 

いま5万ドルの乗用車が、アメリカが世界最強の時代に5000ドルで買えたか、という話である。

 

現在の株価は、過去と現在のインフレ率の差、だけでは説明できるような感じがしない。

 

結局は、世界的な緩和政策の流れの中でだぶついたマネーのほとんどが株をはじめとした金融市場に流れ

 

実体経済とはかけ離れた市場価値を株式市場が形成するに至った、というだけであろうと思う。

 

現実の世界では、ハンバーガーが500円であっても

あちらの世界(株式市場)での価格は1万円、みたいなものである。

 

ようは、単なる数字遊びのマネーゲーム

金が金を生んで、実態とはかけ離れた価値が形成されている世界である。

 

まさに錬金術である。

 

 

しかし、この世界に魔法のような錬金術が存在するのか。

 

この世界に錬金術のようなものがないとすれば、いまの米株をはじめとした世界の株価はこれまで人類が経験したことのないレベルで暴落するはずである。

 

しかし、それがいつ起こるのかは、自分にはわからない…。