毎回同じ東京朝の超順張りアタック!

米国株が引けたとき高値や安値の持ち合いや
トレンドの反転がないまま、宙ぶらりんとなったら、危険である。

東京時間の特に早朝午前8時くらいまでの段階で、
あたりで、一気にトレンド方向へ超加速する動きが現れからだ。

これを、私は為替の超ブーストモードと呼ぶ。

この原理は日本時間ならではで生じることだ。

日本勢は逆バリを好む。

高値や安値の停滞があると
それを見たときに、天井や底に見えてしまう。

日本人は逆張りが好きなので、こういうときに逆張って
高値での売りや安値での買いを新規で取る。

しかし、相場の天底は決して滞空時間は長くない。
逆バリで売りや買いができるような持ち合いのレートは
そのほとんどが、より安くより高く突き進む準備段階となる。

それでも、滞空時間の長い最高値圏があると
逆張りで売りを起きたくなる、衝動はわからなくはない。

チャートを見ると
より上よりもここまで上昇した下方向の方が
はるかに値幅があるように見えてしまうのだ。

ロスカットを置きなさい。

こういう教訓に基づき、特に個人投資家
そういう値頃感でポジションを取った後に、逆指値ロスカットを設定する。

ここを狙って突くことで、吹き上げが加速するのだ。

日本人の現在のFX口座数は400万を超えている。

それが延べ人数であるとしても

その1%がこうした逆バリに入るだけで、4万口座分となる。

たとえば、
ひとりが1万ドルでのユーロ売りを行っただけで
そのロット数は、4億ドルのユーロドル売りのポジションができるるのだ。
円換算にして、300億円近くの額。

皆が皆、ロスカットを置かないとしてもそのうち半分がロスカットをおくだけで
150億円のロスカットが直近の上に溜まっている。

これは決して小さな額ではない。

さらにこれは、見立ての最低限の額である。

平均のロットが2万であれば、300億円分となるし
5万であれば、750億円分の逆バリポジションとなる。

これを打ち抜くことで、相場が大きく跳ねるというのは道理だろう。

数年前に、円高がかなり進み、米国市場がクローズした後
さらなる下値アタックが起こり、瞬間的に超円高が発生したのも
同じ理屈であると思っている。

本日の急激な早朝のまくり上げは
オセアニアの皮を被った欧米(特に米国)勢の超順張りロスカット破りで
相場の噴き上げとみてほぼ間違いない。

株価はほぼ高値持ち合いで、大きな上昇はなかった。

その段においての、噴き上げである。
米株をCDFなど含めても、それほど多くのボリュームを
東京時間早朝に逆張りする者はそうはいない。

しかし、FXについては、それがあり得るのだ。
為替の投機筋については、東京時間の早朝というのは
格好のチャンスタイムである。

コモディティや株でも実現困難な
こんな大チャンスは、FXという、
日本人がすさまじい口座数を持っているからこそなせる技である。

格付け会社がどう、スペイン情勢がどう、とかいう話は
すべて後付けである。
東京時間の加速は、単なる、投機の仕掛け以外の何物でもないと思っている。

かくまでに日本人投資家は、欧米勢に馬鹿にされているのだ。

大きくロスカットを抜いた後は、当然、一気に利食いをかける。

その後、上げるか下げるかは
グローベックスや日本の株価を眺めていればよい。

米時間の株価をを受けての株価が下げるようだと、
この大きな反転に追随し、結果、相場が反転方向に進むし
株価が大きく上昇するようだと
欧州時間までの踊り場として持ち合い相場が続くだけだ。

とにかく、東京の早朝は相場の地合いは
ファンダメンタルズなど一切関係ない。
それが関係するなら、米時間にとっくにことが起こっている。
米株もクローズし、アジア圏に相場が移った後に
どうして、すさまじく順張りが走るのか。
それは欧米勢がアジア時間、
特に東京勢をカモにしているだけ!である。

為替はわからないことが、多く、断言できることも少ないが
このことだけは、本当に個人的には断言できる。

ということで、東京時間の午前6時〜9時くらいまでは、
東京勢をカモにするだけのために相場が動く、
最も危険な時間帯である。

そんな時間帯に、直近高値1.3070が構えていただけに
そこを大きく噴き上げた結果として
おかげで、こちらのドル買いポジションはすべてロスカットされ、
一端、相場がフラットとされてしまった。

ロスカット狙いと大幅なアタックだったにしても、
ユーロドルは直近の高値、
1.3070アッパーがそこに控えていて
そこを最後のロスカットしておいており、それを超えてしまったのだから仕方ない。

先週の意味のない、投機のポジショニングが本当に忌々しい。

欧州時間が開き、欧州株やグローベックスが続伸し
そこで高値を追われるのなら、まだあきらめもつくが
こうしたラインで切られるのは、悔しいという一言である。

さらに言えば、先週からの下げも悔しさをより増幅させる。
これがなければ、雇用統計の前から
保有していた、ユーロドル買いなどのドルショートは切っていないし
奇しくも狙いのターゲットは、今朝上抜いた、1.31だった。

利食いで一端スクエアとなる予定が
損切りでスクエアである。

ただ、こうした流れからのターゲット到達は、
相場のピークである場合も非常に多い。
ユーロドルでいえば、さらなる高値、
1.317アッパーがさらなるレジスタンスで控えているのだからなおさらである。

もとより、1.31アッパーというレートは
ドルショートからドルロングへとポジション保有するつもりだったレートなので

スクエアにされながらも、再度、ユーロドルの売りを持った。

レートは、1.311あたり。

急激な利食いの下落でどピークは取れなかったが、
1.312という噴き上げのマックスからすれば、
そう離れていないところなので、まずまずである。

相場の天底というのは、急激な切り返しで示現する。
指値などが決まり、相場を反対方向のボリュームで押し上げていくので
ゆったり、天井や底付近で逆張りすることなどできないのだ。

相場の天底がつかめない、という古くから言われている言説は
相場が読めないというわけではなく
天井や底のレートはほぼ一瞬の時間しかつけないので、
24時間レベルで監視するか、絶妙な位置で指値を置いていない限り
そもそもポジションを取ることができないからだ、と思っている。

いずれにしても一端切られながら、
また逆バリ方向というのは本当に嫌になるが
こうしたリスクを取らないと、相場の天井は取れない。

もはや感情的になっており、ユーロドルについては
どれだけ押し上げられても、絶対に天井から売りをかましたいと思っているし
一端保有したポジションは、大底が見えるまでは手放すつもりはない。

今回の1.312アッパーが天井であるかどうかは、
その後の欧州、米国時間のレートでより決定的となる。
もしも、現在の高値水準を抜けることがなければ、
天井の可能性は最も高くなる。
もしも、それをもう一度抜けたとしても、
それがわずかのpipsで、押し戻されたり
超えたとしても、NY終値がそれを下回るようでも
天井の可能性は高まる。

今回の天井が天井でなく、さらなる上昇の一里塚となる可能性が高まる
現在の自信のポジションからするとアゲインストなケースは、
1.312のレートをNY終値が超えてしまうこと。
さらに最悪のケースは、直近の高値1.3168を明確に超えてしまうことである。

いずれにしても、またも賽は投げられた
今回はドルベースでポジションを保有することはやめた。
よって、ポンドドルやドルスイスなどは保有していない。
変わって今回は、今回はドル円のショートとユーロ円のショートも保持した。

ドル円については、逆バリというよりは、
短期アップトレンドを割ったことによる若干の順張りの売りである。

ドル買い、円買いシフトを組み直す。

この2週間の乱高下は、本当に忌々しく、腹が立ってしょうがないが、
これも相場である。

1.28アンダーの手前でのドルロングのショートカバーはよかったが、
ドルショートを1.28アンダー前で手放してしまったのが、敗因である。

相場は殺し合い。今回は見事に殺られてしまった…。