ドル円いきなり損切り…一寸先は闇 ドル買い取り直し、ドルカナダはもう利食いでスクエア

PMIの結果は悪くなく、

市場がドル買いに傾斜しそうな状況であるにもかかわらず

あんな極端な下ヒゲがユーロドルにでていた(つまりドル売り)のは

このためのドル売りの仕込みだったのか!

 

今夜のISM景況指数は

予想比悪の50を下回る結果に。

 

これは多くの市場参加者にとってサプライズだったのだろう

強烈なドル売りが起こり

ドル円は106を一気に割れ、自分のドルロングポジションは全損の損切りに。

 

その少し前からなぜか大量のドル売りを仕込んでいた豚たち(例えば、上記のユーロドルの強烈な下ヒゲ)にとっては、大幅に利益が伸びる状況で、天才的な先読み状況となった。

 

が、多くの参加者のサプライズ、というのは

裏を返せば、一部の連中にとってはサプライズでもなんでもない

この天才(?)たちは、

あらかじめそれを知っていたのだろう。

 

でなければ、あたかも神のように

その後に起こる結果を先読みし

大量のリスクを背負って、一気にドル売りを仕込めるはずがない。

 

いつもながらの、これは自分の被害妄想だが、今回もきっと、またものインサイダーがあったのだろうと思う。

 

上記、22:45のPMIの結果が堅調な段階で

ドル買いに走ってユーロドルが下押ししたとき

1.0930から下で大量の買いが入って下ヒゲがでいる必然性はかなり弱い。

 

米債利回りはもちろん、株価も下値割れを踏ん張っているような状況で、そこで大量のドル売りを入れる必然性は皆無に等しいからだ。

 

この強烈な買いポジションの増加は

これら連中が、その後のISMの結果を知っていたのだと思う。

 

ドル円だけを見ていると気付かないが

ユーロドルにおいては、たしかにそうした予兆があった。

 

あの局面での突如起こった強烈なドル売りは

自分でもなにが起こっているのかわからず

各ヘッドラインを追ったが、

その時点で、そこまでドルが売られるという理由は見いだせなかった。

 

米債利回りも戻り過程にあり

少なくとも22:45段階では

あれほどのドル売りを仕込む意味はギャンブル以外にはない。

 

底辺層の個人投資家ならともかく

世界で最も優秀な頭脳(ほんと、頭脳を無駄にしている。もっと社会の役に立つ分野に行けばいいのに金の欲に負けた連中)が無駄に集まった大口の投機筋は決してギャンブルなどしない。

 

どう考えてもドル売りではない局面で、あり得ないほどのドル売りポジションを積んでくるのはなぜか。

未来に起こるドル売りの事態の結果を知っていたからである。

それが、その15分後に発表されたISMの50割れではなかったか、と思っている。

 

ユーロドルに対する強烈なドル売り(ユーロ買い)の違和感と、ISMの結果を見た時に自分は

やられた! と思ったが、時すでに遅し。

 

普段ならこの手のインサイダーはドル円にも派生するが

ドル円がそうしたドル売りの気配を見せていなかったことで油断していた。

 

いや実はドル円も、かすかな兆しがあった。

それは106.30にタッチした時に急に現れた売りと、その時に示現した短期足ベースの上ヒゲ陰線である。

この点で言えば、ユーロドルほどではないにせよ、ドル円にもかすかな兆しはあったのである。

 

結果としては、ISMの結果を受けて

市場の失望が急速に増幅し

米債利回りも垂直落下。

 

ドル円は、106円割れへと一気に突き進んでしまった、というのが、その実情であろうと思う。

 

ただ、ドル円は一時、105.74あたりまで下押ししたものの

結局、105.80アッパーはキープしている。

 

自分がドル円の押し安値の最下限とみているところが

105.80あたりで

ここをキープしているということは

やはり、個人的にドル買いの目線を堅持しておきたい状況は変わらない。

 

なぜ、ここまでドル買いに執着しているかというと

今月の大口どものポートフォリオがドル買いであると自分は予測しているからである。

 

その最大の根拠は

月末に突如起こった、ユーロドルの底割れである。

 

これはアナライザーたちには、大量のユーロ売りと言われているが、

自分は、これはドル買いを意図したものだと考えており、

それが、大口どもが今月はドルを買いたがっていると考える、自分の推論の根拠となっている。

 

米中問題に解決の兆しも見えず

FRBの追加利下げも騒がれるなかで

何を根拠にドルを買いたいと考えたのかはわからないが、

 

きっと、今夜のISMの結果同様

まだ一般レベルでは知りえない情報を

この手のグリードどもはすでにつかんでおり

それを根拠にドル買いを進めようとしているように思える。

 

本日こそISMの結果悪から

短期投機豚のドル売りにさらされてはいるが、

 

この程度の売りで、ドル買いを決め打ちしているグリードどもがポジションを投げることはないだろう。

 

むしろ、少しはそのドル売りにつきあって

ドルの買い豚を振り落とすようなことをしているかもしれない。

 

市場のトレンドは大口どもが決めており

こいつらが売り買いしなければ

たとえファンダメンタルズ的にあきらかなドル売りであったとしても、ドルは売られない。

 

もしも今月が先月に引き続きドル売り相場となるならば

ISMの50割れという景況感の悪化は

市場に強烈なドル売り圧力を与え

 

現時点のドル円は、105.80どころか

105円を保つことすら危ういくらいに売られまくっていてもおかしくはない。

 

少し前には、ドル円は104円ミドルも割れようとしていたのである。

105.80-90から見れば、下値余地は十分にあり

もっとがんがん売っていってもよさそうなものである。

 

それが105.80より上をドル円がいまだ保っているということが、ドル円が今後上昇していく可能性を示唆しているように思える。

 

とはいうものの、結局、ロンドン時間のドル円の戻りは、

経済指標というタイミングにせよ

あっさり振り出しに戻された。

 

ただ、市場のそれまでの流れをいったん台無しにしておきながら

結局はその方向に進む

というのも、NY勢がよくやる手口である。

 

こういう振り落としてをした方が

自分たちの進みたい方向にザコどもがついてこれなくなってくるため、

こうした振り落としはもっぱらNY時間になると行われる。

 

日通し安値を一気に更新しながら、そこから日通し高値を大幅に更新する、といったような

 

NY時間だけで、その日の高安を両方作ってくる、といったような、えげつないやり口である。

 

ということで、ここからが本当の9月ドル高相場の起点なのではないか、と考えたい。

 

ここで、さきのISMの状況に時を巻き戻す。

 

106.10からロングしていたドル円は106あたりに損切を置いていたので、

指標発表の結果を受けて、106あたりでポジション全損になったが、

損切りを置いていなければ、そこからさらに30PIPSは下に追いやられたかと思うと、ぞっとする。

 

ドル円はぞっとするですんだが、

悲惨なのはユーロドルで

ユーロドルのショートは損切を深めにおいていたため

えらい含み損にさらされた。

 

しかも、このドル売り相場に調子にのった買い豚が、直近高値、1.0976を試しに来られ

持ち値の良かった1.0993のユーロドルショートが、このあたりに逆指値を下げていたため、そこに見事に当てられて消滅した。

 

それなのに、ユーロドルはいつの間にかショートポジションを増やしており

一部損切が遅れたショートは含み損がある状況で取り残されてしまっているのが現状である。

 

しかし、結局、ユーロドルは、1.0975アッパーの戻り高値を突いたのちは

それを戻りめどとしてターンしているのだから

こいつら…ほんとはらわたが煮えくり返る思いである。

 

ユーロドルは、1.0930割れのところから

1.0980アンダーまでと、およそ40PIPSも戻してしまったが、

これ以上戻すかと言われれば、

このあたりが戻りのピークではないかと思う。

 

ユーロドルのISMの結果を受けての上昇は

この結果を知るもののインサイダードルショートと

結果を知ってからドルを投げ売った豚のポジションが合わさり、急激な上昇をしたのだとみているが、

 

ポジションを投げた連中はともかく

インサイダーで情報を先取りし、ユーロドルを仕込んでいた連中からすれば

このイベントでのユーロドルの上昇が狙いであり

ここがこのクズどもの利食い場であるあずで

これ以上、ユーロドルロングをホールドし続ける意味は弱い。

 

これでユーロドルがまた下に戻っていったら

ユーロ圏のファンダメンタルズ的意味からは、いま買いの根拠など皆無に等しいユーロドルを

無理やり買っていた意味も台無しとなる。

 

いまユーロドルが買われているのは

この戻り過程で、ユーロドルが底打ちしたと考えて押し目買いをしてくる情報も何もしらないニュートラルな買い豚たちだけであろう。

 

ただ、このある意味でフェアな勝負をしている買い豚は

インチキ連中によるほくほくの利食いに押され

結局、下に沈められていくように思う。

 

為替市場は、本当に一寸先は闇であるとともに

狂った汚い世界である。

 

結局、NY市場で最も平和だったのはドルカナダで

1.3380まで売りあがったショートは

結局、1.3330アッパーまで下落した。

 

本来はこのままホールドしたいところだが

ドル円のロングとユーロドルのショートを大量に持っていることと、

ISMでの損失を埋める理由で、利食いしてスクエアとした。

 

USD/CAD  S  133806 → 1.3335

 

50PIPS近くは取れたので、本日のドルカナダはもうこれでいいとする。

 

ドルカナダのショートをやめた理由は

利益の確保だけでなく

これまでレジスタンスと思っていた、1.3330が

現在サポートのような状況になってしまっていて

明日のカナダの政策金利発表のリスクも考えると

これが取り切った値幅かという思いもある。

 

本当は、サポレジ転換で、1.3330アンダーを背にロング、とうのが、デイトレとしてはセオリーであるとも思うが、

自分は、ドルカナダはショートしかするつもりはないので

絶好のスウィートスポットと思いつつも

ドルカナダのロングは見送ることにする。

 

明日のカナダの政策金利発表でドルカナダがピークアウトして下落しなKれば、もう今年はドルカナダを触れることすらできなくなるかもしれない。

 

ポジション

USD/JPY  L 105.763  105.791  105.861  105.867  105.915

EUR/USD  S 1.09782  1.09727  1.09683  1.09664  1.095245  1.09466  1.09409