逃げるチャンスはあったが、買いを信じてホールドからの損切り。さすがにあきらめた。ドルカナダ売り
ドルカナダはロンドン時間、ふたたび、1.3070を超えたが、1.3075のレジスタンスはやはり強固で、NY参入以後、またも戻り売りにさらされた。
今回は微益で逃げるチャンスがあったが、一部を微益で利食いしたものの、残りは戻り相場を信じてホールドして結果、またも1.3050が割れ、今度こそ完全に損切り。
ポジション
USD/CAD L 1.30645 1.30683 130686 1.30687 → 1.3044 損切り
2度にわたる、1.3070アッパーからの戻り失敗で、ダブルトップが綺麗に完成してしまったことから、
ドテン売りに切り替えた。
ドル円は110円アンダーと堅調めに動いているため、いっけんドル買い相場に見えてしまうが、
本日生じているのは、明らかなドル売り相場で、形としてはリスクオン時にありがちな、ドル売り円売り相場である。
円がドル以上に売られているためだろう。
ドル円は110円に回帰するかのような強そうな動きをしているが、
ドル円を無視してみれば、市場は明らかにドル売りで動いている。
その兆しはユーロドルから生じ始めていて、
本日のユーロドルはことさら材料がないなかで、いきなり1.1150を超えてきた。
最初はドル売りはユーロドルだけに際立つまだら模様の状況だったが、いつしか、ポンドや豪ドル、カナダドル他、あら通貨ペアにドル売りが派生して行き、
23時あたりから、ドル単独安の状況が決定的となってしまった。
いまだ出先にいるため、その理由はいまいちはっきりしないが、おそらく経済指標の結果が悪いか何かで、ドル売りを促すような展開が生じたのだろうと思う。
やはりカナダドルは強い。
年明け、ユーロドルやポンドドル、豪ドルドルなどは、年末のドル売り相場の巻き戻しで、やや大きめの自律下落を演じたが、
そのドル買い戻し相場においても、それについてくるドルカナダの戻り幅だけは、限定的だった。
ドル買い戻し相場なのでつきあいはしますけど…といった感じで上をつきあいはしたが、そのドル買いの戻り値幅は、その他、ドルストレート通貨に比べて明らかに値幅がない。
年末のドル売り相場を巻き戻す年初からのドル買い戻し相場がここらで終わるとするなら、
ドルカナダがドル買い相場で最も値幅がなかっただけに、
その下げ幅は、他のドルストレート通貨以上に大きなものになりかねない。
週足ネックのサポートは1.3030あたりにあり、
年初のドル買いで、ここを上回り、
さらに先週末のカナダ雇用統計のさいにも、1.3030を守ったことから、
年末のドルカナダの下落は壮大なダマシになる可能性を想定していたが、
ふたたび、ここを割り込むようだと、
年初のドル買い相場こそダマシで、
やはりドル売り相場継続、ということとなる。
ドル売り相場とないえど、
ドル売り他通貨買いは、リスク選考のときに生じる動きなので、
そのさい同時に生じる円売りが邪魔をして、
ドル円だけは底堅く推移するように思う。
本日の動きが、今後も継続するとするなら、これから生じる動きは、
ドル売りに伴う、ドルストレート通貨におけるさらなる上昇と、
円売りに伴う、クロス円通貨の上昇である。
本日のドルカナダロングの利食い逃げはさすがに何度もチャンスがあったのを自ら逃した。
今回は完全に自分のトレードの不手際が原因で、誰のせいにもできない。
現状、ドルカナダは1.3080アンダーから、1.3040アンダーまで下押ししたとはいえ、
いまだ重要なサポート、1.3030を割れていない。
現時点で抜け期待のショートを持つのは、下手すると、昨日今日の買いと同様の安値掴みとなる可能性もあるが、
これ以上、売りのレートを下げ続けての売り参入は流石に自分も嫌になる。
ここまでの売りを想定していれば、
1.3070アッパーから売れなかったにしても、
少なくとも1.3060ミドル代で売りにドテンできていた。
1.3070から1.3040割れまでは一方的に売ってきたNY勢も、さすがに1.3030アッパーからは下げの勢いが鈍化してきた。
この辺りのゾーンは、ここを押し目と拾い始める買豚もいるだろうし、戻り売りが成功した売り豚の利食いの買い戻しもある。
昨夜のように、またもこのあたりから一気に買い戻しが入る可能性は捨てきれない。
その意味で、このあたりからの売りは危険も伴うが、為替相場は常になんらかのリスクを取ってエントリーするしかないため、
この予見できかねないリスキーな位置にこそ、リスクを取って、ドテン売りの勝機を見出したいと思う。
でないと、昨日今日と、買い続け2度ともやられた自分が浮かばれない。
ポジション
USD/CAD S 1.30433 1.30432