本日のロンアニは豪ドルを買ってくるように思う(ポジショントーク)

いま自分がユーロ豪ドルショートを持っており

たぶんに売りバイアスがかかっていることを承知で述べるが

 

本日のロンアニは豪ドルを買ってくるように思う。

 

まず、ユーロ豪ドルで言えば、

本日の東京勢はニュージーランド政策金利発表の際

豪ドルに大量に買いが入り

1.6050アッパーまで下押ししたが

それが今度は大量の豪ドル売りに拾われて、ほぼ行ってこいのような状況となった。

 

豪ドルに大量の買いが入るということは、つまりユーロ豪ドルが売られたということだが、

これは、ユーロ豪ドルに新規の売りが大量に持ち込まれた、というよりは、既存のユーロ豪ドルのロングの投げ売りが起こり、その後、あらためて新規のロングが入っていったという状況であるように思う。

 

これは豪ドルドルが、0.6830アッパーから、

0.6850アッパーまで買われたあと

全戻しに近い形で、0.6830アッパーにほぼ戻ってきた流れとシンクロするが、これもユーロ豪ドルの動きと同様である。

 

この豪ドルドルの動きから、ロンアニはどう考えても

豪ドルを売らないだろうな、と思える。

 

豪ドルドルの動きについていえば、

初動に起こった0.6850アッパーまでの上昇は

ユーロ豪ドルの例と同じく、

豪ドルの新規買いというよりは

既存の豪ドルドル売りのショートカバーによるものであろうと思う。

 

つまり、ここで豪ドルのショートは、それなりにはけていったはずで

形をかなり単純化して話せば

 

ここで生じたのは、豪ドルロングの増加ではなく

豪ドルショートの減少である。

 

ここで上昇から再度下押していく過程で

東京勢は豪ドルショートをあらためて作った。

 

そういう意味で、ここでの増減は

まず豪ドルショートが減り、そのぶん新たに豪ドルショートが増えたということで、

ほぼプラスマイナスゼロの状況ではあるが、

問題は、

現状、東京勢は1.6850アッパーを背に、あらためて新規の豪ドルショートに大量にポジションを傾けたということである。

 

豪ドルドルの0.6830あたりは、すでに底堅いことがNY時間に確認されており、

本日の豪ドルドルの跳ねで、豪ドルドルのロングは増加していないどころか

むしろ、東京勢の売りが積みなおされたことから

豪ドルドルは、なおのこと、昨日の安値0.6830以下には下がりにくい状況になってしまったように思う。

 

いったん、0.6850アッパーまではけた豪ドルのショートポジションは逆に言えば、このあたりでショートカバーが収束したということになるが、

そこからさらに戻り売りを新規に積んでいくということは

量は同じでも、よりフレッシュとなった新たな売り玉の損切りがあらためて0.6850の上に大量に置かれた、ということである。

 

ここを上に抜けば

本日の東京勢のショートの損切りが発生することは必至で

 

東京の損切りを食い扶持とするロンアニが狙ってくるとすれば、やはり買いとなる。

 

ロンアニが豪ドルを売ったところで、

本日の東京勢は豪ドルでロングを積んでいないため

東京勢を刈り取るための買いポジションは現状ない。

 

本日の東京勢は豪ドルをショートしているのである。

 

ということで、ロンアニの本日の豪ドルのトレーディングは買いであろうと思う。

 

もちろん、為替市場において、売り買いどちらかしかなくて

片方がゼロ、ということはありえないことは承知している。

 

本頁の話は、本日の状況を極端に単純化した話だということは、最後に述べておきたい。