ユーロドルショート

レートが落ち着いてきたことで、

あらためて、1.1315を前後した位置からショートした。

NY序盤は激しい売り買いにさらされてしまい
なにがなんだかわからなくなったが、

相場が落ち着いた今、テクニカル的に見たら、ユーロドルはやはり売りである。

欧州時間、ユーロドルはポンドの下げに引きずられ、1.1270アッパーまで下落した。

その後、戻りをためし、いったんの戻りが、1.1316となって
落していたところNYがそれ否定した。

NY勢はその戻り高値を抜くことで、ショート筋のロスカットを狙おうとして、

1.1285あたりで、下を固めた後、結局、それを抜いていったわけだが、

NY時間やや強引に買い上げ、結果、高値を更新はしたものの

伸びたレートは1.1322あたりまで。

本来ならばもっとレートを跳ねさせようともくろんでいたはずだ。

しかし、値段は跳ねなかった。なぜか。

自分が思うに、いまショートのポジションはそれほそ多くないのである。

むしろ、現在、たまってしまっているのは、ロングポジションである。

まず昨夜、レートが1.1350あたりまで跳ねた時

そこでの吹き上げは、ショートたちのロスカットであったと思う。

その段階でショートの数は激減した。

その後の下落もまた、新規のショートではなく、
買い上げた仕掛けたちの利食いの売りだったと思う。

行ってみれば、1.13ミドルから1.13までの間には
ショートもロングも数が減っていた。

そして本日、ロンアニ他、欧州勢がユーロドルを買い上げてゆき
前日高値を更新したが、

もともと整理されたショート不在の中での買い上げなので
高値更新も、結局、昨日よりわずか上、程度しか上げられなかった。

その後のイギリス報道でのポンド下げからのユーロドルが引きずられた下げについても、

ユーロドルの新規ショートが攻撃したというよりは、
ユーロドルロングの投げ、での下落だったと思う。

これで、1.1270あたりまで下げたとして、
ここでもショートもロングもいないなかで、
1.1270あたりから、戻しが発生してきた。

これは新規のロングで煽ると思う。

そして、1.1315あたりの戻り高値からの下落は
この底値からのロングの利食い
ここでようやく戻り売り狙いの新規のショートが現れたと思う。

そこから、今夜のNY1.1285あたりから、戻り高値を抜いて高値を更新させたが、

要するにここで発動された損切りは、
欧州時間に戻り売りで新規ショートを積んだ玉しかない。

だから、レートがそれほど跳ねなかったのだろうと思う。

いずれにしても、ショート筋は、本日欧州時間の戻りからの売りが
NY勢にかられたことで、さらに減ったのに対して

買い方はというと、月曜の、1.1220ボトムから
昨日の1.1265あたり、
そして本日の安値、1.1270あたり、
さらにはNY時間での押し安値、1.1285あたりから…と

実に、てんこもりな状態である。

トレンドのほとんどが、損切り決済であるとするなら、
ポジションがたまりにたまっているのは、現状、ロング筋で

この買い豚たちがポジションを投げたら投げた分、相場は下落していく。

ということで、現在のショートは自分的にはかなりの根拠がある。

いいのか悪いのか、状況はドル円の戻し基調ともなっており(またドルかよ…)
ドル買いのモメンタムが強まりつつある

さらに気狂い通貨ポンドは、いまだ救いのない下落を繰り返しており、
その点でもユーロドルの下落再開を後押しする要素は高まっている。

一つ問題があるとすれば、

ポンドドルの救いのない下落は、ユーロポンドの上昇にまで派生しており
その結果、ユーロがポンドに対してえらい買われてしまっている、ということである。

しかし、逆に言えば、ユーロの強さを示せているのは、
これくらいのもので、

ポンド相手出なければ、ユーロすら、対ドルはもちろん、
対豪ドル、対円、あらゆる通貨に対して弱い。

こうした状況の中で。ユーロが対ドルについてのみは強い
というような状況にも限界があろうかと思う。

そもそもユーロが1.13ミドルまで吹き上がった遠因も
もとをただせば、ポンドの暴騰につれ高になったにすぎない。

そのポンドの強さも、本日めためたに失われたいま
ついでに上がっていたユーロが、自立心をもって高値をキープすることにも限界があるだろうと思う。

いまのユーロドルの下値の堅さは、
昨日今日で積み上がりすぎたロングポジションのおかげで、

それが投げられたとき、ユーロドルはより下落するように思う。

EUR/USD  S 1.13171