完全に投機相場に突入。そして予測。

株価の戻りがすさまじい。

特に米株。

私は株はしないのだが、株というものは、
こうもむちゃくちゃに上昇するものだろうか。

テクニカル分析など、ほとんど無視である。
そして、ファンダメンタルズでも、
株高の金融相場はわかるとしても、
ここまでの急激な戻りが突き進む理由がわからない。

チャートの波形のみは、
わかりやすいほどの3波を形成。
慎重に戻りを打診試し、
中途のレジスタンスを越え買いを誘発。
さらなるレジスタンスを抜けたことで、買いが加速。

といった、反転の教科書のような動きである。

ただ、シグナルだけは、教科書通りにはいかない。
MACDなど、日足レベルでは売りシグナルを発し
ダブルトップが割れても、上昇を止めない。

一端のダブルボトムからの上昇については
素直にターゲットゾーンに向けて一直線である。

先週の下落では、確かに一端の戻りがあり、
底も13225アッパーは堅かった。

しかし、下での持ち合い3日目にして底は破れた。

ただし、底を破った時間帯は東京時間。

厚みが最もなく、カウンターをかけるには最もうってつけの時間である。

グローベックスの空売り勢の不幸は、
底割れの瞬間が、東京時間のカモタイムであったことだろう。

そして、結局は、13200を割ることはできず、反転である。

米株については、なんであそこまで一方的に下落し
なんでここまで一方的に上昇するのか、わからない。

あまりあてにならない、移動平均線の時間足とはなるが
4時間足での200移動平均線において、下割れをアタックしながら
押し戻されてきたのは、今年の6月のボトムから数えて
なんと8回目。

このラインから突っ込んだ売り方は
なんとこれだけの回数、ダマシをくらっているということである。

さらには、直近安値を割り込み
200線を明確に下回りながら、それをめくったという例は、
私の知る限り、ここ数年来では一度もない。

もはや為替は、その上昇についていくのをほぼ止めている。
為替という巨大マーケットで、ここまで意図的な投機は困難だからだろう。

現在の市場参加者はほとんどが投機筋であるとみる。
彼らのみが大手をふるうことができるので
クライシスや、大きな好材料がでていないにもかかわらず、
かくも株価においてテクニカルど無視の波形が描けるのだろう。

中期的な現物レベルで見た場合
現在の株価の戻りは、異常な状態である。

かくまでに異常なレートだからこそ、あえて予測したい。

米株価は近いうちに、きっと暴落する…。