ユーロドル売り
ドル円は本日、案の定高値をブレイクし107ミドル手前まで。
ただし、ロンドン時間はやや下押しで107.30アンダーまで調整している。
やはりドル買い相場は継続で
そんななかドル売り気味に相場が走ってしまったことからドル買い相場に出遅れているのはユーロドル。
ユーロドルは、1時間200MAをサポートに、いまだ底堅く推移しているが、
この底堅さはテクニカル要因の力のみで
調整自律反発の域は出ない。
本日のロンアニはもう一花、ユーロドルを持ちあげようと、1.1050アッパーまで買い上げようとし
一時は1.1060アンダーまで値が跳ねたが
これが即座に叩かれた。
ということで、1.1050アッパーからまずショート。
これが順調に下値を掘ったため
1.1040割れの1.1037あたりでいったん半分を利食い。
1.1045あたりに戻したところで売り増しをかけて現在に至る。
ドル円は105.80、106.20、106.40、106.70、107.20とサポートを作りながら高値追いを継続しつつあり
到底売りで入ることはできない状況だが
とはいえ、現状のレートからはちょっと買いからは入りずらい。
ドル円は現在の勢いならば、109.30の全戻しまで戻りが進みそうにも見えるが、
このあたりからは、抵抗帯が連続して現れてきており
上への突破は容易ではなくなってくる感じがする。
現在、強めのレジスタンスとして意識されるだろうラインは
107.70あたり
これをクリアしても、次は107.90アッパーに抵抗帯がある。
ここを抜けたあとは、108.10-20にまた抵抗帯があり、次が108.40あたり。
このあたりまでいけば、あく抜け感は強まり、108.70あたりまでは抵抗帯は弱いものしかない、
そして108.70あたりをクリアに抜ければ、109.30の全戻しまで相場は進む可能性が高まる。
ただ、現在、大枠で見た時はドル安相場で
そこまでドル高が進むか、というとやや懐疑的な面があるが
現在のドル円は時間的なリミットに向けて上昇を進めていると考えているので、
それまでそこまでの持続的な上昇が続くようなら、全戻しの目は全然ないとは言えない。
現在のドル円の時間的なリミットとは
まず一番大きいのがFOMC、次いで大きいのが9月という月足の継続、大穴としてはECB理事会などが考えられる。
あとは大衆のムード。
ECBやFOMCでドル高相場がトップアウトするようなら
月を終えずしてドル高相場は終了する可能性は高まるが
これらを無難に通過したとしたら、
少なくとも今月いっぱいはドル高相場は継続するように思う。
以上から、現在、ドル円のショートを狙うのは愚の骨頂で、
こういう相場でドル円売りをイメージする手合いは
もろ大衆で
5月からのドル安相場の残像から逃れられない者たちであろう。
こういう大衆が5月まではドル高の残像に支配され、
ドル買いお花畑相場状態で、ドル円を買いまくり
根こそぎ損切りにされたのであろうと思う。
市場は大衆の逆を行く。
この期に及んでもドル安と多くのものが思えば思うほど、
ドル円は下がることはないように思う。
ただ、これら大衆がやはりドル買いだ、とドル買いに転じ始めた時こそ、実は最も大きな時間的リミットとして、現在のドル買い戻り相場終了の最大のシグナルとはなるように思っている。
ポジション
EUR/USD S 1.1054 1.10538 1.10528 1.10449 1.10448 1.10404