やはり昨夜のISMの結果が、大口どもに再考を促しているのかもしれない。
ドル円相場は昨夜のISMの結果を受けるまでは、たしかにドル高方向で動きそうな雰囲気を出していた。
週明け早朝、105.90からの瞬時の買い戻しで106代へ、
昨日のロンドン、これまた105.90アッパーで底打ち105円代の滞在時間は短く106代へ。
ISMまでは、106を割ると大量の需要が発生し、ドル円の買い持ちがグリードどもに作られていた。
しかし、ISMの結果以降、地合いが変わる。
良くはなくとも、無難な結果と思われていたISMは、市場予想の50に届かず、景気判断の分かれ目となるという50割れ。
これにショックを受けた買い豚のポジションの投げが、ドル円を105.70割れまで沈めた。
それからは105円代と言えども積極的な需要は起きず、受動的な買い戻しで106を抜くのがせいぜい。
それも今朝方にはまた105円代に沈められている。
106割れ水準で買い急ぐ豚はもう見当たらず、いつでも105円代を買っていける状況は、ここからの下落を示唆しているとまでは言わないまでも、
少なくともここが押し目の底である、という根拠を失わせるに足る状況である。
いまドル円を買うとすれば、明確な底打ちのシグナルを待たねばならないような状況で、それがやはり105.80-90界隈で発生するのか、さらに突っ込んでから発生するのかはわからない。
もちろん、底打ちのシグナルなどないままに、下落トレンドを鮮明にしていく可能性も低くはない確率でありうるだろう。
こうした状況を打破する力は東京勢ごときにあるはずもなく、本日の東京時間は気迷い気味に推移しそうに思う。
高値を追ったところでついて行って買うのは危険で、安値を追った時に、追っかけ売りをしてもまずい感じしかしない。
とりあえず、ロンドンNYの参入を待ってから方向性を探りたいと思う。