ユーロ豪ドル、売り上がり損切りされまくるも、なんとか利食い。そんなことよりドル円とドルカナダ…

ドル円、NYクローズ間際の109.80アンダーでの買いは、いい買い場で、微益で決済などせず、握っておくべきだった。

 

東京市場、結局、東京勢はドル円については、昨日のNYのドル売りからのパニック売りはなく、むしろ109.90アンダーの下値を確認し、110円にまた乗せてきて、昨日のNYの戻り高値110.10手前あたりまで戻してきた。

 

もともと昨日のドル円の下落は、コロナウイルスの感染拡大を懸念しての香港株下落に端を発しており、この問題が長期化するなり市場に継続的なリスクオフムードを与える可能性が低いことを考えると、昨日のドル円の押しはいい買い場となったかもしれない。

 

金融政策や経済指標、株価など、あらゆる材料がドル売り傾斜し難く、地政学的な問題についても米中問題、米イラク問題が深刻化することを回避できそうな現状。

 

コロナウイルスでの感染拡大の危機、といった報くらいしか、ドル円を沈められないということを考えると、

 

やはりドル円はまだまだ買い気が強い、としか言いようがない。

 

昨夜のNY市場終盤に成り行きでエントリーした109.80アンダーでのドル円ロングは、損切りを109.70アンダーに置いていたので、これくらいのリスクは取って、ドル円買いを持っておくべきだった。

 

本日の東京勢の追随は、ドル円では生じなかったものの、ドルストレートにおいては発揮されていて、豪ドルドルなど、昨日安値をさらに割り込んだ。

 

香港のコロナウイルス感染の警戒からのリスクオフに警戒して、過度な豪ドル売りが東京時間序盤に繰り広げられたわけであ。

 

もともと昨日のドル円の下落も、この材料からの香港株の下落に端を発しており、

本日の香港株に警戒しての先走った売りで、昨日のNYの売りをさらに追随する豪ドル売りが本日のここまでの流れである。

 

ただ、災害や病気、戦争すら、相場に与える影響は限定的になりやすく、

下落が進んでいた豪ドルが、感染病を材料に下値を更新する、というのは、さすがにやりすぎで、豪ドル売り相場の末期を想像させる。

 

ユーロ豪ドルは昨日のNYから、豪ドル売りの影響を受け、1.62を超えるところまで買われていたが、1.62越え水準は、現在のユーロ豪ドル相場においては、下落チャネルラインの上限に突っ込む、かなりの買い超過状態になる。

 

ということで、東京市場序盤、ユーロ豪ドルの売りを試みたが、

1.6190あたりで売ったところ、1.62にタッチされ損切り、次いで、1.6210で売るも、1.6220を超えて損切り、さらに1.6230にタッチするという、異常なまでの買の加熱で、高値を更新されまくり、損切りの嵐となった。

 

香港市場が開く前から、東京勢は下落を警戒し、豪ドル売りを重ねまくるという、プチパニック的な状況が、香港株式市場が開くまで展開された。

 

NY様に追随し、ど底や天井を追う、というのは、ドル円ではなく豪ドルにおいて展開してししまった。

 

ただ、香港市場が開いたところで、東京勢がパニックになる下落は起きず、むしろ株の買い戻しが起こったようで、あわてて豪ドルの買い戻し。

 

最後にエントリーした、ユーロ豪ドルの1.6225あたりからの売りがようやくパニック豪ドル売りのピークとなったようで、そこからはユーロ豪ドルは反落。

 

1.6205あたりで売り増しし、1.62割れで半分を利食いし、なんとかプラスとできた。

 

ユーロ豪ドルの売りに入る前、ドル円を何度か戻り売りしたり押し目買いしたりしながら、微損を重ね続けていたが、そのマイナスもなんとか帳消しにできた。

 

残りはホールドしている。

 

本日の東京勢のNY追随は主にドルストレードにおいて発揮されたというのは先に述べたが、

 

ドルカナダでもそれは発揮された。

 

ドルカナダは、昨夜1.3080アンダーのレジスタンスを抜けてのち、

なんと、東京時間に高値を更新し、1.3090まで上昇。

 

昨日から入れていた逆指値の買い、1.3080がヒットし買い持ちとなっていたが、

まさか東京時間に上値追いするとは思えず、微損で即決済し、ドルカナダの買い持ちをスクエアとしてしまった。

 

ドルカナダはたしかに2度の戻り売りのラインとされた1.3070アッパーを抜け、テクニカル的には上値を追う準備は整ったが、

まさか北米もなんの関係もない東京時間に、東京勢がドルカナダの高値追いをするとは思わなかった。

 

さんざんドルカナダの買いをホールドし、1.3070アッパーからの伸びが何度も裏切られたことに嫌気をさして、昨日は1.3070アッパーでの戻り過程で利食いしスクエアとしてが、スクエアとした途端、上値を伸ばしてしまったのは、なんとも悔しい。

 

昨日については、これまで何度も下押しされたことから、1.3060-50での押し目で買うことも見送ったが、昨日はこれらがしっかり押し目となった。

 

いろいろ手遅れ感も半端ないが、ドルカナダの戻り相場はまだ道半ばで、ここからまた買い場を探していくつもりである。

 

ドルカナダはまずは1.3070アッパーのレジスタンスを突破し、上値追いの準備も整った感じだが、1.3100アッパーの戻り高値あたりが最後の抵抗帯となるだろう。

 

ここを抜ければ、ドルカナダの戻り相場もいよいよアク抜けすることとなるが、さすがに1.31を抜けてから買うのは遅すぎる感じもする。

 

ただ、ドルカナダの買いを仕込むということは、流れがドル買いということになるため、豪ドルドルの買いを期待することは矛盾する流れとなり、ユーロ豪ドルの売りを持ち続けることもまた、ドルカナダ買いの展開の中では矛盾するものとなる。

 

現状はユーロ豪ドルの売りをもう少しホールドするつもりではあるが、ドルカナダの買いに入るならば、どこかで早々にこのポジションを利食いすべきに思う。

 

ユーロ豪ドルのショートを利食いすべきでない状況(さらなる下落)が続く限り、ドルカナダの買いはなかなか入りにくい、というのがいまの個人的な実感である。

 

ポジション

EUR/AUD  S 1.62241 1.62240 1.62064