ユーロドル全戻し…損切り、売り直し ドル円利食いでスクエア

昨日今日と、ドル円のど高めを更新しているのは東京勢のみとなってきた。

 

今夜のNYも底堅いごっこを続け、東京勢の高値はそぶりもなく、ただただ東京勢に高値を更新させて、それを利食い場にしよう、みたいなうっとうしいムードを感じてきたため、

 

NYがほらよっと、とばかりに中途半端に持ち上げてきた、108.10アンダーで、ドル円の買いはすべて利食いした。

 

USD/JPY  107.526  107.532 107.539 107.551 107.560 → 108.05

 

そこからは、また案の定、ドル円は107.90アッパーまで。

 

またここから、中途半端な高値圏レンジレディーるでもするつもりか。

 

もうこんな連中とつきあうつもりはない。

 

で、問題はユーロがらみである。

 

ユーロドルは、年初来安値である、1.0930アンダーをサポートにしたのち、全戻しとなるような強烈なショートカバーが入った。

 

これにより、戻り売りでいったん成功していたユーロドルは結局全損。

 

 

1.0970あたりのショートが、

まさか今夜、また1.100をこえることなどないと思い

 1.10越えで損切りを置いていたが、ここですらおよそ40PIPS近くという、かなりの値幅だったにもかかわらず

ここをぶち抜かれ、

そこからさらに70PIPSあまりも上昇するとは思いもしなかった。

 

テクニカル的にはたしかに絶好の買い場が本日の大底だった。

 

年初来安値のド底となるとともに

中期下方チャネルの中間位置にそれが位置しており

これを守ればトレンドブレイクと反騰が見込めるという絶好のチャートパターンである。

 

どれほどの期待が持てるかといえば

昨日、ドルカナダでロングしたときと、ほぼ同じパターンである。

 

昨日、自分は、1.3140から1.3180アンダーまでをドルカナダのロングで取ったが、

結局、ドルカナダはそこから1.3215まで反騰することになった。

 

それほどまで強烈なシグナルを、本日のユーロドルも同様に発していたわけだが、

 

自分はテクニカルよりも、ファンダメンタルズ的な意味を重視し、ユーロドルを買うことができなかった。

 

しかし、結果はテクニカルに従うように大幅な反騰。

 

ユーロドルは完全に全戻し状態で

ECBがあたかも空気であったかのように、現在では、らゆる通貨ペアがほぼもとの水準に戻っている。

 

いや、ユーロがらみについては、ECB以前よりもむしろユーロ高というほどである。

 

ユーロ下落の最大の見せ場であるECBですら落ちなかったユーロが、ではここからなにを材料にして落ちていくんだ、という感じすらするが

 

テクニカル的にはこの戻りは当然の結果であるとはいえる。

 

すでに売りのかなりの過熱状況にあったユーロドルはいつでも大きく自律反発する可能性はあった。

 

それがまさか本日か…。

 

当局が追加緩和を行った通貨が、ここまでの戻りを見せることには、???と疑問しかわかないが

 

ニュースを見ると、材料出尽くしによるショートカバーとのことである。

 

まあ、なんでもいいが…

 

とにかく、一昨日のロンアニの売り仕掛けも含め、今夜ユーロドルを売ってきた豚たちは根こそぎ焼き豚状態である。

 

ECB当局が自国通貨安に誘導しようとの緩和的な利下げを行ったにもかかわらず

ユーロドルは全戻しし、しかも日通し高値すら更新しているのが現実である。

 

これはあたかも以前、日銀がマイナス金利導入で

どやって見せたことを無視して

円安になるどころかむしろ円高に突き進んだ状況ににている。

 

これって、前回のECBパターンと非常に似ている。

 

前回の場合、自分はユーロドルを底値から買い持ちし、大きく利益を上げられたが

その当時は、1.1100のサポートが強烈に意識され

それが、大きな買い戻しを誘発した。

 

あのときはファンダメンタルズ的な意味は一切無視して、ただテクニカルに従って買いを積みまくった結果、勝てた。

 

今回の場合は年初来安値(しかも2年ぶりとかの安値)が強烈に意識され、そこからの一気の巻き戻しである。

 

ユーロドルは再三述べているが、中期下方チャネルを8月下旬にブレイクして以降、徹底的にそこへの回帰を拒んでいる。

 

現在までユーロ売りの地合いから都合4回はチャネル内への回帰をしかけたが

いずれもがそれを跳ね返し、戻りを試している。

 

こういうテクニカル的な自律反発のパターンに

今回すらはまってしまったわけである…。

 

ただし、その反発は、現状、毎回、1.1050から上まで跳ねるものの、1.1100には届かず、結局、下に失速している。

 

その繰り返しばかりをしているのが今月である。

 

今夜のユーロ下落要因を全く無視してテクニカル前提で進むとするなら、ここからテクニカルのみで自分も見させてもらうとすれば

 

いまのレート1.1070あたりは戻り超過の完全な売りゾーンである。

 

市場がそこまでテクニカルムーブ上等で動くならば

テクニカル的な観点からいって、ユーロドルはこれ以上の上昇は見込めない。

 

ということで、1.1050あたりから本格的に売りあがっていった。

 

しかし、現在のユーロ買い戻しモメンタムは強烈で

0時過ぎからのユーロ買いは通常ならほぼ守られることすらない5分足のミドルバンドをサポートにして高値を更新する買い戻しがされるほどで

 

異常としか思えない買いの過熱感である。

 

これが今夜のECBのようなファンダメンタルズ的な後押しのある買い戻しならばまだ納得もいくが

 

テクニカルムーブのみで過熱感が醸造され、買いが続くという状況は、

どう好意的に解釈しても、まともな状況であるとは思えない。

 

 

もともとユーロは売りが相当に溜まっている状況だと聞いており

このユーロ下落の絶好のチャンスで、あらかじめ上から売っていた豚たちはいい利食い場としたのかもしれない。

 

しかし、こんな結果をだれが予想しただろうか。

 

多くの人間が予想もしていなかっただろう

だからこそ、ユーロドルは1.0930から100PIPS以上も一気に上げて、日通し高値すら更新したのである。

 

結果的には、自分が戻り売ろうとしていたゾーンには、ユーロドルのみならずユーロ豪ドルも戻ってきた。

 

ということで、いまさらユーロ豪ドル売り。

 

ただ、こういうだらけた戻りのところでの戻り売りは、自分の中では嫌な感じしかしない。

 

ユーロ豪ドルは前回のECBのときほど、明確に転換シグナルを抜けてはいないものの

 

前回のように、

ユーロ豪ドルの売り浴びせはECBまでのグリード売りで、ここから買い戻しまーす。

 

みたいなオチとなったら、またも自分はユーロ豪ドル売りで焼き豚である。

 

とりあえず、ユーロドル、ユーロ豪ドルとも、打診も含めてかなり低いところから売ってきてしまっているので、それらポジションはちょっとクソポジになるかもしれない…。

 

ポジション

EUR/USD  S  1.10240  110314 1.10439  1.10574  1.10600 1.10634  1.10769

EUR/AUD  S  1.60376  1.60527  160754  1.60891  1.60953  1.61104  1.61163