ブレイク後からのドル円売り直し
結局、ドル円は、109.30を突破。
損切りを巻き込んだのであろう、109.40アンダーまで値が伸びた。
やはり、108.60アッパーはかっこうの押し目買いのポイントとなって、ドル円は高値更新である。
抜けた後、ショートに入り二度失敗したのち
三度目のショートでようやく上げどまった。
くそNYどもはようやく利食いに入ったようで執拗な買い仕掛けは、109.30を超えてからいったんは止んだ。
この高値更新によって
109.30アンダーから、108割れまで先週売られた売りは、完全にダマシのような形となり
鋭角ではあったものの、下方チャネルの上抜けからの108.05越えは、
フラッグの上昇シグナルとなった。
ドル円が、109.40アンダーでピークアウトしたとたん
株高や債券利回り高は、一斉に潮が引いたように収まった。
いや、この株高の流れが終わるまでに
109.30を超えさせるべく、ドル円は買われまくったのかもしれない。
そして、時間切れまでにその買い仕掛けは間に合って109.30を超えた。
さきほどまでいくら売っても下押しがなかったのに
109.30を抜けてからは、するするとレートが降りている。
強引に強引を重ねたドル買い劇場はいったん収束した感じではあるが、これまで上値を守っていた109.30がブレイクされたことで
ここからはさらなる押し目買いの勢力が押し寄せてくるだろう。
ただ、ドル円がこのまま上値を追うとは、まだ自分は考えていない。
ドル円のここまでの戻りはほぼ垂直上昇に近い戻りで、上昇のためのほとんど貯めることなく上昇してきた。
そして、109.30がこれまでなぜこうも意識されてきたレートだったかといえば、
4月下旬から下落を開始したドル円が
104円ミドルまで下落したところの
戻り61.8%が、109.30よりやや上の109.35あたりとなる。
それゆえ、自分は、109.30の抜けを待って売りを再開したわけである。
とはいえ、現状のドル円は、200日移動平均線を明確に上抜いてしまい、
中期目線の豚筋も、買い目線に転換せざるを得ない状況となってしまっている。
今夜中にドル円が109を割るなどしてくれれば、
この中期買い豚の重い腰を上げさせないで済む可能性は上がるが、ちょっと期待できないか…。
先週、ドルカナダのショートに失敗して以降
自分の取引はほぼ全敗で
最後の最後、ドル円は109.30すら超えられて
完敗となってしまった。
自分の望まぬ方向にすべて向かわれた格好で、
先月末からはじまった勝てない流れは
11月に入って、収まるどころか、さらにひどくなっている。
ポジション
USD/JPY S 109.372 109.371 109.368 109.367 109.291