またユーロドルでひどい目にあわされるのか…

USD/CAD S  1.33426 → 1.3113 利食い

ユーロドルのショートポジションをナンピンしていったことからポジションが積み上がりすぎてしまったため

ドルカナダのショートを利食いした。

 

まあ、ドルカナダについては、地合い的に利食いせざる得ない状況ではあった。

 

NY市場は、結局、ドル安気味に推移しており

 

で、ドル安からのドルカナダは利食いとはいっても、

 

ドルカナダのこういう状況での下落は上手くない。

 

ドルカナダは本来なら、リスクオン気味でドル円が上昇するところで逆相関の下落がよく。

 

ドル円下落と相関での下落は、

ドル独歩安での下落であり、

こういうドルだのみの下落はいつでも反騰のリスクがあるのである。

 

だからドルカナダは利食いでスクエアとしたわけだが、

 

ユーロドルのみは、まったく利食いするチャンスがない。

 

23時半ごろに、1.1100越えをさせまいとする売りにより、いったん下押しするも

そこが1.1080アンダーでサポートされたのちは

延々じり上げを繰り返し、

この上昇モメンタムは2時半過ぎには短期足強めの仕掛け陽線が現れ、ついには、1.1100越えを果たされた。

 

そこから、結局、1.1106まで戻し

またも週足ネックラインをまったく尊重しない状況で、もはや、ユーロドルの1.1100のラインなど、レジスタンスにもサポートにもならなくなってしまった。

 

NY序盤の1.1070割れの日通し安値更新の押しは

案の定、本当は上に買っていく気のくせに

真逆で売っていくという

投機どもの振り落としであったということである。

 

NYでいつもある、この手の仕掛けにだけは引っかからないつもりだったのに、またもひっかかってしまった。

 

このユーロドルロングを振り落としてでも、無理やり安値を更新させる手口は、

コストはかかりはするものの、そこから踏みあげるときの燃料をため込むことができる意味で

仕掛け豚にしてはかっこうの仕掛けのチャンスとはなる。

 

まず、強引な売りによって、買い豚の損切りが打てるため

若干は売値より下までレートが落とせる。

 

ここで、仕掛け売りのコスト回収もできることが多い。

 

しかし、これは本来の目的ではない。

狙いは即座の買いへの転換である。

 

この切り返しのさなかに、序盤に浅めの損切りで底値買いしようとするスケベな買い豚ども(自分も含む)を振り落とせるのみならず、ここからアホな追随の売り豚どもも招き寄せることができる。

 

アホな売り豚の筆頭は、

まず日通し安値を無理やり更新させられたことで

安値更新からの突っ込み売りしてくる豚である。

 

次のアホは、

安値更新から売り目線となった売り豚が

戻り過程においても、買いをたくらんでいる仕掛けた投機どもともがすでに買いを仕掛けはじめているのに

それとは真逆で、むしろ戻り売りを仕掛ける。

これまたこのパターンでは自分もそのアホの一人となったが、

こうした自分のようなアホたちが、安値更新からの戻り過程で、買いをするどころか、むしろ戻り売りのつもりで売りを積むのである。

 

結果、当初、安値更新を仕掛けたグリードどもが買いを狙っていくときに

余計な提灯ができるだけ少ない状況で買って行ける。

その過程で、売ってきた豚たちを損切りさせることによって

買えば買うほどレートが上に伸びていくわけである。

 

この愚かな戻り売りの豚どもが、この買い仕掛をしている奴らにとっての上げの燃料である。

 

仕掛けのグリードにとっては

買い仕掛けの最中には、できるだけ多くの人間が

買いにつきあってはほしくない。

 

なぜなら、買いの豚が増えすぎると

逆に、レートが上に上がりにくくなるからである。

 

レートを上げるためには

買い仕掛けをしたグリードの買いレート以上のレートで

どこかのアホが買ってくれる必要があるが

戻り過程の最も高いところからさらに買ってくる新規の買い豚などほとんどいない。

新規の買い豚は、上昇過程においてもできるだけ安いところで買いたいはずで

こういう新規の買い豚は、レートが少しでも押したところで買ってくる。

 

だから値段の戻り過程において、新規の買い豚はレートが落ちるたびに買ってくることになり

だから、戻り過程においては、レートが少しでも落ちると、すぐに上に跳ねる。

これが新規の買い豚の痕跡である。

 

ただ、こういう新規の買い豚のみなら高値は更新できない。

 

戻り過程の高音更新のたびにその時点でのど高めで買っていくアホがいないからである。

 

しかし、レートは戻り過程において、高値を更新し続ける。

 

では、なぜ戻りのど高めのさらに上にレートが上がるのか。

そのど高めから買ってくる奴がいるからである。

 

それはつまりショートの損切りである。

 

売りで捕まった豚たちは、高値を更新されるたびに

望まぬ損切りを強いられ、

結果として、レートは戻り高値からさらに高いところに上がってしまう。

 

そうした損切を強いる売り豚をたくさん作るためにも

強引な安値更新という仕掛けは効果的なのである。

 

自分は本日のNY市場において、

こうしたいつも仕掛けられる無理やりな安値更新や高値更新に騙されて、進む方向の逆側を掴まないようにしようと注意していた。

 

しかし本日もまんまとひっかかってしまったので、どうしようもない。

 

結果的に、本日もユーロドルでは序盤の買いは損切で即座に殺され、

しかし戻り売りは、延々と持ち上げられる状況となっている。

 

本来は、この仕掛けに引っ掛かった段階でできるだけ早くに損切りすべきところだが戻り過程にさなかには

最近、なめられまくってはいるものの

週足のネックライン、1.1105あたりが控えている。

 

 

このラインは最近、買い豚に好き勝手にスイスイ上を越されてはいるものの、

結局は、上のゾーンでの定着は売り豚は許すことをせず

最後は、常に1.1100割れのゾーンにユーロドルは引き戻されている。

 

本日のユーロドルは戻りを試されまくって入るものの

1.1100越えで定着をするためには

もっとあからさまなドル売り状況、もしくはユーロ買い状況が必要であろうと思う。

 

まず、ドル売り状況という意味では

ひところ、105円割れすら試していたドル円

いま106円代に定着しており

106.20より下が硬い段階で

ドル高相場の回帰は言い過ぎにせよ

少なくともドル安相場とは言い切れない。

 

そしてユーロについては

追加緩和をECBが示唆している段階で

到底買いと考えられるような状況ではない。

 

それらを考えると

ユーロドルが、報道相場で戻しているとはいっても

1.1100を明確に超えて、戻りを試しまくる、

という状況にはなるように思えず

本日の上昇は、あだ花のような戻り過程ではないかと思っている。

 

実際、本日、1.1080アンダーから買いを計ったときも

自分の利食い目標は、1.1100手前で

それ以上、ひっぱるつもりはなかった。

 

とはいえ、1.1070あたりから売りを持っているというのは

十分にババを引かされているのには変わりなく

売るとしても、もっと高いところから売っていかねばならないという点では、

本日のユーロドルのトレードはやはり落第点の最悪である。

 

もちろん、ナンピンを繰り返しているため

最も高いところからの売りは、1.1100越えのところで売りを積んではいるが、

ナンピンで平均レートを上げている段階で、リスキーかつ下手くそなトレードである。

 

これが、1.1100を明確に上抜けして上にぶっ飛べば

ナンピンした分だけ損失が増してしまうのである。

 

ポジション

USD/JPY  L 106.230  

EUR/USD  S 1.10745  1.10834  1.10919  110954  1.11034 1.11061