金曜の相場を振り返り、来週のラフなイメージ(ドル円)

金曜は結局、東京時間の逆張りロング以外、ノートレードだった。

 

チャートを細かにまだ見ていないため、このページのイメージは、ざっくりと大枠を見たイメージにつき、こまかくチャートを見たらまた戦略が変わるかもしれないが、とりあえず、現状のイメージを備忘録的に示しておきたい。 

 

まずはドル円のみ。

 

NY様に逆らったら東京は、案の定、その筆頭舎弟であるロンアニに踏み上げられて高値更新。

 

まあ追随で高値追いを東京がしたとしても、とりあえずは下に突き落とす、ということをロンアニはしたであろうから、東京勢は売っても買っても勝算はない。ロンアニの餌としてしか存在しえないのである。

 

だから、東京時間の為替市場は休場にすべき、とかねてから主張しているのである。

 

…と、そんな冗談はさておき(半分本気だが)、そのごの値動きだが

 

東京が養分になったというだけで、東京タイムはノイズとして見たとして、ロンドン以降、NYにかけて、ドル円は108.10アッパーまで上げて、そこから108割れの強めの押しのあと、ちと戻し、結局、108割れでクローズした。

 

金曜のドル円はほぼテクニカルに沿った動きをしていた。

というのも、このところの戻り過程にあるドル円のアップトレンドの波によって作られていた右上がりの上昇チャネルラインの上辺あたりが、金曜高値をつけた108.10アッパーあたりで、とりあえずはそこが週末の戻りのピークとなった。

 

このままテクニカルムーブが続くなら、ここからは下げのターンで、下落がはじまることになる。

 

ただし、現在の短期アップトレンドが終了でないとすれば、その下落は調整で、押し目としては、通常ならチャネルのミドルゾーン、深めでもチャネルの下限ということになる。

 

テクニカル的にはまだまだ上昇を示唆しているものの、波形観察からみえるのは、このあたりで即座に買うのは波の上がりきったところがゆえに、値幅期待が薄く、買うにしてももう少し押しを待ちたいところである。

 

もちろん、今回のチャネル上限タッチを戻りの限界とみるなら、いまは最高の売り場で、挑戦的な意味で言えば、ショートならば即座にエントリーしてもよい、とも言える。もちろん高値更新あたりでの損切りは必須である。

 

そんなきわきわのところで終えた今週だが、日柄的に言えば、そろそろ転換が起こってもおかしくはない。

 

来週の月曜は月末で、火曜からは10月なのだ。

 

月が変わると相場付きががらりと変わりやすいので、月曜の取引は慎重に見ないとならない。

 

来週の月曜は30日で、月末かつゴトー日にあたり、ゴトー日は本邦実需がドルを買いやすく、ドル高に動きやすい、と一般には言われる。

 

月末、および、ゴトー日需要からすれば、来週の月曜は、とりあえずドル円が上方乖離を埋めるべく下落するかもしれないが、その下落をショートで乗るよりは、調整の下落と見て、押し目を待つ、というのがいまのところ考えられる無難なイメージである。

 

もしもドル円が月末に向けて再度上昇したなら、その翌日10月1日も初動はさらにもう一段上げてくるように感じる。

 

ただ、その高値更新が最後の高値で、10月の最高値ともなり、そこからついにドル売り相場の再開、というのが、なんだか非常にありそうなパターンである。

 

これは、8月1日と同じパターンである。8月1日、ドル円は7月高値を更新し、109.30まで上値を伸ばしたあと、その同じ日に2円の下落をしてみせた。

 

月初はしばしば、こうした極端なことが起こりやすい。

 

ということで、来週警戒すべきは、週明けの月曜ではなく、その翌日火曜ではないか、というのが現在のイメージである。

 

結論としては、いまのファーストインプレッションとはなるが、月曜もドル円は買い目線で考えていきたい。