はい増幅増幅…今夜のNYモメンタムウジ虫はどう動くか
かねてより、ことあるごとに自分が呼称する、モメンタムウジ虫。
この連中について、あらためて詳述したい。
このウジ虫連中は、基本、NYにしか生息しない。
この連中はとにかくモメンタムに則った順張りを基本とし、決して逆張りなどしない。
例えばレートがどれだけ高値圏にあっても、その日のモメンタムが買いならば、買い方向に追随し、レートをより高値に増幅していく。
時に、そのレートはこれまでになかった買われすぎの新値を更新していくが、こういうときロンアニなら利食いを入れたり、急激なカウンターをかけてトップアウトさせたりするが、
モメンタムウジ虫はそういうことはしない。
とにかくそれでも買いをやめず、それ以上上がりそうもなくても高値にじっとり張り付いて、とにかく買いをやめない。
この粘着質な様をもって、自分はモメンタムウジ虫と名付けているのだが、
今夜、このモメンタムウジ虫はどのように動きそうか。
コロナウイルス問題が深刻化して、ロンアニでも執拗な下値追いを繰り返したまま、NYにバトンをつないでいれば、これこそ、モメンタムウジ虫の真骨頂で、さらにリスクオフ方向で豪ドルを売って、円を買って、ドルを買う…としそうなものだが、
本日東京時間午後6時、つまりロンドン市場の午前中から、ロンアニはリスクオフの巻き戻しムードでNY市場に戻ってきている。
こういうときはモメンタムウジ虫は、NYの初動を眺めてから後やってくる。
NYが初動で戻り売りをしてリスクオフ方向に回帰させれば、モメンタムウジ虫は売り。
初動が、リスクオフ巻き戻しの継続で高値を更新すれば買い。
基本は後出しジャンケンである。
では、NYの初動の傾向はどうか、といえば、
戻り売りや押し目買いはあまり起こらず、ここでも基本は順張り方向である。
厳密に言えば、NYはロンドンを殺さない傾向が強い。
戻り売りや押し目買いは、つまりそれまでの方向を否定した動きである。
戻り売りするためには、買われて上がっている必要があり、
NYが戻り売りするということは、すなわち、ロンアニの買いを否定する、ということである。
しかし、NY勢は基本そういうことはしない。
だから、NY勢が戻り売りや押し目買いをすることはあまりないのである。
為替市場の流れはだいたい
NYの作った方向に東京がついて行き、それをロンアニが刈ってから、その方向をNYが増幅させる、というのがだいたいのパターンである。
これを今回の例に当てはめると、
今夜のNYはもうこれ以上、豪ドルは売らず、円は買わず、ドルは買わないのではないか、という予想が成り立つ。