米ドルは利下げ、カナダドルは据え置き…っつうのに、ドルカナダが上昇する怪

NY参入前にロンアニどもがまたもドルカナダをひと上げ

昨日の高値に面合わせするかのようにまた、1.3100を撫でていった。

 

この買い上げによって、中期下方チャネルをレートがまたも上抜いてしまった。

 

1時間足レベルで踏ん張っていた、200SMAも上抜け、

瞬間的には買いシグナルが点灯しまくった状況である。

 

今夜の米指標GDPなどは予想比プラスで

ドル円は上昇。

 

…しかし、不気味な売り指値レート108.98にはタッチすらできていない。

 

ドルカナダはまたも30分足レベルでプラス3σにタッチする買いの過熱感満載だが

21時で足が確定したとき

かろうじて、陽線ながら上ヒゲをつくり、下押しをしてくれている。

 

ただ、昨日からはじまった買いのモメンタムはいまだ継続で、にわかの豚は、新規ベットをとにかく買いで選んでいる感じである。

 

もちろん、売り買いがあるためレートは成立することから

逆張りとなる売り(悔しいが、現状では…)もあるにはあるだろうが、逆張りの確信犯であろう売り豚は腰が引けたショートしか打てず、

いちいちこれらの損切りが発生することで、不必要にさらなる高値が更新される始末。

 

損切りするなら売るな…と言いたい。

 

現状、ドルカナダはまだ1.3100より上の抵抗帯が生きており、1.3100をトップとしたダブルトップの形成が期待される動きになりつつある。

 

昨日は、かなり至近距離(30分差もない)なかで、1.3040アッパーをダブルボトムにして上昇をしていったわけだが、本日は逆にダブルトップの完成を期待したいところである。

 

昨日、ダブルボトムとしたネックラインは1.3070アンダーで

本日、ダブルトップのネックラインとしてイメージできるラインは、1.3075あたり。

 

上下いずれも、1.3070アラウンドで支持体抵抗帯の役割を見せているのが現状である。

 

しかし、自分が保有している多くのショートが、現在サポートとして効いている1.3075より下にずらっと並んでいる…。

 

現状、ドルカナダはほぼ完全に買い目線。

 

がゆえに、にわかの買い豚が旺盛に買っているわけだが

この、1.3075あたりを押し安値として、戻り相場継続の上昇トレンド続伸となるか、

1.3100を戻り高値としたダブルトップ完成となるかは、今夜のBOCの結果によって決するだろう。

 

しかし、あらためて思うのだが

本日、米国、カナダ、同時に行われる政策金利発表だが、

カナダは据え置きが予想され

米ドルは利下げが予想されている

 

この見立て通りなら、米国とカナダの金利差が本日縮小することとなり、

金利値でいえば、米国とカナダはほぼ同一の金利となる。

 

相場を織り込んでいくなら、ドルカナダ、ドル円ともに下落していくはずで

 

結果を見て、材料出尽くしで、ドルカナダ、ドル円が上昇する、というのならばわかるが、

 

現在、政策金利発表を織り込んでいっているであろう相場は

ドルを買い、カナダドルを売っているのである。

 

これはあたかも、米ドルが据え置きで

カナダドルが利下げ、ということを織り込みに行っているかのような動きである。

 

この本来とは真逆の織り込み具合は、なんだか矛盾するように思えてならない。

 

このままだと織り込み具合が足りないような状況で、ドル円、ドルカナダとも結果をみたあとは下落するのではないだろうか。

 

この見立ては自分がいまショートを持っているがゆえに、かなりバイアスのかかったポジショントークとはなるが

 

あえて、ノーポジションであると、自分で強引にイメージし、バイアスをかけないように努力してみたとしても、同じように思う。

 

ドルカナダが本日続伸するとすれば

カナダドル買いにとても不都合なサプライズ的な内容ないとすれば

モメンタムのみを裏付けとした、自律反発以外にイメージがつかない。

 

自分がもしもいまノーポジションなら、

不要なリスクを取らないため、ドルカナダについては、BOCを通過するまで様子見でいるだろうが

 

もし、いまから無理やりポジションを取れ

と言われれば、やはりドルカナダは売りを選ぶ。

 

金利据え置きが見込まれているのに

じり上げを続けるドルカナダは

売り場として考えれば、最高にいいところでの売り場である。