本当にしつこい、ドル売り円売りユーロ買い。そして無理に無理を重ね続けるドルストレート。
当局の金融政策以外はなんら追い風がないなかで
されど、そのポイントのみを根拠として進め続ける
ユーロ買いやドル売り円売り。
2012年の締めくくりのバジェット稼ぎか
相場が進む方向に、ただ追随して動く相場。
無理に無理を重ねて下落相場をレンジで吸収し続け
下を抑えているようにしか見えない。
その暴落の発火はもうじきであるように思う。
ドルベースを眺めてみると
QE3や大統領選挙などの思惑から
実体経済から大きな乖離があるにもかかわらず
株価が底割れを防いでいることから
ドルストレートのドル買いも本格化していない。
ただ、ここにも無理に無理を重ねてきたドル売りが介在しており
その大きなマグマが沸騰寸前であるように思う。
その最大レベルの筆頭格が、
豪ドルドルであると思っている。
本来ならパリティなどとっくに割れていいものを
豪州の堅調さドルの安さへ向けての強引な誘導が重なり
いまだ1.03アッパーの位置にある。
中国経済の陰りやいまだ先の見えない欧米の経済事情から
豪州は利下げさえも講じようとしているが
ドル売り筋は、現実無視の当局だのみで
それら現実を一切見ないようにしている。
豪ドルは今後パリティ割れの可能性が異常に高いと思っている。
それでも本来は0.8〜0.9レベルでとどまると思えるところが
現在の不当なマグマは、
そのレートを0.6割れにまで突っ込ませかねない。
いま豪ドルドルを買う気には到底なれない。
売る機会だけを待っている。