ドルカナダ売り

やはりとうか…、

週を空けた本日、ドルカナダは下落ターンに入ってきた。

 

週末のドルカナダの買い上げは、まったく人を馬鹿にした買いで、

本日の東京市場利食い場とするがごとく、週末のNY勢は高値を追い続けたが

本日の東京勢は、NY勢の思惑に反して

その高値を更新することはなく

週末のドルカナダの買い豚どもは東京時間を利食い場とすることができなかった感じである。

 

それに嫌気したNYどもも

利益をあきらめての買い玉の解消に走ったのか

ドルカナダは先週末のNYじかんの上げ幅をほぼほぼ失った形でロンドン市場に帰ってきた。

 

ということで、あらためてドルカナダ売り。

 

先週末の1.4050の時と同様

またも日通し安値からの突っ込み気味の売りではあるが、

 

米株先物も堅調、原油相場も上値を追っている現状において

本日もふたたびドルカナダが上値を追うという可能性はさすがに低くなってきているのではないかと思う。

 

というか…そもそも、先週末の段階でも

株や商品の市場との相関を考えた時

ドルカナダがあれほど買われ続ける意味は理解できなかった。

 

現在のドル高気味の相場は

トランプ大統領によるドル高希望発言が

ドルの下値を堅くしているところがあるが、

 

株高にはドル安がつきまとうものだが

 

ドル高を望むということは、株安を望んでいるということだろうか…。

 

いや、もともとトランプ大統領は株高を望んでいるはずで

でありながら、ドル高を擁護するということは、

 

現在、各国金融当局が行うじゃぶじゃぶの緩和策による

大きなドル安を警戒してのものかもしれない。

 

もちろん、米国大統領は

ある意味で世界最強の権力者ではあるが

 

金融緩和策により今後ますますの希薄化が進むであろう米ドルにおいて

 

たとえ世界最強の権力者による口先介入であっても

ドル安へのの濁流はそう簡単に、覆せるものではないように思う。

 

豪ドルは、ここ最近の相場で、大きく上値を追い

豪ドルは1000pips以上の上昇

ユーロ豪ドルに至っては3000pips以上の下落を示現したにもかかわらず

 

ドルカナダにいては、そのドル安圧力が軽微で

いまだ高値圏でのレンジを繰り返している。

 

 

この下値の堅さはドル円と似ているところがあり

ドル円もまた、

101円からの戻りが111円でトップアウトして以降、

底割れを回避する動きを繰り返している。

 

ドル円はもともと上にも下にも行きようがないところがあり

現在の底堅さはドルの強さというよりは

円の弱さの裏返しの様に思えるが

 

カナダドルについては、円ほど弱いとは思えず

その高値圏での滞空には疑問がわく。

 

もちろん、原油先物がマイナス価格をつける、といったような異例の事態によって

原油と相関するカナダドルが売られ、結果、ドルカナダは底堅く推移したところもあろうが

 

これは以前にも述べたが

原油安に真に相関するならば、

ドルカナダは高値圏レンジどころか

年初来高値まで突き進んでもよかったはずで

それが1.42あたりで頭打ちとなっているところからみても

カナダドルそのものは、それほど弱いわけではない、ということをうかがわせる。

 

ドルカナダはここのところの

ドル安相場ドル高相場、豪ドル高相場といった

中短期的に生じるトレンドのいずれにも乗り遅れた状態で、

ただただレンジ的に浮動を続けているが、

 

ドルカナダにトレンドが発生するとすれば

それはやはり下方向

カナダドルが強含む展開ではないかと思っている。

 

つまり、ドルカナダについて、今後、生じうるトレンドは下落トレンドではないか、と思っている。

 

これまでドルカナダは原油の下落にはほぼまともについていってはいないが

 

これは裏返せば、原油の上昇には大きくついていく可能性を示唆しているように思える。

 

ということで、ドルカナダをあらためて売り。

 

ターゲットは、まず控えめに見て、1.3990アッパー、

大きく見れば、1.3770アッパーあたりまでが視野に入る。

 

ポジション

USD/CAD  S  1.40787  1.40769  1.40718  1.40716  1.40715