共闘関係で東京潰し

週末はついに117.3あたりを決壊し、116.5あたりまで下落したドル円

その後、深夜に反転し、117あたりで週末はクローズした。

月曜開けて、反転についていく東京。
ニワトリ相場のはじまりである。

すると、ある程度のところで戻り売りを始めた東京。
よろしくないのが正午あたりからそれをはじめた。

117.3アラウンドを割り込んだゆえに
ロールリバーサルを予感してか。

このままずんずん上げていけば欧州勢は、
押し目損切りを狙って、ショートで攻めてきたことだろう。

そして欧州。

欧州は毎度毎度東京の高値か安値をぶち破ることでバジェットを稼ぐ。

で東京の高値は117.36界隈で切り返してしまった。
安値は116.92あたり、となる。
しかし、東京時間の安値を破ったところで、
さらに下には米時間の安値116.51が控える。

損切りを狙うという意味で、欧州のポジションボリュームで
追い込めて、かつ多くの損切り注文に届く箇所はどこか。

117.36アッパーであろう。

かくして16:30ごろ、117を割れない、というのを確認した後
当然のように上を狙う準備に入ってきた。

そして17:00からの時間足、一本のみある火柱のごときローソクの陽線が
東京狩りの痕跡である。
117.03から117.44あたりまで、およそ40pips以上買い上げてきた。
東京勢のロスカットを潰すため、だけである。

結果としては欧州勢もロングとなり
週末米系のショートカバーに追随するような共闘関係となった。

欧州勢に週末117.3あたりを下に割られてしまったのだから
勇気なき東京勢にそれ以上に買い上げることを求めるのは酷だったであろう。

たとえ、買い上がっていたとすれば
それは欧州勢に刈られることを意味していたが…。

本日の東京勢はどちらに転んでも死んだとしても
米時間からのニワトリロング、週末のサポートあたりで戻り売り、
これは、まあ致し方のない動きであったようにも思う。

いずれにせよ東京勢が早々とニワトリトレードをやめたことによって
欧州勢が買いでつけ込む余地ができたのは確かである。

上は117.36あたりをトップとして、東京勢は戻り売りを試みていた。
となると、117.36より上には損切りがある。

そして、そこを見事に狙われ、値が飛んだ
10pipsも跳ねなかったが、素早く利食えば
東京狩りとなったことだろう。

というのが、本日である。

で、そこからであるが、跳ねさせられたあとの
117.4アッパーより以上は値段がまったく伸びない。

それはある意味当然で

週末の同時間ごろから
欧州勢自らが117.6アンダーあたりから、追撃でショートを打ち
米系もそれに追随し、
116のミドルまでドル円を叩き落としているのである。

117.36を上に刈り上げたはいいが、117.6アンダーあたりでは
もはやポジションは自身のものが大多数となる。
そもそもそのあたりが自らが売り始めたゾーンなのだから。

自らの損切りでのし上がるなどというバカなことはやるわけがない。
かくして、ドル円は、117.4を超えたところで
117.5も超えられず

下は下で、117を割り込むまで売ってしまえば
損切りせずに耐えた東京勢の戻り売り陣営に
みすみす利益を与えることになる。

かくして、本日のドル円
117.2あたりから117.4あたりをうろつき続けているのである。

117.5より上はデッドロック状態

だからといって、
本日、米系は休場なのもあるが
116.5を割るという動きにもなりにくいであろう。

週末にポジション調整か新規の買いか知らないが
ショートカバーで116.5あたりから買い上がった米系に
米系のいない欧州勢のみでは太刀打ちできない。
よって逆らうことはしない。

そしてまた、117.5を超えるような動きにもなりにくかろう。
跳ねたとしたら自分で自分に損切りをかけているのと同じだからだ。

東京勢の戻り売りを食いつぶす。
輩(欧州勢)どもの本日のシナリオは、
それだけ、といったところである。

ちょっとして定食感覚で東京勢を軽く食って終わりである。

相変わらずの畜生…。

本日は相場にからむだけ不毛である。