むちゃな上流れにつきあい、底な売りをかます間抜け
ゴトー日だかなんだかしらないが
108.25アンダーまでドル円を買い上げた東京勢は、どういう連中なのだろうか。
実需の買い玉とかなら、業務上仕方ないのかもしれないが、
どう考えても無茶な買いである。
短期足ベースでも、いったん上昇トレンドが収束した中で、
まあ押し目買いという足場としては考えれれなくもない108.15は、まあサポートはサポートだが
こんなところから、NY様の高値近辺まで買うというのは、
実需で致し方のない玉ならともかく
投機で玉を入れるのは、無謀かつNY様への妄信以外のなにものでもない、愚かの極みである。
こういうところでの買いなど、値ごろ感の買い以外、まったく必然性のない場所で
こんなところから買って勝てるというなら
もうレートなど見る必要がなく
NY様が買って引けてくれば買い
東京市場が開いた瞬間に、目をつぶって、NY様の方向(ロング or ショート)をクリックすればよい。
まあドル円は、いま108アンダーから108.20アッパーのレンジ内にあるため
必ずしも108.10アッパーでの買いが間違っているとは自分も思わないが
本頁での問題としたいのはユーロドルである。
東京市場序盤で、もっとも狂っている思えたポジションは
東京市場オープンの瞬間の、ユーロドルのショートの投げで
すでにロンアニ他が、1.1030アンダーから否定してきた安値から10pipsも距離がないにもかかわらず、
ポジションを下方向に投げることの勝算が、どこにあるのか、
ユーロドルを売っていった連中に聞いてみたい。
この連中には、リスクリワードはどのように設計されているのだろうか。
あのテクニカルを無視した投げは、なにか、ユーロドルを一気に投げなければならないリーク情報でも握っているようにも思えるが、それがなにかはさっぱりわからない。
よもや、ロンアニすらリジェクトしてきた1.1030アンダーを、東京勢の力で東京時間に下に更新できるわけはない。
下値に張り付き膠着したユーロドルを東京時間に売るということは、
1.1140-30割れあたりのど安めから突っ込んで売ってしまった、欲にまみれたグリードどもが踏みあげられかねない逃げ遅れた状況で、逃げ場を作ってやっているだけである。
まあドル円を買いたい、ドル買いに派生して
計らずしてドル買いの圧力でのユーロドル売り、となった面もあるのかもしれないが、
実際、このわけのわからない東京勢の突っ込み売りは、10時過ぎには、吹っ飛ばされてレートが上に跳ねている。
しかし、ここから上ヒゲが即座に出ているということは、1.1140から上で売りの指値があったということだが、
これもかなり意味不明である。
突っ込み売りとなる現ゾーンで、1.1140アッパーというかなりの近めに指値の売りを置くこと事態が自分にとっては、意味不明で
1.1140アッパーからの上ヒゲから、再度、ユーロドルは日通し安値を更新したとはいえ、
さすがにちょっと無茶があるように思える。
まあ、これもドル円が108.20アラウンドで保っているドル買いの派生でユーロドルにおいてのドル買いが起こり、逆相関でユーロドルが下押しされた結果なのかもしれないが、さすがにこの逆相関に恐怖はまったく感じない。
いや、むしろ、このゾーンでユーロドルを売ろうとする東京勢の狂信的なドル買い目線には別の意味で恐怖を感じる。
たとえるならば、50万円するブランドバッグが、なにかの間違いで1万円という市場価格が出て、それが値下がりしているからといって、
そのバッグの所有者が、パニックになって、その日に5千円で売ってしまう、みたいな感じである。
おかげで、ユーロドルをこちらは買い増しできた。
NY様の仕掛けたドル買いの魔力は
日本株の上昇も相まって
ドル円の買いはともかくとして
それに派生するユーロドルにおけるドル買い、つまりユーロドルの下落を促す結果となり、
相当に無茶なレートからでの、ユーロドルのさらなる売りという相場の歪みをもたらした。
1.3140より下では二度と買い場は来ないと思っていたので、東京市場を眺めていてよかった感じである。
東京時間はやはりNY時間の影響を色濃く受けすぎていて、
俯瞰した相場観でみたらありえないところで、突っ込んで売ったり、突っ込んで買ったりしてくれる。
こういう間抜けなトレードをしてしまうところが、東京勢がまだまだNY様の追随をしさえすれば勝てるという幻想を抱く養分キャラを脱し切れていないところである。
NY様の追随しさえすれば勝てる、というのは、まさに幻想で、追随することでいつも養分になっている、ということをそろそろ学ぶべきである。
最近の東京勢は総体としてかなりクレバーになっている印象を持っているが
そんな東京勢のなかにも、NY様の追随をやめないバカ(?)が、まだまだ一部残存しているようである。